_ これだけ長く生きていると、毎日が誰かの誕生日だったり、命日だったりするわけで、今日は中学2年生のころに好きだった同級生の誕生日だったりする。そういうことはいつまでも覚えているし、何の役にも立たない記憶としてどんどん増殖し続ける。記憶をどこかに埋葬する場所が欲しい。記憶の切り分けというのはできないのだろうか。覚えていたいことと、そうでないことを、もっと意識的に切り分けるにはどうすればよいのだろうか。
先週一週間の怒濤のような忙しさをなににたとえればよいだろうか。とにかくほとんど連日人に会い、息つく間もなかった。作り置きのカレーは腐っているみたいな味がしているけど、捨てる暇もないので、とにかくがーっと火を通して、せっせと食べ続けている。もっと新鮮でおいしいものが食べたい、食生活に気を遣わなければまた病気になる、とか真剣に思うわけなのだが、もう手が回らない。なんでこんな生活を、ここに来てまでしているんだと、悩む。