«前の日(10-20) 最新 次の日(10-22)» 追記
2002|05|09|10|11|
2003|02|03|04|05|06|08|09|10|11|12|
2004|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2005|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2006|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2007|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2008|01|02|03|06|07|10|11|12|
2009|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2010|01|02|03|04|05|06|07|08|10|11|12|
2011|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2012|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2013|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2014|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2015|01|02|03|04|05|06|07|09|10|11|12|
2016|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2017|01|02|03|05|06|07|08|09|10|11|12|
2018|01|05|
2019|01|03|04|
2020|01|

  1. ぜぶら (10-21)
lost luggages ねぶくろ 書簡
--sleeping bag・g-ism/ist--

21-10-2003 / Tuesday

_ 久しぶりに本格的な雨。いつまでの降るのだろうかしら。

この1ヶ月ほど、学内も含めた市中随所にて、旅行者と思わしき西洋人をたくさんみかえる。この秋雨の日でも半袖のTシャツで元気よく歩いている体格のよいお姉ちゃんは、○×国からきたのじゃないかとか、なんとスタイリッシュな、しかし絶対に藪国から来たひとではないだろうな、などとすれ違うたびに思えば、聞こえてくるのは案の定、英語ではない。日本に来る人が必ず持っているのは、ロンリー・プラネットなんだなーと、かなりの確率で思ったりする。


21-10-2005 / Friday

_ 極めつけに多忙な日だったけど、とても楽しかった。

おみやげたくさんいただいたり。たくさんコメントしたり。

懇親会は某ジャスコの近くのお店。この通り、最近いろいろと新しいお店ができているらしく、全体的においしそうなにおいが漂っていた。われわれの懇親会会場は、穴場中の穴場。もうとにかくたかだか3,500円でこんなにお料理が出てくるかー、と唸るほどに出てくるのである。最初のお皿ってなんていうのでしたっけ。八寸とかいうのだっけ。それだけでも結構な量。ついでお刺身が出てくる。半端な量ではない。ヨコワ、甘エビ、もどりカツオ、ハマチ、トリガイ、イカ、ハモ!ついで焼きなす。ただの焼きなすではなく、ショウガの代わりにミョウガ。おいしい。ついで焼き物。サワラのみそ漬け。おいしい。天ぷら、おいしい。松茸の土瓶蒸し!おいしい。栗ご飯。おいしい。ほぼ一人でオーガナイズだったけど、みんな気持ちのよい人ばかりで全然、しんどくなかった。日本酒、久々にぐいっと。おいしい。3次会まで強引に引き回されそうなのを、帰宅。あのお店、ほんとうに儲かっているのだろうか。魚介類派の人には、ほんとうにお得なお店。こんなに安くていいのかというくらい安かった。某先生の話、おもしろすぎて、久しぶりにけたけたと笑ってしまった。そですね、そろそろ独自理論をぱあーんと出す時機だな。なんてことを説かれた。そだな。そろそろ。。ぱあーんと行ってみたいところだ。

来週から、ロード。いい感じで国内編が終わったので、次は大きく出てみようかと思う。

_ ものすごくよく寝た。

_ 人の名前を書き間違えるって、誰にでもある間違いかもしれない。けれど、これが教務とか総務、そして会計の人だと、ちょっと問題だなと思う。書き間違えられない名前の人は、そんなことどうでもよいじゃないか、たかが名前なのだから、というかもしれない。私も基本的にはそう思っている。でも、人によってはものすごく重要な意味があったりするのも事実だろう。現実に、某国やその近隣国では、本名は家族以外には知らせたりしないこともある。むやみやたらと他者に教えることは、その人にとってよくないことを招くことがあると考えられていたりするのである。ちょっとずれたけど。

人に知られるのが普通の国であれば、Anne Shirleyと、Ann Shirleyは区別可能な名前なのだ。終わりにEがついたアンにこだわるところは、私にはとてもよくわかる。名前を間違われるというところから、さまざまなことが読み取れたりもする。

