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lost luggages ねぶくろ 書簡
--sleeping bag・g-ism/ist--

17-07-2017 / Monday [長年日記]

_ 子どもが日本に帰っているので、今はひとりで暮らしている。同じアパートの子どもたちもみなこの期間は日本へ戻り、体験入学をしている。つまり今は、家族全員、ひとりひとり違う国で暮らしているというわけだ!ひとりなので、これがいつもの某国にいるのであれば、外食するほうが断然、安上がりである。しかしこの内陸国は、コメントのしようがないほどに、物価高の国。こまめに自炊をするに限るというわけで、ひとりになってからの外食は、週末の買い出しの際に市場で食べるワンプレートディッシュばかり。・・・でもそれだと、なんとなくつまらないので、ときどき道端の焼き鳥を買ったり、欧米人御用達のカフェなどで、小さいケーキを買ったりはしている。。でもなんとなく満たされない思いがするのは、やはり、子どもと離れているからなのだと思う。

_ アパートの上の部屋が空いたから、誰か人を紹介してほしいと大家から連絡があったのが、4日前。ちょっと考えて、昨日、その部屋を見せてもらった。わたしたちのアパートは奥行きの5分の3くらいの位置に、屋上までの吹き抜けとエレベーターがある。吹き抜け部分には、ちょっとした広場になっていて、適当にここで座ったり、人を待ったりとか、そういうことができるようになっている。この吹き抜け部分を除いて、さらに奥行きの5分の2くらいまでの部分に、7階まで部屋がある。表通り側が表の部屋、奥にあるのが裏の部屋と呼ばれている。裏の部屋は南向きである。わたしの部屋は2階にある。この2階にある部屋は吹き抜けに面した窓と、部屋の奥に面した部分にしか窓がない。街中で、ひときわ高層のアパートなので、屋上からの景色はすこぶるよい。主要な観光地がすべて一望できるのである!一階の表部分は銀行なので、セキュリティーは問題なし。ただ、今の部屋はちょっとばかり、暗いのである。その理由は両隣の建物が二階建であるため、わたしの部屋には玄関部分と奥の部分の窓しかないからだ。といっても窓の大きさはどれも一間分ある。だから明るくないというのはただしくない表現かもしれない。でも昼間は電気をつけなければちょっときつい。それで上の部屋を見せてもらいに行ったのだった。

すると、上の部屋は四方にまどがあって、風が入ってくるという点では申し分なかった。ところがベッドをはじめ、主要な家具がとても使えるようなものではなかったのだった。壁も塗り替えていないし、全体に使用感満載。なるほど、今の部屋の住人はずっと日本人だったからきれいだよと、入居時に大家さんに言われたことの意味はこういうことだったのかと納得したのだった。それに今の部屋は、入居時に開口部にはすべて網戸を張ってもらっている。ベランダに出る部分は扉も網戸のドアをつけてもらった。それになによりも、部屋の中は、良くも悪くも日本人のにおいがする。家具とかそういうのは慣れたらなんとでもなるものだし、部屋のにおいだって、わたしたちが入れば早晩入れ替わるはずだともわかっている。でもつまり、第一印象が悪かったのだ。上の部屋はさぞかし明るくて感じのいい部屋だろうなとずっと思っていたのが全然違った、今のところが結局一番良い部屋だったことがわかったということだ。まるでチルチルミチルである。

とにもかくにも、そういうわけで、内見から戻ってきて、部屋を見渡すて、やはりこれよりよい部屋はないよねええ、とひとりごちたのだった。


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