_ ラインヘッセンとイタリア(赤)を買って、お呼ばれ。夕方、デパート経由で帰宅。もう何年も前からひいきにしているアクセサリー屋さんで、見ちゃったんだな、どうにもかわいいベネチアン・グラスのイヤリング。淡水真珠そっくりのと、ぱっと見にはわからないけどうすい赤銅色のきれいなのとふたつ。お呼ばれに持って行ったのとおなじワインをもう一回買って、帰宅。卒業式のために。今日していったイヤリングはいつものお店のもの。イヤリングでも探すとかわいいのがある。このふたつのお店はとくべつのひいき。かわいいもの好きはつとに知られたところであるが、今日会った友だちに、今までに買った(がらくた)の総計を考えると血の気が引くという話をしたら、彼女のとびきりの(余計なもの支出)のヒミツを教えてくれた。。。完敗。約束なのでここには書かないが、その支出を思えば、私のイヤリング収集など耳垢以下である。
_ 汽車を待つ君の横でぼくは時計を気にしてる/季節はずれの雪が降ってる
東京で見る雪はこれで最後ねと/さびしそうに君はつぶやく(なごり雪/イルカ)
_ 中学一年のとき、一日だけフォークギター部だった。新入生の練習曲は、チューリップの心の旅か、なごり雪だった。もちろん、リアルタイムで流行っていたからだということではなく、コード進行が明快だったからではなかろうか。。。ふと、思い出して、なんとなく声に出して歌ってみたりした。今でもフォークギター部なんてものが存在するのかどうかわからないけど、今だったらゆずとかそんなのを練習するのかな。今、フォークギター部員だとしたら、練習したい曲はOasis のWhatever。
フォークギター部に入らなかった理由は思い出せない。その後、理科部を経てバスケットボール部に入って、一学期でやめた。やめた理由は確か怪我だったような気もするし、そうでなかったような気もする。
明日、寒いのかな。
_ BGM/アナログフィッシュ
なんだかとってもツボにはまる曲。クイーンの「ラジオ・ガ・ガ」とかJ.ガイルズ・バンドの「堕ちた天使」を彷彿とさせる。暗い気分だから、響くのかな。これを聴くとちょっとだけポップな気分になるから好きなのかな。
_ いろいろと怒濤のように仕事をこなさなくてはいけなくなってきた。1ヶ月もすれば講義も始まるし、それまでに身辺整理をしないといけないし、今の自分にそれをこなす余力があるのか疑問符だらけ。今まではほんとうに幸せだった。幸せだったなー、と振り向きながら余生を過ごすのは寂しいことかも知れないけど、淡々と暮らしていけたらそれでよい。負け犬にすらなれないのだから、何も望まない。
_ もう一週間前のこと。あわてて家に帰ってずっと待っていたのに、なかなか迎えに来てくれない。ちなみに当地では、かならず、男性が女性の家や下宿に迎えに来るのだ。どんな車に乗っているのかとか、どんな高級なバイクなのかとか、女性の家族はもとより、近所も目を光らせているので、なかなか緊張する一瞬。もうすでにうちには2回も迎えに来てくれている。ということは、もうデートのお相手としてばっちしな展開を歩んでいるということ。
が。結局、30分後に「今日は○×で待ちあわせだったじゃん」とかいいつつも、来てくれました。はは、わたしが間違っていたのだった。バイクの後ろに乗っかって、田園地帯をひた走った。緑が目にしみる。稲穂の匂い。風。揺れる椰子葉。しばらく空想に耽っていたら、「起きてるかい?」と。ぼっとしていたよ、いつもみたいに、などと普通の会話。楽しかった。別に何があるというわけではないのだけど、楽しかった。日没前には家まで送ってくれた。寄らないの?というと、ああ、もう遅いからねと。
夜、電話があって、事務的なことだったので、ささっと電話を切ろうとしたら、ねえねえ、おやすみ、I Love You、だって。そんな一日でした。幸せだ。
_ 所用があって、かしこまった服装をする必要があったので、久方ぶりにヒールの高いパンプスを履いた。視線が数センチ高くなるだけで、姿勢がきゅっと整い、新鮮な気持ちになる。ただしそう思った数分後には慣れない足裁きで、たちまち足腰ががたがたと音を立て始めてきた。もうおばちゃんです。
_ 本屋の洋書コーナーをのぞいてみたら、ジェイン・オースティン全作品集という一巻本がワゴンセールにかかっていた。450円!よほど買おうかと思ったのだけど、450円あったらどんなけ野菜が買えるかなと思って、我慢した。あ〜、でも読みたい、読みたい、読みたかったなあ。
_ ネルソン・デミルの『王者のゲーム』を図書交換会で入手したのがおよそ一年前のこと。先日、ホテルに泊まりに行くときに、思い出して持って行った。プールサイドで読み始めたら、もうやめられなくて、結局、夜通し、さらには泳ぐのも忘れて読み耽ったのだった。ときどき子どもがいることを思い出して、なんとか自制心を絞り出したものの、なんともなんとも。やめられない小説というに久しぶりに出会った。ただ、すごくよくできた小説とはあまり思わない。というのは少し都合がよすぎる点が散見されるため。例えば、小説の結末部分。運よく主人公とヒロインが敵の魔手から逃れることができた点。本当に都合がよい。それといかにも、いかにもな、才色兼備、射撃万能の会計士かつ弁護士である女FBI捜査官の人物造型とか。ケイ・スカーペッタみたいな人物というのは、アメリカでは普通にいるということなのだろうか。
そういった些末な、何も持たない一読者の平凡な日常からは到底想像し得ない人物が活躍する小説となると、プールサイドで非日常的な怠惰な時間を過ごしながら読むにふさわしかろうと思うのも当然だろう。現代の西部劇を読んでいるような躍動感があった。面白かったんだけど、ごにゃごにゃと思うのはなんでだろうか。続きももちろん読みたいです。続きを書くために、犯人を生かしたのだろうから。
_ 雪見 [中学のときギターを買ってもらいました。 ぽろんぽろんと練習したんだけど、予想外に指が痛いということがわかり めげてし..]
_ 寝 [ギターって、ふと、魔が差したように弾きたくなりますよね。 ピアノもそうなんですけど、より発作的に襲ってくるような気が..]