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  1. ぜぶら (05-13)
lost luggages ねぶくろ 書簡
--sleeping bag・g-ism/ist--

13-05-2003 / Tuesday

_ 晴れたり曇ったりで、なんとか乗り切る。もっと厚かましくなってもいいかもしれない:教訓。

さて、がんばって書類かきかき。

_ 帰りに本屋で『サロン・ドット・コム』をようやく見つける。電車の中でぱらぱらと読みつつ、ちょうど今、原書で読んでいる作家もやはり取り上げられているのをみて、なぜか「やったー!」と叫びそうになる。また、村上春樹が『キャッチャー…』について、「これは高校生のときに読むのではなく、ずっと大人になってから読むのがよい」というようなことを書いているのを読んで狂喜する。おなじことを考えていたもんね、などと。でも誰が読んでも、多分、そう思うだろうな、とは思ったりもするのだが。野崎訳よりもやはり村上訳の方が、ホールデンが身近に思われるなとは思う。ただ、同時に、かなりハイソな雰囲気が強調されているような気もしたりした。


13-05-2004 / Thursday

_ 夕方、これもテレビで「フランダースの犬」の再放送を見た。大聖堂の塔の感じとか、夕方、日が暮れたら仕舞ってしまうお店の感じとか、ああ、ヨーロッパなんだなー、とディテイルの丁寧さに感心してしまった。たかだか一回、しかもほんの3週間弱行ったっきりで、ヨーロッパを見た気になっている人物に、なんとなく心地よいマンガであった。

朝ご飯にチャパッタのサンドウィッチを食べたので、またしてもインビスのショーケースに並んでいるおいしそうなパンの数々と、苦くて香りが高くてコクがあるコーヒーを思い出す。もう一回行きたい。

_ テレビのニュースで雅子さんのことを知る。新聞でも読んでいたけど、皇太子がとても優しくも力強い態度でもって雅子さんのことを語っているのを見て、なぜだかじんとしてしまった。雅子さんを皇室に迎えたのは彼の強い希望でもあったのだから、そうであることは当然なこととしても、きちんと国民に状況を説明するというのは、なかなかに決断がいったことだろう。たった一人で海外に行かなければならないというのは、皇太子にとっても、それはそれで並々ならぬことであると思うし。お二人とも、それぞれに辛いことだろう。もっと自由に旅行に行ったり、ちょっと映画を見に行ったり、友だちを呼んで気軽にパーティーをしたり、そんなふうに変わっていけばいいのだけど。

_ 今日も家で雑用。このご時世にメールを使わない主義の先生がいらっしゃるので、「むむ〜っ!きぃ〜っ!」と思う瞬間が多々あります。が、携帯電話を持たない私もやはりそんなふうに思われる瞬間が多々あるのだろうなあと思えば、お互い様である。ときどき、携帯電話を借りて電話を掛けることがあるのだけど、私はどうやってボタンを操作すればよいのかいつもわからなくて、その都度、所有者に聞くのだけど、いつも怪訝そうな顔をされることにも、もう慣れっこになった。いいじゃん、文明から取り残されていたって。車の運転もできるし、パソコンだって自分で直せるぞ。でも携帯電話持っていないことの不便さ(物理的というよりかはコミュニケーション的不便さ)が、ときどき精神的に圧迫する存在になりつつあるのも事実だ。やっぱり買おうか。。。いや、しかし、人類最後の日まで携帯電話を持たないと誓い合った友だちもまだ持っていないので、やっぱり持たない。


13-05-2006 / Saturday

_ 最近、好んで食べている野菜のグリル。普通のフライパンに、適当な野菜をざく切りに入れて、炒るだけ。油は使わない。焦げ目が付いたり、全体にしなっとしたら、少しだけ岩塩を振りかけ、コショウを挽いて、気分によってワインビネガーを回し入れる。そうでないときは、お皿に盛ってから、しそドレッシングなどをかける。案外ボリュームがあるし、野菜がたっぷりと食べられるので、気に入っている料理ともいえない料理。ジャガイモなんかも、よく洗って皮付きのまま半分に切って、放り込む。ほくほくとしておいしい。

_ 中島敦、山月記。折に触れて、繰り返し読んでいる。

_ 自転車琵琶湖旅行の準備中。予定では、来週の半ばあたり。5月から虎穴に戻っていることになっているが、諸般の事情で、正式な雇用は6月からなんだと言われたのが先週って、どうかと思うけど、そんなものだよね、ただのパートだからな。その間、ボランティアを暗に求められたので、旅に出るというわけだ。それまでに自転車の工具を調達しておかねば。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

_ ぜぶら [わ。偶然ですね。私も中島敦『李陵・山月記』読んでいます。『李陵』→山のクマにぴったり!なわけです。中島敦は大好きです..]