間違いを訂正しても、思いこみはおそろしいくらいに、強力だったりする。本人が書いている表記をなぜかわざわざ旧字表記する人もいる。外国人の名前のスペルミスには敏感なのにふしぎ。これからずっとローマ字で名前を書こうかと思ったりする。幸いなことに、「し」とか「ち」「つ」とか濁音とかもない平板な名前だから、間違えようがない。大体、母音だって「あ」と「お」しかないんだから。そういうことを考えていると、某大先生(誰だっけ)がおっしゃるように、もう漢字をつかうのはやめよう論は、なんとすばらしいのだと思ってしまうことがある。個人的には、漢字が好きなので、断固反対なのですが。


21-10-2006 / Saturday

_ 河童国で予定通りに先輩と合流。おいしいものをごちそうしていただく。夜からさらに打ち合わせという先輩と別れて、紀伊国屋へ。ほんとうはもっと先輩と話していたかった。またしても「はよ結婚しいやー」と言われる。会う度に、そして別れる度に、挨拶の前にかならず言われる。来週、河童国へ帰省するという中欧某大学の講師を紹介してやるから、かならず来るようにといわれる。。40歳で、たぶん、いまだかつてガールフレンドがいた形跡はないが、よい人だから必ず出席するようにと言われる。40歳。そういえば、今回の出張中、何かとわたしのことを気にかけてくれて、ほとんど初めて、心底、いろいろと話をした某氏も40歳だった(しらんかった。てっきり、同い年かと思っていた。失礼なことにずっとため口だったものなあ。。人を見た目ではんだんしてはいけない)。奥さんも40歳だった。この河童国の先輩も40歳。40歳の人に助けてもらう一年だったのかな。

紀伊国屋で2時間。疲れたのでフードコートでチャーシューパオとミルクティー。自炊用にいくつか中華系のハーブやカレー用のスパイス調達。ひとつずつパックされているにぎり寿司を買うかどうかさんざん迷って、なぜか化粧品売り場に行って、いつもの香水。そのままホテルに向かう。帰国した翌日にひじょうに重要な打ち合わせがあるので、その連絡を確認するため、インターネット喫茶へ。イギリスから山ほど問い合わせが来ていて、すぐに回答しないといけなかったので、お返事。そのため、重要な打ち合わせの連絡を読むのを忘れたままログアウトしてしまった。ホテルの部屋に戻ってBBCを観ようと思ったら、ブレーカー?が落ちた。一人用の湯沸かしのスイッチを入れからだったらしい。部屋は真っ暗、エアコン停止、遮光カーテンをもうおろしていたので、ややパニックになりつつも、マグライトをさっと取り出してさてとひねったら、電池切れであった。。手探りで電話にたどり着き、とりあえずなにか押してみて、電気が落ちたからすぐに来てくれー、というと、なんと全館、落ちていたらしい。わたしのせい‥じゃないだろうな。。

小一時間またないといけないとのこと。しゃあないなあと、小汚いままベッドカバーに寝転がって、帰国のシミュレーション。飛行機の中ですることとか段取りを考えていると寝てしまった。起きたら部屋は明るくなっていて、テレビもついている。もう夜中の2時。とりあえず、顔を洗って歯を磨いて、一旦寝る。4時半に起きて、シャワー。6時にcheckoutして、いつもの薄いパンがおいしいインド系の朝ご飯屋に行くと、ここのインド系の人はムスリムなのだった。ゆえに、断食期間中は、日没後しか営業していないのだとか。あと数時間早く起きていたら、食べられたのになー、と残念。紅茶だけ飲んでタクシーで空港へ。今度はエコノミー。

一列一人で座れたので、安心して仕事道具出す。隣列の人、いかにも凸凹大学の研究者風の人だった。そういうのって、なぜかすぐにわかるものなあ。書類を3枚ほど作ってから、寝る。爆睡。帰宅してからも、すぐに寝るつもりが、もうなんだか頭が冴えてだめだ。あと、メール、個人的なメールは、最近、ほとんどゼロ。仕事関連のメーリングリストばかりが来ている。友だちが減ったような気がする。もともといたのかどうかもわかんないけどね。。ということで、よい天気なので、洗濯機を回し中だ。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

_ ぜぶら [ そんで帰国されたのでしょうか?  でしたら、おかえりなさい。  いや、あまりにも大変そうなので、メールを出すのもな..]


