_ 受け入れられないようなことでも、受け入れるべきときがある。
_ 自分の存在意義は、誰かが決めるようなものではないし、誰かに決められてそうかと納得すべきようなものではない。でもそれが揺らぐとき、意義を見失ったり必要以上に低く見てしまったりすると、人はもう誰の言うことも耳に入らなくなり、即座に四面の壁を立ててしまう。とんとんと、壁をノックする人がかならずいるはずなのに、壁は内側に向かってどんどんと厚みをまし、ノックの音に比例して、中の面積が狭くなるように、迫ってくる。その感覚をよく知っているから、怒ることも責めることもわたしはしないよ。かわいそうにと、思うばかりだ。畑仕事が好きだったこと、ずっと覚えていようと思う。