13-05-2007 / Sunday

_ 某国の旧友にして悪友に定宿の予約を頼むメールを送ったところ、日曜日なのに返事が速攻で返ってきたよ。類は友を呼ぶものだ。日曜日になにをしてるのだと問いつめたところ、明日から首都に出張とのこと。お互い、なにしてんだかという日々を送っている模様であった。

_ 大学のときの友だちが、ある日、大阪の喜連瓜破駅構内を歩いていたときのこと。なぜそんなところにいたのかは、不明。と、突然、そばにあった公衆電話が鳴り出したらしい。タイミング的に、自分にかかってきた電話だととっさに理解してしまった友だちは、受話器を取った。そして「はい、もしもし、きれうりわりです」と答えたとのこと。で、電話をかけてきた人は、あっさりと、「間違えました」と言ったのだとか。公衆電話の番号って、普通の家のとは違うはずなのだけどなあ。何を間違えたのだろうか。

この人のおもしろさには昔から定評があったけど、この人の列伝の中では、一番、傑作だなあと思う。

当事者になって初めてわかることというのがある。最近、そう思うことしきり。先日のことがあったからというわけではないけれど、やっぱりもう来年は大学を辞めるつもり。今も辞めているのとほぼ同じなのだからなあ。もう絶対に辞める。わたしは、お給料もないし、国民健康保険を払うことができなかったので、一年以上、住民登録をしていなかった。海外に行きますのでと説明して、転出手続きをしてから、ずっと住所不定で過ごしてきた。確定申告すべきような所得もないし、公民権を持たないまま、今日まで来たのだが、今度の海外出張の関係で、健康診断を受ける必要があって、一昨日、現住所のあるところに転入手続きをしたばかり。あっさりと転入手続きは完了した。

この一年の間で思ったことは、確かに健康保険に入っていないことは不安であるが、国民年金の請求書はちゃんと送られてくるし、別段、困ったことはほとんどなかったことか。公民権がないために、選挙権を行使することができなかったのが国民としてどうなのかと思われそうなことではあるけれど、問題はそれだけだったような気がする。当事者になって初めて、住所不定の研究職もどきの人も多いのではないかとふと思った次第。


13-05-2010 / Thursday

_ いろいろがんばってみた。昨日よりは生産的か。

_ 来月の出張のチケット、子ども料金が往復で1万円弱というチケットを見つけてもらった。安すぎる。。もちろん席無しだけど、多分、一番前か真ん中のトイレの前の席あたりに、バシネットの席を取れると思う。もちろん事前に電話して確認しないといけないんだけど。安いチケットだにゃあ〜。


13-05-2011 / Friday

_ 午前中、今日は乳母車に子どもを乗せて、旧街道を歩いた。古い板壁の家の周りに張り巡らされた用水路の水が、先週とは違って、薄茶色に濁っていて、水量が増えている。古い日本家屋のゴミ箱の蓋の上にまた黄色いねこが座っていた。公園の背の高い林の中は、とても気持ちのよい風が吹いていた。なんちゃって森林浴をして、またお寺のそばを通ってから一旦帰宅。引き出しやら鞄の底に沈んでいる小銭をかき集めてから買い物へ。ごはんを食べてから、最近のパターンでは、子どもをお風呂場の桶で水遊びさせることになっている。お湯を張って、QPさんの体を洗いながら、ふたりで話す。互いに、相手が何を話しているのかさっぱり理解していないことがポイント。QPさんは今朝、乳母車で移動中は、ずっと鼻歌を歌っていた。もちろん聞いたことのない歌である。道端の白いタンポポを摘んで持たせていたので、すれ違う人のうち年配の方々が、目を細めるのをうれしく思った。あるおじいさんは、まだ10メートル以上も離れているところから、わー、こりゃこりゃと言った。で、すれ違いそうになったときに立ち止まって、「これくらいの時がいちばんよろしいなあ−」と。ハローワークの人や、名前も知らない街中の人びととの会話が、胸の涸れ井戸を潤すような甘露に思われる。

_ 先輩と元同僚からの返事はまだ開封できず、まったくなにやってんだかと、さすがに頭がいたくなってきた。で、明け方変な夢をみた。別の先輩(女子)が赤ん坊を抱いている。その赤ん坊は実は恩師の子どもであるというもの。。その意味するところは、なにかとてもよいことがその先輩の身に起きたということらしい。恩師が登場していることは、その先輩のこととは関係なく、むしろわたしが不義理していることを潜在的にやはり後ろめたく思っていることと関係するらしい。わたし以外の人の身にはいつも素晴らしいことがあり、わたしはいつも悪運にだけ見舞われているような気がするのだが、それは取りも直さず、努力の量の差なのだと思う。それに尽きる。


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