_ 昔、映画館があったトコロの向かいに、とても素敵な雑貨屋がある。クールな雑貨屋、とでもいおうか。置いてある物はほとんどメイド・イン・外国なのだけど、ヘンに外国くさくなくて、とてもよろしい。安いのもあれば、高い物もある。そして、探している物はたいてい、ここで見つかる。既製品の洋服に関しては、アジア産や日本のものが多いけど、ちょっと珍しい北欧のテキスタイルが反物(っていっていいのか、ようするに測り売り:Marimekko のんとかね)でおいてあるので、目の保養にはとても素晴らしい場所である。
先日、ここで一冊の帳面を見つけた。私の好きなリングファイルのノート。多分、この頃、どこの輸入雑貨屋でもおいてあるであろうもので、「rova」というロゴの入っているもの。ひょっとすると、メイド・イン・ジャパンかもしれない。外国のノートにしては珍しく、B4サイズだし、やっぱりフランス製に見せかけた日本製なのかしらん? ページはよくある方眼ノート。この頃、そちらが毎日の行動記録になっている。
愛用のペンは、Paper Mate の Silk-Writer という、とても柔らかい書き心地のボールペンです。私はもともと、つぶれたような字しか書けないので、太書きのペンが好きなのだけど、これは Bic ボールペンに似た、ちょっと暗い青色なところと芯の太さが何ともいえず、大学生協で安売りしていたときに、まとめ買いしたりした。通常は200円のところが、100円だったのです。いずれにせよ、ありとあらゆるペンは青色と決めているので(そういうこだわりが多すぎる)、私の家には青いペンがたくさんある。ちなみに、日本製では三菱ユニの太書きの80円のものが色合いの面でも、突出していると思われる。Sheaffer のノック式の軸が細身の青いペンがある。このmedium書きをずっと愛用していたのだけど、ペン軸はやはりある程度の太さがないと、筆圧の高い人はすぐに疲れてしまうのだ。Pilot の100円の、超極太ボールペンも素晴らしい書き心地。
_ ボールペン一本で、手紙の書き心地も変わるし、日記の書き心地も変わるなんて、笑われるようなことかもしれないけど。ところで、某国の外国人登録所では、黒色のペン以外は、筆記具として認められていない。私はそのことを知らなかったので、書類一式を全部買い直して、書き直した経験がある。従って外国へ行くときは、Bic の例の4色ノック式ボールペンを数本持参する。Bic のいいところは、太書きで色も落ち着いているところ、悪いのはインクがすぐに固まってしまうこと。これを除けば、今のところもっとも好きな旅行ペン。なんといっても、安いしデザインがシンプルでよい。へんに透明ぶった色つき軸のペンが嫌いなのは、中途半端に過ぎるのと、プラスチックは透明だとほんとに安っぽく見えるからではないかと思う。それにだんだんと濁ってくるしね。
_ というわけで、マニュアル日記へのオマージュ。