_ 昨日、遺跡発掘したファイルを自分で読み返して、おもしろいなあと思った。
まず、好きだなと思う本は、そのときの自分の心境に合わせて、結構、変動するものなだなということを確認したこと。どんな本が好きですかと尋ねられて、日頃、自分が答えている本があんまり登場していない。
質問に対して、いつも一対一の答えが用意されているものではないと、自分の仕事柄、よく知っているはずなので、あまり驚くことはなかったけれど。相手の答えは、その1.5倍くらいの範囲に対応するくらいに受け止めておくようにしておくと、あとから、ああなるほど…と思うことも多いような気がする。曖昧度の高さは信頼度に反比例するのではなく、より深く知るという可能性も秘めているように思ったりする。
_ ひさしぶりにやってしまいましたです。。
なにかまずいな、こんなに順調に出発できるなんておかしいと思いつつ、荷造りをしていたところ、電話がなって、某行事のときの写真とかファイルとかが一枚も提出されていないので、早急に送ってくださいとの由。わたしのパソコンにファイルを作って置いておいたし、デジカメもわたしのものだったので、お茶の子さいさいと思ってふたを開けたら、なにも入っていなかったです。。フォルダはあったけど、中身がなにひとつありませんでした。あまり深く考えずに、このまま国外逃亡するしかありません。
_ 「誰も知らない小さな国」が講談社文庫から新刊として出版された。少し前に復刊ドットコムから来た案内によれば、絶版になっていた全集が復刊されるということであった。わたしはずっと昔、小学生の頃に買ってもらった講談社少年少女文庫版を愛読していた。文字通り、学校から家に帰ると手を洗ってうがいして、腹ばいになって本を広げたものだった。ひんやりとした部屋の空気とふっと物語の世界に入っていく瞬間のテレポーテーションめいた感覚をもう一度味わいたいと思った。佐藤さとるももう80歳を越え、村上勉も60代半ばという。せいたかさんの分身である作者とコロボックルの分身としての挿絵画家というふうに勝手にみたてていたところがあるから、この現実の数字に少し驚きもした。そのうち子どもがコロボックルの物語の虜になるかもしれない。昔読んだ物語と自分の距離がまた近づくのがうれしい。
Before...
_ nebu [ああー、確かに「十五少年…」はちょっと理想主義的ですねえ。ゴードンvsブリヤンがあまりにもティピカルかも。「蠅の王」..]
_ ブリラン [少年サンデーに連載されていたというマンガ、 一瞬、楳図 かずおの『漂流教室』かと思いました…]
_ nebu [『漂流教室』。。。あれも相当なサバイバルでしたねえ。個人的にはふと、『まことちゃん』が読みたくなってきました。]