«前の日記(10-04-2003 / Thursday) 最新 次の日記(13-04-2003 / Sunday)» 編集
2002|05|09|10|11|
2003|02|03|04|05|06|08|09|10|11|12|
2004|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2005|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2006|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2007|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2008|01|02|03|06|07|10|11|12|
2009|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2010|01|02|03|04|05|06|07|08|10|11|12|
2011|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2012|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2013|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2014|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2015|01|02|03|04|05|06|07|09|10|11|12|
2016|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2017|01|02|03|05|06|07|08|09|10|11|12|
2018|01|05|
2019|01|03|04|
2020|01|06|07|11|
2021|01|

lost luggages ねぶくろ 書簡
--sleeping bag・g-ism/ist--

11-04-2003 / Friday [長年日記]

_ 学校の先生の悪口を言うのは、学生の楽しみのひとつ、というのかはけ口でもあったような気がする。その奥には、「学校の先生は、学生の悪口なぞ決して言わない」という思いこみがあったからなのかな…と思っていたのかもしれない。今、あちこちで「困った」学生の話を聞いたり読んだりしていると、「学校の先生も、あう学生とあわない学生がいるものなのか…」と軽い衝撃を覚えたりする。でも、これくらいの学生になってしまえば、「学生」というよりは「ひよっこ同僚」として、あるいは「ひょっとしたら研究者?」という目で見られていることもあるわけで、そうなるとこれは先生が学生の悪口をいう、という解釈ではなくなってしまうのか。人の悪口を言うのはよくないというけど、言いたくて我慢できないこともある。たぶん、肝要なことは人の悪口を鵜呑みにしないことと、その悪口の尻馬に乗らない、ということなのだろう。簡単なことだけど、自分の立ち位置が変わると、いろいろとこれまで見えなかったものが見えてきたりして、はっと思うことが多い。新年度が新年度らしいということ自体が久々なので、なんとなくはっと思うことが多いだけなのかもしれないけど。えこひいきをしないこと、誰かと誰かを比べた結果をいわないこと、叱ったり注意するときは十分に注意すること、といったえらくまじめなことを思ったりする。ワタシは苦労しましたからねえ。。。心ない一言は、ぼんやりしていそうな人にとっても、案外、ぐさりと傷を残すものなのだ。これを忘れてしまったら、ワタシもおわりだ。などど。

_ わお。

Oh, la, la ! The Catcher in the Rye, translated by Haruki MURAKAMI, has been on sale at last! Finally! C'est tres, tres magnifique! と声に出したわけではないが、丸善店頭平積みを手にとって、すぐにレジに直行。ミーハーと言われようがなんと言われようが、発売日の初版を買うというのは、楽しいことであります。ハードカヴァーとは思わなかったし、私の中ではなぜか4月14日発売、とインプットされていたので、これは僥倖であった。いや、そんなに楽しみしていたわけでもないし、「ライ麦」自体、もっともっとふさわしい時期に読めばよかったなー、と思うくらいの時期(これは中学生くらいで読むのがよかったな、と思った;私は高校生の時)に読んだので、さほどにシンパシーはないはずだったのになあ。フラニーの方が好きだったりする。…とちょっと取り乱してしまった。

肝心の文体はといえば、野崎訳と大きな違いはない。春樹的な訳語の置き方だとは思うのだけど、こうなったら思い切って、もう少しひねってほしかったな、という気がしたりした。といってもまだ三分の一だから、何とも言えないですけども。

興奮気味ですな(苦笑)。

_ あ。

『海辺のカフカ』はどこにしまったのだろうか?


«前の日記(10-04-2003 / Thursday) 最新 次の日記(13-04-2003 / Sunday)» 編集
2002|05|09|10|11|
2003|02|03|04|05|06|08|09|10|11|12|
2004|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2005|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2006|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2007|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2008|01|02|03|06|07|10|11|12|
2009|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2010|01|02|03|04|05|06|07|08|10|11|12|
2011|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2012|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2013|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2014|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2015|01|02|03|04|05|06|07|09|10|11|12|
2016|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2017|01|02|03|05|06|07|08|09|10|11|12|
2018|01|05|
2019|01|03|04|
2020|01|06|07|11|
2021|01|