_ 冷蔵庫にある食材でいつも適当なものを作るので、ほとんどおなじ料理が出てこないのだが、それでも定番でよく作る料理がある。そのひとつがキャベツとじゃがいもと鶏肉で作る鶏じゃが。今まではもも肉を使っていた。半年ほど前からは、むね肉で作ったハムを使っている。むね肉は当地では骨付きと骨なしとがあって、安いからという理由で今までは骨付きを使っていた。しかし素人の包丁技では、上手に骨と身を分けることがままならず、安売りの日にたまたま骨なしを使ってみたら、お肉も平たくしやすいし、とても簡単にハムを作ることができることがわかった。それで今は定期的にハムも作って、冷蔵庫で保存している。この食材があるから、また一段と鶏じゃがが作りやすくなった。
鶏じゃがの作り方はとても簡単。適当な大きさに切った鶏ハム(もも肉の場合は、塩を少し多めに振る:わたしは塩レモンをまぶしたりもする)を、オリーブ油でざっと焼く。好みの焼き加減になったら、ざっくりと食べやすい大きさに切ったキャベツ(好みの量:小玉だと半分入れる)と適当な大きさ(好きな大きさ)に切ったじゃがいもを入れ、水を100ccほど入れて、なべもしくはフライパンにフタをする。水がなくなったら、じゃがいもの固さをみながら、適宜、水を追加して、さらに蒸し焼きにする。好みの固さになったら火を止めて、味を見る。物足りないと思ったら、塩とか薄口醤油とか好みの調味料を足す。塩を黒胡椒もおいしい。全部で30分以内で完成。ハムの塩分とか、多めに振った塩レモンなどの塩分だけだけど、十分においしくできる。タマネギを入れてもおいしい。
何度か作っているうちに、味付けも料理の仕方も安定してきて、今では得意料理になった。実際には料理というほどのものではないのだが。しかし子どもには甚だ不評。最初はオリーブオイルの少し癖のある香りのせいかと思ったので、サラダ油に変えてみたのだが、それでもあまりすきではないよう。子どもはわたしが作るものでは、トマトミートソースのスパゲティとハンバーグ、餃子という、いかにも子どもらしいメニューが好きなのだそうだ。
今日は野菜のおひたしと、鶏ハムをざっと焼いて、お醤油で香ばしさをつけたのと、お味噌汁。