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lost luggages ねぶくろ 書簡
--sleeping bag・g-ism/ist--

17-10-2005 / Monday

_ 友だちとちっちゃなギグへ。氷の宮殿並に寒かった雪のベルリンを一緒に徘徊した友だちからのお知らせがあった。

大きな月を見上げながら、バスに揺られた。最初のバンドはアイリッシュ・バンドとのことだったけど、オリジナルの曲の方が多かったか。ギターの人がむちゃくちゃ、上手だった。スナフキンに似ているなと思っていたら、同行の友人もおなじように思ったとか。このバンドはゲストのバイオリン(とは呼んでいなかったのだけど、なんとかという楽器)の人がむちゃくちゃに上手だった。ウッドベースの人と笛の人は、音楽が大好きなんだなーという感じが伝わってくるような雰囲気でいっぱいの人たちだった。少しぎこちないMCがよい感じであった。

もうひとつのバンドは、初めて見る楽器がたくさん。狭い空間にたくさんの楽器があって、それでもひとつひとつの音がきちんと聞こえてきて、ボーカルの人がしっかりとした妖精のような感じで、こちらもよかった。女スナフキン、といった感じだと思ったら、友だちも同じように思ったらしい。

余韻に少し浸りながら、帰宅。

生で聴く音楽って、やっぱりよいなあと思った。ときどきは、こういうふうな時間を見つけなくてはいかんね。


17-10-2010 / Sunday

_ 9月初旬に出国して、某国にて秘密活動に従事しています。今回はとにかく天候不順に悩まされ思うようなスケジュールで行動が取れず、思い切った予定の切り替えを断行したり。全体の予定の真ん中で予定していた大きな予定ふたつのうちのひとつを切り捨てて、もうひとつの予定をこなして今ベースキャンプに戻ってきたところです。4日ほど休憩してまた明日からがんばる予定。かわいそうに一休さんもずっとわたしと一緒に行動してきましたが、とにかく元気でいてくれて助かっています。あせもがたくさんできてしまって、そこを爪で掻いたりしたものだから、少し傷ができてしまいました。日本に帰ったら保育園の先生に虐待だと思われるんじゃないかとひやひやしています。

子どもというか小さいあかちゃんの順応性の高さについて、それが順応性なのかやむなくなのかはわからないけれど、あれほど人見知りが激しかったのに、小さいながらにもわたしが手一杯であることやほかに仕事があることがわかるのか、機嫌よくよその人に面倒をみてもらったすることに慣れたように見えていた。まだ授乳中なので、夫に預けることもできず、ずっと出先に連れていったり、お手伝いさんに預かってもらっていた。ある日、某先生と朝食しながらミーティングをすることがあった。一休さんも連れて行き、遊ばせたり食べさせたりしているのをみて、その先生が、「君に置いていかれる不安をいつも感じているみたいだね」とおっしゃる。わたしの目にはそんなふうに見えることがなかったので、少しばかりショックを受けた。この月齢くらいの子どもならば、母親が一番好きなのは当たり前で、機嫌よくよその人に抱っこされながらも目は母親を追っているのが、そういうふうに見えたらしい。その先生にはお子さんが3人いる。どういうことなのかははっきりわからないけれど、小さいながらにストレスを感じたり、親に気兼ねしたりすることもあるのかもしれない。それ以来、今まで以上に子どもをしっかりと抱き、一緒に遊ぶ時間をたくさんとるように心がけている。

子ども連れだからか、いろいろな場所で子どもに関する話題から話が始まる。日本並みの一時保育が整備されるようになったこと、ちょっとした公共の場所にはまがりなりにも授乳スペースが設けられていることなどを教えられた。この国の基本はきっと変わっていないのだけれど、基礎の上に重ねられてきた層が、最近は日本や欧米のものとおなじような内容のものになりつつあるようにもみえた。今まで以上に多角的な視点から某国にかかわることができるようになればよいのだけれど。


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