_ 明日からしばらく某国へ行ってきます。いろいろと、クリティカルな局面を迎えている現実に対応するために。辛いことや我慢できないことがあったら、八木重吉の詩を思い出そうと思う。草の上に座るような余裕を持とうと思う。一番最初に海外旅行に出たときは、今となってみれば嘘みたいな話だが、小さなスポーツバッグひとつと、肩掛けショルダー(ずっとずっと、アフタヌーンティーの定番だったビニールのバッグで、結構、長くしつこく使い続けている人が今でもいると思う)の小さいのひとつだけだった。Tシャツ3枚に、Do!Familyのチノパンと綿パン、膝丈のキュロットみたいなのと計3本のズボン(うち、綿パンはパジャマ)、靴下3足、着替え3セットだけだった。化粧品は日焼け止め、ファンデーション、アイブロウペン、リップクリームだけ。なんであんなに荷物が少なかったのだろう。小さなノートには、ぎっしりといろいろなことを書き綴った。レシートも貼った。懐かしいなあ。今は二人になったからというのもあるけれど、小さい人の荷物ばかりで、わたしの荷物は実はほとんどなかったりする。それなのに、毎回トランクはぎっしりになるし、それ以外のサブバッグも、一体なぜこうなるのかわからないが、ぱんぱんにものが入っている。いつか、ほとんど荷物を持たない旅行に行きたいものだ。子どもが大きくなって、自分の荷物を持てるようになったら、もっと楽しい旅ができるだろうか。明日は大雨だという。飛行機が無事に飛びますように。