_ 先日、子どもと一緒に大きなショッピングモールへ行ったとき、おもちゃ売り場で、ロディという室内用のゴム(なのかな?)の木馬がバーゲンになっているのを見た。3千円という値段は、あとで家に帰ってから調べてみると、定価やスーパーの小売価格に比べると3-5千円も安いものだった。年齢的には少し早いのだけど、活発なQPさんのきっと気に入るおもちゃだと思っていたので、売り場でその値札を見たときは、なんとかして買ってあげたいと思ったのだった。でもそういう余裕はなく、とにかく子ども手当が入ったら急いでもう一度、まだ売れていないかを確かめに行こうと思っていた。そして今日、見に行ったところ、もちろん、そんなものはとっくの昔に売り切れていたのだろう。影も形も見えなくなっていた。かわいそうなことをしたなあと、普通の親だったら、3千円くらいお財布に入っていただろうに、わたしの方が思いっきり気落ちしてしまったのだった。でも気を取り直して、家に帰って、いつものように、襖の陰を使いながら、二人で鬼ごっこをした。くるくるくるくると二人できゃっきゃと言いながら、追いかけっこをして、何がおかしいのか、ずっとからからと笑いながら、疲れて倒れて、笑いすぎて息ができないくらいになるまで遊んだ。梅雨空をからっとさせるような鬼ごっこをしたあとは、冷たい牛乳を一人カップに一杯ずつ飲んで、昼寝をした。QPさんの寝顔は天使のようで、またいつかご縁があれば木馬が家に遣わされてくることもあるやもしれぬと思わせるものだった。体を動かすと、頭がすっきりと晴れて気持ちがよくなる。また明日も楽しく過ごせたらそれで十分。