_ 広島の日。
_ ところで今回の出発もおおさわぎであった。前回の轍をふまえて4時間前に到着したものの、銀行がまだ開いていない、昔からずっとあった和風小物のお店が改装だかなんだかでない、チェックインをしてからまた来ようと思ってカウンターに行こうとしたら、信じられない長蛇の列。どれくらい信じられないかというと、南出発のカウンターに並ぶ列が、北出発のカウンターにまで届くというモノ。よく見ると、ほぼ全員、大手旅行代理店のツアーみたいな印を鞄につけたり、胸に貼り付けている。こんなところに並んだら、早く来たことの意味がないと思い、ずんずん前に歩いていったら、一人の客はみんな割り込みさせてもらっていた。ほんとにそうなのかどうなのかはわからないけど、エリートサラリーマン風のおじさんが、一緒に行きましょうと行ってくれたので、背中に隠れながら、生涯で初めての割り込みをおこなった。わたしはマイレージがたまるものの使う暇がないので、こういうとき、なんとかカスタマーという扱いを受けさせてもらえるみたいで、今回の荷物、スーツケースだけで30キロだったのに、超過料金は免除してくれた。それなのに、たった一本の小さなカッターナイフが鞄の奥底に入っていたため、全部出して、再梱包。このため、出国審査通過がおおはばに遅れて、またしてもラスト・パッセンジャーになって、呼び出しをくらった。しかも乗り継ぎ空港からはなぜかビジネスクラスにアップグレードしてくれている。楽しいような気分が急に高まってきて、ワインはいかがですかと問われ、はいお願いします、白ワインを、といってしまった。chardonnayとなんちゃらがあります。というのが聞き取れたので、chardonnayにする。いやー、きんと冷やしてあっておいしかった。ぼーっとして過ごす。英語新聞をずっと読んでいた。なんかもういろいろありすぎて、疲れたので、ここまで。書くつもりもなかったのに、かなりむかっとするひとと話してしまい、テンションがたかくなっている。