07-12-2003 / Sunday [長年日記]
_ のんびり休日。
_ ねこがいなくなったときの寂しい気持ちは、なんともいえない。どこかでまた勝手をやっているのだろうと思うものの、ひょっとしたら寂しく死んでしまっているかもしれないと思うとたまらない。動物を飼うといなくなったあとがつらい。執着しすぎるのはよくないとわかっているので、できるだけ自分の中にだけとどめておこうと思うのだが、ふとねこ記事を読むと一挙に思い出が沸き上がってきて、『ノラや』など尋常には読めない。『タマや』（金井美恵子）は読める。
しかし私は自分のキョウダイに対してはひじょうに冷酷な人間で、ヤツがチビのときは、もうひじょうに意地悪をしていました。一番最初にいじめたのは、ヤツが３歳になったときで、「モウ赤ちゃんじゃない！」と主張するのに対して、「あんたはまだ赤ちゃん！」といって、ミツバチ病院の助手に就任させたことだと思う。夏場、夏ばてで落下したミツバチがたくさんいるところに住んでいたので、そのミツバチを日陰に運ぶ係である。当然、刺されることもあるわけで。私は刺されるのがいやだったわけです。
動物に優しく、人間に冷酷だと、これでは意味がないような気もしたり、しなかったり。
弟が読んだら、すぐわかるだろうな（笑）。
_ ねこのことを書いたら雪見さんがとてもやさしいお心遣いをしてくださって、とてもうれしかったです。というわけでちょっと書いておくと、ねこのことは何処のサイトさんだったかは完全に消失しているのですが、とにかく全然知らないかたの日記を読んだのと、ブリランさんのところの掲示板でいなくなったねこのことが書かれているのを読んでちょっとシンクロしたのでした。そして、動物のことはムラサキさんのところを読んでふと思い出したのでした（ミツバチは昆虫なのですけども）。弟夫妻も年末に帰ってくるらしく、私は今度は小姑としての活躍が期待されているものでして。。。
_ あ、それで、ミツバチ病院での私の役割は、もちろん極悪非道な看護婦長でした。
いやもう、そそっかしくてすみません(^ ^;←林家三平風に
たくさんの人がネット上でいろんなことを別々に書いてるけど、きっと偶然に
似たことを感じたり考えたりしていることがあるのかも。
そういうのが小さい波みたいに伝わっていくことがあるのかも。
「ノラや」も大変ですが、犬だけど「ハラスのいた日々」はもうもう、
すごく大変です。「タマや」は大丈夫ですね。
いえいえ、私のほうこそ。でもやっぱりねこ好きのひとって、よそ様のねこのことでもとてもヒトゴトには思えないのですよね。。。
でも「ハラスのいた日々」が危険なほんだということはよく知っています！
私はドラマでしかみていないのですが、あれは危険です。
武田百合子の「富士日記」で飼っていた犬が死ぬ場面があるのですが、もうその部分もひじょうに危険です。
あと「ボートの三人男」の「犬は勘定に入れません」というのもちょっと酷ですが、あればおもしろいので許されますね！
おおお、「ボートの三人男」も読んでいるとは！
寝袋さんも、すみにおけませんな。
（でもそこの個所は全然記憶にないですが。）
「ハラスのいた日々」は確実にバケツ１杯ですね。
わたしの場合、映画でそれに匹敵するのは「ニューシネマパラダイス」かな。
こちらは動物は出てないですが。
をを、キスシーン！
泣くといえば、「初恋のきた道」は、映画館中の老若男女が鼻をかんでいましたね、みんな照れくさそうに。
「犬は勘定にいれません」というのは、原題からで、Three Men in a Boat:to say nothing of the Dog!
という副題なんだそうです。かわいそうに（笑）。
こんにちは。やはり動物に対する気持ちと人間に対する気持ちは違うもんなんでしょうかね。わたしも動物を飼えばちったぁ優しい人間になるかもしれないと思っていた（嘘）のですが。それにしてもミツバチ病院とは素敵ですね。わたしは弟に触るとかぶれるような花の汁をとってこさせて、薬屋さんごっこをしてました。
はじめまして、ムラサキさん。勝手にリンクしてしまいまして、失礼いたしました。
いや動物を飼っても優しくなるとかいうことは、あんまり関係ないのではないかなと、元飼育班員としては思っていますよ（班長もしていました）。
動物好きの人でも距離感を誤ってしまうと、クジラはかわいそうだというのにハンバーガーは食べますもの（微妙にずれていますが）。
誰に対してやさしいのかという方向性も考慮されるべきなのかな、なんて思ったりもします。
そうですよね、わたしもそう思います＜方向性。
と言うよりも、そもそもわたしの感覚では、愛情のない相手に対しては優しくあれないみたいです。そうでなければ冷血漢なんで。はははっ。あ、リンクは貼るも剥がすもお好きにどうぞ。
話は戻りますが、もしかして皆さま、姉ひとり、弟ひとり、なのでしょうか。
私はそうです。「ミツバチ病院」読んで、封印されていた諸々の記憶が甦ってきました…
ここのサイト名かえましょうか（笑）。
「げんちゃん」とかに。どうやら、姉一人、弟一人、しかも暗い過去があり…な人びとが多そうですものねえ。。。
というか、「おとうと」を読むのはみんなやはり贖罪からなのか（苦）。いや、弟に対する深い（そして複雑な）愛情からですよね、ね！（同意を求める私…）。
ブリランさんの過去の悪行はなんだったんでしょうか。。（笑）