21-10-2007 / Sunday

_ 手塚治虫に刺激されたわけではないが、2週間ほど前から、いつも使っているメモノートにスケッチを始めた。最初はボールペンで、次は少し細めの水性インクのペンで書き始め、クレヨンで薄く色を塗っている。こちらでは水彩色鉛筆を使うのが主流で、クレヨンは多くても12色しかない。クレパスの感じのほうが好きなのだが、下手なので、単調にべた塗りになりかねない。フォトジェニックな風景が多い街だから、幼児の書いた絵の域を出ないものでも、なんとなくそれふうに見える。そのときの自分が見たものという意味で、日記と組み合わせて書いている。これで絵手紙なんか書き出したら、中年のおばはん街道を歩みそうになるので、あくまでもおしゃれを目指してちちっと、ペンを走らせている。わりと楽しいです。


21-10-2009 / Wednesday

_ シンポジウム。本来の本拠地の大学界隈で開催されるものとは異なり、みなオープニングよりも30分くらい前から会場に来て、着席して待っている。。場所が違えばほんとうに行動も違うんだな。で会場で携帯電話が鳴り出すこともないし、なった電話にそのまま出て、「ハローハロー」などと話し出す人もいなかった。みな文明社会を生きている人のように見えた。国際シンポジウムとはいいつつ、外国人で出席していたのは私を含めて5人。それ以外の200人は某国人。でも使用言語は英語だった。ずっと座っているととても体がしんどかったけれど、なかなか楽しく勉強させていただく。夕方、無事に初日が終わって、歩いて家まで帰ってみた。小一時間で、よい運動になった。

月末に帰国するので、そろそろ準備など。もって帰る荷物はほとんどなし。帰りにまた河童国によって、知人に会う予定になっている。次からは子連れになるかもしれないから、もうしばらくは河童国で遊ぶということもなくなるだろう。そう思うと、結婚したときよりも、独身時代が終わった感がいっぱいになる。


21-10-2011 / Friday

_ 明日からしばらく某国へ行ってきます。いろいろと、クリティカルな局面を迎えている現実に対応するために。辛いことや我慢できないことがあったら、八木重吉の詩を思い出そうと思う。草の上に座るような余裕を持とうと思う。一番最初に海外旅行に出たときは、今となってみれば嘘みたいな話だが、小さなスポーツバッグひとつと、肩掛けショルダー(ずっとずっと、アフタヌーンティーの定番だったビニールのバッグで、結構、長くしつこく使い続けている人が今でもいると思う)の小さいのひとつだけだった。Tシャツ3枚に、Do!Familyのチノパンと綿パン、膝丈のキュロットみたいなのと計3本のズボン(うち、綿パンはパジャマ)、靴下3足、着替え3セットだけだった。化粧品は日焼け止め、ファンデーション、アイブロウペン、リップクリームだけ。なんであんなに荷物が少なかったのだろう。小さなノートには、ぎっしりといろいろなことを書き綴った。レシートも貼った。懐かしいなあ。今は二人になったからというのもあるけれど、小さい人の荷物ばかりで、わたしの荷物は実はほとんどなかったりする。それなのに、毎回トランクはぎっしりになるし、それ以外のサブバッグも、一体なぜこうなるのかわからないが、ぱんぱんにものが入っている。いつか、ほとんど荷物を持たない旅行に行きたいものだ。子どもが大きくなって、自分の荷物を持てるようになったら、もっと楽しい旅ができるだろうか。明日は大雨だという。飛行機が無事に飛びますように。


«前の日(10-20) 最新 次の日(10-22)» 追記
2002|05|09|10|11|
2003|02|03|04|05|06|08|09|10|11|12|
2004|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2005|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2006|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2007|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2008|01|02|03|06|07|10|11|12|
2009|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2010|01|02|03|04|05|06|07|08|10|11|12|
2011|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2012|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2013|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2014|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2015|01|02|03|04|05|06|07|09|10|11|12|
2016|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2017|01|02|03|05|06|07|08|09|10|11|12|
2018|01|05|
2019|01|03|04|
2020|01|