_ 前期セメスターだけピンチヒッターをしてくれと頼まれ、やはり断り切れず、2カ所にだけ非常勤に行っている。どこも信じられないくらいに遠い大学。合計3コマ。例年、一クラス300人だったので、どこに向かって話せばよいのか、さっぱりわからなかった。自分自身、こんな大講義を受けたことがなかったというのもある。ところが、今年は、余程、裏シラバスなどで悪評をかっさらったらしく、行ってみると、各クラスが60人くらいに落ち着いている。昨日、初めて行った大学にいたっては、教務は「例年300人が登録します」と断言していたにもかかわらず、なんとこちらも60人くらいだった。こちらは評判云々よりも、朝一の講義でしかも大雨だったからだろうとは、初回コメント用紙に学生が端書きしてくれていたこと。なんて親切な学生さんなのだ。専門科目ということもあって、やるきのありそうな、目のきらきらとした学生さんがたくさんいる。人の話もしっかり聞いているようで、講義のあと、「先生はさっき○×ということばを使っていましたが、それは現代思想の中ではもうあまりメイジャーな言葉ではないのではないのでしょうか」とか「○×ということばを3回ほどおっしゃっていましたが、それはより具体的にはどういうことなのですか」などと聞きに来る人もいた。コメントカードを読むと、そういう人たちは、明確な目的があるようで、いろいろと希望をしっかりと書いている。来週になってみれば、前代未聞の数にふくれあがっている可能性もなきにしもあらずかもしれないが。今年度のわたしの方針は「楽しい現代思想」、ことしのキーワードは「至高の教養」である。無駄かつ奥の深い話をたくさんしようと思う。週の残り半分は、アルバイト。日曜日は読書。自由かつ忙しげに見えるのに退屈を覚え、ほかに何かしたいなと思って、ピアノ三昧に時間を過ごしたりしている。でも4時半に起きるとさすがにしんどい。
帰り、あまりに疲れ果てたので、はやばやとサンシャイン・カフェで昼ご飯。アボガドクリームと5種類の野菜のグラタン。あまりのおいしさに、ぜひ家でも作ってみたいと思った。
①友だちの携帯番号を登録している最中に、電話がかかってきたが、どうすれば電話に出られるかわからず、慌てる。結果、電話を切る始末。
②携帯メールを打つ練習をしていたら、友だちが、「押方がおかしい。普通は、片手で持って、親指で操作するのだ」という。わたしは右手で構えて、左手の人差し指で上から垂直に押さえていた。それはへんだといわれる。キーボードの一本指操作に似ているらしい。