_ ある日。衛星放送で、「ラブソングができるまで」を観る。昔、機内のオンデマンド放送でオープニングだけ観て、実はあとはついつい眠ってしまい、見逃していたのだった。わたしはヒュー・グラントが好きなのです。いろいろたいへんなことはたくさんあるんだけど、まああまり気にしないで、楽しく我が道を行きましょう、というような役柄が多い。と書くと、偏屈な役所が多いように思われるかもしれないが、そうではなく、明るくひょうひょうと適度に色気も出してというか、色気がありすぎる役が多いともいえる。「ラブ・アクチュアリー」と「アバウト・ア・ボーイ」とかもいいし、コスチューム劇ものも好きだ。
久々にじっくりとヒュー・グラントの顔をみれば、歳月は男前の俳優の顔にも影を落としていた。ロバート・レッドフォードほどには激しい変化ではないけれど、ああ、年月よ!という気分になる。ドリュー・バリモアはかわいかった。最初の方で来ていたローウェイストのワンピースがとてもかわいくて、彼女の雰囲気に似合っていたし、あんな服が着たいなあと思った。あの生地、遠目にはプリントのバティックのようにも見えたのだけど、一体、どこのテキスタイルだろうか。少し和風でもありアジアな感じの布にも見えた。ツボにはまったお洋服でした。デザインといい、テキスタイルといい、あれ欲しいなあ〜。カルガモさんが途中で泣き出したりしたものだから、映画は途切れ途切れにしか観られなかったので、またレンタルでもしてゆっくり鑑賞したいものです。
_ カルガモさんのお食い初めのときに、小さな鯛を焼いたのだが、そのおいしさにはまってしまい、このところ三日おきに鯛を食べております。小さい鯛なので、すぐに焼けるし、しっかりと塩をして、若干、強火で最初はからっと焼き、ひっくり返してからは遠火でじわじわと焼いています。身をほぐしてごはんにかけて食べたり、お茶漬け風にしたりして。ネコマタギ力を発揮して、きれいに食べたら、ああ今日も生きた、食った、がんばった、という気分になって幸せな眠りにつくのであった。