«前の日(12-12) 最新 次の日(12-14)» 追記
2002|05|09|10|11|
2003|02|03|04|05|06|08|09|10|11|12|
2004|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2005|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2006|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2007|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2008|01|02|03|06|07|10|11|12|
2009|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2010|01|02|03|04|05|06|07|08|10|11|12|
2011|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2012|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2013|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2014|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2015|01|02|03|04|05|06|07|09|10|11|12|
2016|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2017|01|02|03|05|06|07|08|09|10|11|12|
2018|01|05|
2019|01|03|04|
2020|01|06|07|11|

lost luggages ねぶくろ 書簡
--sleeping bag・g-ism/ist--

13-12-2003 / Saturday

_ 毛糸の手袋をはめた手が暖かいのが、少し寂しい帰り道。


13-12-2012 / Thursday

_ 毎朝5時過ぎに起床するのは日本と変わりない習慣。子どもが起きるまでお茶を飲んだり日誌を書いたりインターネットをざざっとチェックしたりしている。もうずっとGoogleのリーダーで他のみなさんの日記やブログを拝読させていただいているので30分くらいで終わると、あとはまた少しずつストレッチとヨガを再開している。6時頃、子どもが起きてきたら一緒に朝ご飯を食べて、食後にシャワーを被って着替えて、7時半には保育園へ送っていく。保育園から戻ったら、子どもの服や小さいものだけを手洗いする。柔軟剤に浸している間に食器を洗って、床を掃いて雑巾がけ。それが終わって洗濯物を干して、今度はコーヒーを入れてからインターネットで新聞を読む。用事があるときは午前中に出かけ、ないときはちょっとのんびりして本を読んだり紙の新聞を買ってきて気になる記事をクリッピングしたりしている。紙の新聞で、わたしが好きなのは(と書くと実は語弊があるのだが)、死亡広告である。追悼文ではなくて、市井の方々が亡くなったときに、家族が出す新聞広告だ。これがとても興味深い。例えば、60歳の女性が亡くなったとする。するとこの女性の両親の名前とその生存状況と名前、その女性が結婚していればその義理の両親の生存状況と名前、それから夫があればその生存状況と名前が書かれる。それから子どもの名前が全員分。夭逝した子どもがいたとすればその子も含めて生存状況と名前、子どもに配偶者がいれば生存状況と名前。結婚した子どもが外国に住んでいればその国名。修士以上の学位をもっているようであれば、持っている学位のすべてが子どもの名前には表記される。さらに孫がいればその名前と学位。ひ孫がいれば…と、情報はすべて画一的だけどずんずんと明らかにされる。このいわば即席家系図がおもしろいのである。名前の付け方にも流行廃りがあるのは日本と同じで、そのときどきで、おそらくは家業との関連やら親しい人々との関連で、思いがけない名前を見ることも多い。日本人の配偶者がいることもある。先日は、恐らく三姉妹であろう女性の名前が、Fuji Yama, Yuki Yama, Yuri Yama というものを見た。亡くなられた御母堂の死亡広告である。亡くなられた方の名前はAngericaさん、享年43歳。まだお若い。明らかに事前に撮影された遺影を載せることが多いのだが、このように若い方は、全然そんなことを想定していないような、行楽に行ったときのスナップ写真が出される。あるいは免許証などの証明写真を引き伸ばしたもの。わたしは全然知らない人々の死亡広告を読みながら、いろいろなことを考える時間をとても大切にしている。病院でなくなったのか自宅で亡くなったのか、お葬式はどこでするのか、埋葬されるのはどこの墓地なのか、などなどなどなど、自分の知らない某国の人の生活の一部を新聞から知ることができるのが興味深い。VIPな人も、独身で亡くなった人も、普通の人々も、出す人は死亡広告を出す。なぜなのか。自分のアンテナは、できるだけ広い範囲を受信しているつもりでも、やはりどうしたって、関心のある事柄以外のことは見落としてしまうことが多い。そういう情報の一部で、家族のあり方の一部が見える死亡広告は、案外、楽しみ(というとまた語弊があるのだが)にしている人も多いと聞く。いつ頃からこんな記事がでるようになったのかは知りたいような気もしている。


13-12-2016 / Tuesday

_ 明日はもう忠臣蔵の討ち入りだ。友だちにたくさん借りていた本を返したり、今まで行きたいと思っていたけれどなかなか行けなかったお店に行ったりで、あっというまにこんな季節になった。長らく迷いに迷っていたかしこい電話もついに購入した。いろいろあるけれど、あったけれど、なんとかかんとかなってきた。住み慣れたアパートを引き払うのだけがさみしい。とても気持ちのよいアパートで、またいつか帰ってきたときに、ここに住みたいと思っている。さようなら。


«前の日(12-12) 最新 次の日(12-14)» 追記
2002|05|09|10|11|
2003|02|03|04|05|06|08|09|10|11|12|
2004|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2005|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2006|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2007|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2008|01|02|03|06|07|10|11|12|
2009|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2010|01|02|03|04|05|06|07|08|10|11|12|
2011|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2012|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2013|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2014|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2015|01|02|03|04|05|06|07|09|10|11|12|
2016|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2017|01|02|03|05|06|07|08|09|10|11|12|
2018|01|05|
2019|01|03|04|
2020|01|06|07|11|