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lost luggages ねぶくろ 書簡
--sleeping bag・g-ism/ist--

28-04-2003 / Monday

_ 国立の機関て……<中略>……がないっちゅうのは、やっぱりおかしいがな。


28-04-2004 / Wednesday

_ 『荊の城』読了。やや、やはり、ディッケンズを再読せねばー。

この人、やはりすごいストーリーテラーだ。翻訳もうまい。で、合間を縫って、書類書き書き。ひとつのことに集中した方がいいときと、合間を縫っていくつかの作業を同時並行的にした方が効率のよいときとがある。…というのは、その間に本を読んでしまったことの言い訳なのであるが。

_ 寒さの余り、もう仕舞っていた襟巻きを巻いてきた。もう桜の季節が終わってしまったことなど、夢のようだ。

_ 日付変更線を越えた時刻に日記を書くので、時差が生じています。これは昨日(4/27)のこと。

朝っぱらから暴風雨のため、午後から出勤。留学生とちょっとおしゃべり。最近よく会う後輩とちょっとおしゃべり。先生と相談。しかし、30日締め切りの書類、まだ全然準備していない。だいじょぶかな。

帰りに星占いを見るために寄った本屋で、ついつい文庫本買ってしまう。一冊はカレル・チャペックの『ダーシェンカ』。プラハを思い出しながら、ちょっと立ち読み。で、結局購入。もう二冊はサラ・ウォーターズの新刊、『荊の城』。帰りの電車で読み耽る。

フォックステイルテリヤ(ダーシェンカ)は、実は私が飼っている犬と同じ種類である。ぬいぐるみみたいにかわいい…そう、私の犬はぬいぐるみである。

帰り道、ねこがもっともらしい顔つきで電信柱の影で座っていたので、声をかけてみたら、いかにもじゃまくさそうに、「にゃあ」と返事をされた。ねこはそういうところが、なんとも小憎らしく、よい。


28-04-2010 / Wednesday

_ ある日。衛星放送で、「ラブソングができるまで」を観る。昔、機内のオンデマンド放送でオープニングだけ観て、実はあとはついつい眠ってしまい、見逃していたのだった。わたしはヒュー・グラントが好きなのです。いろいろたいへんなことはたくさんあるんだけど、まああまり気にしないで、楽しく我が道を行きましょう、というような役柄が多い。と書くと、偏屈な役所が多いように思われるかもしれないが、そうではなく、明るくひょうひょうと適度に色気も出してというか、色気がありすぎる役が多いともいえる。「ラブ・アクチュアリー」と「アバウト・ア・ボーイ」とかもいいし、コスチューム劇ものも好きだ。

久々にじっくりとヒュー・グラントの顔をみれば、歳月は男前の俳優の顔にも影を落としていた。ロバート・レッドフォードほどには激しい変化ではないけれど、ああ、年月よ!という気分になる。ドリュー・バリモアはかわいかった。最初の方で来ていたローウェイストのワンピースがとてもかわいくて、彼女の雰囲気に似合っていたし、あんな服が着たいなあと思った。あの生地、遠目にはプリントのバティックのようにも見えたのだけど、一体、どこのテキスタイルだろうか。少し和風でもありアジアな感じの布にも見えた。ツボにはまったお洋服でした。デザインといい、テキスタイルといい、あれ欲しいなあ〜。カルガモさんが途中で泣き出したりしたものだから、映画は途切れ途切れにしか観られなかったので、またレンタルでもしてゆっくり鑑賞したいものです。

_ カルガモさんのお食い初めのときに、小さな鯛を焼いたのだが、そのおいしさにはまってしまい、このところ三日おきに鯛を食べております。小さい鯛なので、すぐに焼けるし、しっかりと塩をして、若干、強火で最初はからっと焼き、ひっくり返してからは遠火でじわじわと焼いています。身をほぐしてごはんにかけて食べたり、お茶漬け風にしたりして。ネコマタギ力を発揮して、きれいに食べたら、ああ今日も生きた、食った、がんばった、という気分になって幸せな眠りにつくのであった。


28-04-2011 / Thursday

_ 復興とか復旧とか、今までとはまったく違う発想で、取りかかる必要があるんじゃないかなとずっと思っている。たとえば昔のソ連のソフホーズとかコルホーズみたいなかたちを援用したような、新しい農業や漁業の基盤を整備するとか。個人の生活の再建と、生業基盤の復興は、分けて考える方が、被災者の負担は少ない。次の地震津波が来るのが何年後になるかはわからないけれど、災害に強い復興プランというものがもしあるのだとしたら、個人の被災の規模を少なくすると言うことだけなのではないかと思う。「想定外」を考え出したら、きりがない。そのことはもうわかっているし、それが免罪符にならないことを考えるのも、大事なのではないか。生業活動と生活の場をゾーンで分けるのは、前回の地震津波の時にも、一部の集落ではおこなわれていたことで、それ自体はむしろ伝統的な考え方だ。でも有効なことはわかっている。この取り組みをひとつの地域が単体で実践するのではなくて、より広い地域で実践されたらいいのになと思う。個人個人が災害から立ち直る、被災を乗り越えるというのは、もちろん大事なことだと思う。しかし、一人で乗り越えるには今回は被災の規模が大きすぎる。新聞によれば、すでに自殺者も出てきてしまっているのである。今さら政権を批判してもはじまらないのだから、みんなが考えを出し合っていけるようになればよいのだけど。

仮設住宅も、そんなに急いで作らないほうがいいんじゃないかなとも思っている。ほんとはもっと早い段階で、使われなくなった学校や施設を改装して、「仮設住宅」とすればよかったとも思っている。ホテルや民宿なんかを政府が向こう1〜2年借り上げるくらいの機転があってもよかったんじゃないかなとも思った。すでに2ヶ月目を迎えようとしている時点で、一体、何がどうなったのか。被災地の外にいて、たくさん情報を持っているはずの人でも、実はあまりよくわからなかったりする。


28-04-2013 / Sunday

_ 用事があって、開架閲覧室を通り抜けることがあると、かならずその度に、学生さんたちに呼び止められる。三回に二回は呼び止められるので、わりと頻繁だと言っても大げさではないだろう。485.1の本はどこにありますか…、では一緒に行きましょう、で、書名は…、あ、書名はわかりません…ということもよくあるし、「たぶんかしゃかい」の本はどこにありますかというのもあった。岩波文庫と岩波新書を間違えていたこともあったし、ちくまぶんことちくましんしょはちがうんですか?という質問もあった。図書館は何時までやっていますか、落とし物をしたので一緒にさがしてください、というのもあった。おもしろいなあと思って、開架閲覧室を通り抜けるのが楽しみになっている。同時に貸し出しできるのは、わたしの身分では二冊だけとはいえ、十分にその贅沢を味わっている。この大学図書館では閲覧室での飲食が許可されていて、いまだにどきっとすることが多い。パソコンも貸し出しているし、話題の小説や本などを集めているコーナーもある。隔世の感がある。ずっと本だけに囲まれて仕事をするというの至福を味わっていたいところだ。


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