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  1. Byncacceree (04-29)
lost luggages ねぶくろ 書簡
--sleeping bag・g-ism/ist--

14-04-2004 / Wednesday

_ お世話している某先生のご子息が修学旅行でやってくるので「会ってやってくれ」という指令が入る。中学生くらいだと、そういうの、とってもいやがるんじゃないかと思うんだけどなー。

_ 昨日の夢:

旧ゼミのみんなが集まるのは、またしても私のお祝い会が理由で、祇園の高級料亭何某へ行くとのこと。御大自ら迎えに来てくださった。ところが、私はなにか別の用事があるので、行かない。その別の用事とは、大きな渓谷の間にぶら下がるように建設されているリゾートホテルの視察のため。ホテルは架橋するように細長い吊り橋状である。部屋は国境の街で私が泊まったホテルとまったく同じ造りであった。ゆえに高級リゾートホテルにはあらず。中にお茶席がある。誰かがすでにお茶を飲んだあとのよう。その誰かとは別の某先生。

どんな意味があるのかわからないが、そこにいてしかるべきなのに、いなかった人のことが、少しだけ気になった。といってもわりと毎日どこかで見かけているわけだけど。


14-04-2007 / Saturday

_ 一日中、サラダばかりを食べていた日だから4月14日はサラダ記念日だ。

_ 某さんと密会。わざわざ奥方に断りを入れてこられたのだとか。細かいこと、打ち合わせする。

_ 書類を書く合間にメールを送り、メールを送る間に書類を書く。もうわけがわからん。最初に科研がもらえるようになってから、10年間、ずっともらい続けている。ありがたいことだなあと思って、粛々とがんばる。

_ 来週からまた出張。教務の手違いで、前期におこなうはずの講義がなぜか後期に登録されていたという笑い話にもならないできごとがあり、ぽっかりと時間があいてしまった。とりあえず、短期で出張して、一旦帰国して、再度、出ることになる。この時期に出張するのは久しぶりのことなので、調子狂う。自分がかかわっているプロジェクト、ようやっとのこと、ほんとに動き始めた。まだよちよち歩きだが、このプロジェクトはたぶん、わたしにとっては大きな転換点になると思っている。焦らず、しかしいつも挑戦の態度で臨もうと思っている。


14-04-2010 / Wednesday

_ 某日。カルガモさんを母に預けて報告会に。ぎりぎりまで悩みつつ作成したファイル。なんとか無事に発表できた。大学院入学以来、ほとんどはじめてといっていいほど、某先生にほめられた。舞い上がることなく冷静に受け止める。

_ 某日。早朝出勤の後、正午過ぎに帰宅。途中の駅で、それまで抱っこ紐で眠っていたカルガモさんが突如、泣き始めた。とりあえず、次の駅で下車。ホームにてしばしあやす。。が、半時間余りが過ぎても泣き止まず。よほど駅長室に駆け込んで、授乳させてくださいと頼もうかと思ったのだが、とにかくまずはがんばって一駅ずつ前に進んでみるかと思い直し、各停に乗り込む。カルガモさん、大泣きに泣く。次の駅で下りる寸前、駅前に大型ショッピングモールが見えた。ええ、こんなところにこんなのがあったっけ?!何十年と電車通学していながら、初めて下りる駅、初めて見る駅前風景である。駆け足でモールに向かい、店内案内図を探した。ベビーコーナーは三階だ。エレベータで上がったところにレジがある。「授乳できるところはありますか」「はい、右手まっすぐ、赤ちゃんコーナーの奥にあります」。御礼をいいつつ駆け出し、目指す場所に駆け込むと、運良くひとつしかない授乳部屋は空いていた。抱っこ紐を解くと、カルガモさん、泣き疲れて死んだようにぐったりとしている。ほっぺたをつついて起こし、母乳を飲ませた。小一時間も過ぎただろうか。いつのまにかわたしもうとうととしたようで、慌てて身支度を調え、抱っこ紐を装着して部屋を出た。お昼ごはんも食べそびれて、でももう疲れ果てて駅に向かうと、春の夕方の風が吹いている。もう4時前ではないか。帰るまでもう泣きませんようにと、しっかりとカルガモさんを抱えて電車のシートに深く腰掛けて、またうとうととしてしまった。

