_ 夜、急に雷。雷鳴、轟く。ちょうど今日、簾をかけたばかりの開け放した窓に、勢いよく、雨が飛び込んでくる。こんなに激しい雨が、とても懐かしく思えた。
雨季を思い出して、しばし感傷にひたる。もともと雨の降る日が好きなので、家にいるかぎりにおいては、まったく気にならないし、雨音を聞きながら本を読んだりするのが、とても好きだ。昼寝をするの好きだ。今日は音楽を聴かない日に決めていたので、思いがけず、自然の音を楽しむことになって、気分をよくした。音楽をかけない日は、外のいろいろな音がものすごくはっきりと聞こえる。滅多に吠えない隣の犬が、雷がごろごろと鳴るたびに、悲壮な声で鳴くのがちょっと気の毒。。。ほんとにきゃんきゃんという声をだすところが、人間の子どもみたいで、かわいそうながらも少しおかしかった。今もまだ、ショックがさめやらぬよう。
夏なのだな。