_ 以前にも書いたことがあったような気がするが、「チューズ・ミー」という映画が好き。これは高校だか大学の頃だか忘れたけど、なにしろ風邪で学校を休んだ日の午後、KBSとかサンテレビとかUHF局のお昼の映画劇場みたいなので放送されていたものを観た。キース・キャラダインが出ている映画。70年代風というか80年代風というのか、そういう耳について離れないちょっとソウルな感じの女声コーラスのテーマ曲があって、映画というよりもほとんどドラマみたいな映画だった。とくにすばらしい映画ということではまったくない。普通の、ごく普通のB級映画。多分、アマゾンなんかでは間違っても売られていないと思う。
数日前にデビッド・キャラダインが亡くなったという新聞記事を読んだ。キース・キャラダインの縁者だと思っていたけど実兄とのこと。で、映画のことも思い出した次第。
どうでもよい映画とかどうでもよいCDとかに、時々、とんでもない傑作シーンがあったり傑作ナンバーがあったりする。そこだけ観たいがために、その曲を聴きたいがために、大枚はたいて散財することがあった。最近、さすがに大人になったけど、ときどきふと箍がゆるんでしまう。