_ 某日。ヒブワクチンと肺炎球菌の予防接種を受けるための問診および説明のため、近所の診療所へ。女医さんはとても素晴らしい先生で、説明がわかりやすく丁寧。海外へ行く予定があることを伝えると、できるだけ日本で予防接種を済ませてから出発できるようにと、スケジューリングをしてくれた。先日の市役所の子ども係の人とおなじくらいに親切である。役場の人って、実はやはりみな親切だったのかなーと思い直したり。お医者さんの説明を、カルガモさんもわたしとおなじくらい真剣に聞いていたので、最後にはお医者さんはカルガモさんに向かって、説明をしていた。

_ 某日。郵便局まで抱っこ紐にカルガモさんを入れて散歩に出た。静かな道を歩いていると、向こうから手押し車を押しておばあさんが歩いてくる。わたしとカルガモさんがそばを通り過ぎようとしたところ、「もしかして、あかちゃんが入ってんのかなとおもいましてんけど、、」と話しかけられた。「はい、あかちゃんがはいっているのです」と、かがんで抱っこ紐の中をお見せした。「ははー、最近はええもんがおますねんなあ。よろしいなあ」よろしいなあ、とさらに重ねつつ、おばあさんは手押し車を押していき、わたしも「お気を付けて」と別れた。郵便局で用事を済ませて、外に出ると、わたしの前に並んでいた中年のご婦人が人待ち顔で立っている。「あの、もしかしてあかちゃん?ちょっとみせてくれはる?まあ、あのね、抱っこする向きは時々変えたほうがええのよ。顔が面長になってね、イケメンになるから。この紐、おもしろいわね、今はこういうのがあるのね、イケメンになってね」。(カルガモさんは女子である)。

子どもが生まれる前は、赤ん坊を抱っこしている人に話しかけたりすることなど、まったくなかったし、こんなにいろいろと話しかけられるとは想像もしなかった。ところが電車に乗ったり、飛行機に乗ったりしていると、実にたくさんの人が話しかけてきてくれて、思いも掛けず、見知らぬ人と交流している。知らない世界がまだまだたくさんあったのだなあと、ふわりとした気持ちになるようです。

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_ Byncacceree [Yebhewjw <a href="http://yebhewjw.de">yebhewjw</a> http://..]


14-04-2015 / Tuesday

_ 子どもとはよく嘘を付き合って遊ぶ。嘘というのか、作り話というのか。河合隼雄先生のお好きな種類の嘘話である。

わたしたちの住んでいる家には、昔から、押入れ仮面、鬼子母神、パイドパイパー、カラス天狗が住んでいることになっている。アパート全体の生活用水は、井戸からモーターポンプで汲み上げたものが、各戸へ供給される。そのタンクが、わたしたちの部屋の真上にあるとのことで、結構、不気味な音が聞こえてくる。その音が日によって、また同時に使う世帯の数によって、さまざまなバリエーションで聞こえてくる。それぞれの魔物たちの個別の音として、子どもは認識している。いつも魔物たちの話をしながらいろいろな絵本を読んだり、互いに勝手に作り話をしながら眠りにつく。

それ以外の、保身のための嘘やら本当の嘘については、一応、ダメということにしてある。子どもの通学路にある巨木の枝で、子どもは何度もトトロを見たという。わたしもリスがいたと話したりしている(どちらもいないと思うのだが)。楽しい話だけではなくて、いろいろな怖い物語もしている。耳なし芳一とか。子どもはなんの先入観もないから、カエルだって平気で触るし、クモの巣にもがっと手を突っ込む。子ども自身の考え方で、苦手なものや嫌いなものが区別されるように、わたしもできるだけカエルを嫌いだということはおくびにも出さないようにしているし、動物園の爬虫類コーナーでヘビに触ったりもするようにしている。

子どもにはできるだけ大きくなるまで、自由な精神を保つようにさせたいと思っている。自分でいろいろ判断する心を、大事にさせたいと思っている。


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