_ 某悪友と久しぶりに電話で話した。お互い、つい数年前までは、誰が好きとか嫌いとか、そういう話でなければ、どうやって就職しようかとか研究をどうしようかとか、そういう話題ばかりで語り合うことが多かった。それが相次いでそれぞれ配偶者を得て、子どもも持った。彼女が日本に帰国しているときは、たいていの場合、わたしが某国にいた。今回もタイミングが悪く、直接に会うことは叶わなかったが、やっと電話で話した次第。久しぶりに聞く声が、なんとはつらつとして明るかったこと!わたしの声は、たばこを吸うわけでもなく、お酒を飲むわけでもないのに、この数年、どんどんと低く枯れてきている。そして暗かったりもします(笑)。小さい子どものおかあさんて、これくらい明るい声のほうがいいなあと思ったのであった。彼女も長年、研究や学位論文のために疾風怒濤の日々を過ごしていたのだけれど、出産を機に、研究からは足を洗った。と本人はいうが、一時停止なのだと思う。わたしはわたしで、相変わらず踏ん切り悪く、いじましくもしがみついている。相変わらずである。
そういうふたりの話題が、今日はことごとく、子どもの話であったことが感慨深い。かるがもさんは「はらぺこあおむし」と「ぐりとぐら」がお気に入りであるが、彼女の息子はあおむしはきにいらなかったとか、わたしが先日、お祝いの内祝いに送った某国の赤ん坊の離乳食詰め合わせがとてもヘルシーでおいしそうに食べていたとか。そういう話をたくさんして、旧友らの集まりの際の話などもして、久しぶりに楽しい時間だった。