_ 一昨日、ハンバーグの味付けを間違ってしまい、全然、おいしくないものができてしまった。何を間違えたのかというと、塩加減。途中で、子どもが帰ってきたりしたので、二回も入れてしまったのだった。それで、最後のマッシュルームソースは完璧にできたのに、肝心のハンバーグが失敗。それでその日はソースでご飯を食べて(笑)、次の日、ハンバーグを全部潰してから、ハヤシライスにした。これはなかなかおいしくなった。失敗してもなんとか食べられるように再加工する技もいつのまにか身についてきた。あと、ドレッシングを作るのが面倒なときは、最近、チーズをかじりながら、野菜を食べる。これがとても美味しい。といってもチーズは安物だし、野菜だって有機栽培でもなんでもない。ただただシンプルなものなのだけど、手軽であるということだけで、三割増しでおいしく感じているだけなのかもしれない。こちらでは新鮮な魚があまりないかわりに、不思議な形態で売られる魚がたくさんある。蒸した魚である。20センチほどの小さなカツオやらアジの蒸したものを、素揚げにしたりしてチリソースに絡めて食べるのである。でもわたしは、揚げ物が面倒なので、いつも身をほぐして、キノコ類、タマネギ、ニンジンをみじん切りにしたものと一緒に、バルサミコ酢や醤油、砂糖、みりんで炊いて、ごはんのおかずにしている。小さな魚でも、野菜類も入るから、たっぷり2週間分の分量が仕上がる。流通経路が未だに未熟な土地なので、蒸すという発想が生まれたのだろう。どうせなら、塩サバ的なものだったら、もっとうれしいのになあなんて思ったり。サバは、一尾を買ってきて、家で捌いて塩焼きや味噌煮にしている。こんな立派なサバがあるのになあ、惜しいものだ。じゃあ家でしめ鯖とかにすればいいという話もあるのだけど、魚がさほどに新鮮ではないこと、また比較的小ぶりであるということもあって、なんとなくまだチャレンジしないでいる。大きなサバを見つけたら、シメ鯖にしてみようか。いずれにしても、日本の調味料とか食材もほとんど手に入らない割には、似ているものを適当に探してきて「みりん」と呼んだり、「酢」と呼んだりして、いろいろ挑戦しています。