_ 夫の妹の2番目の男の子、つまりわたしの甥っ子であり、子どものイトコが生まれたのが2ヶ月前のこと。某国の人は、こどもは9ヶ月で生まれるというので、あちらの産み月で換算すれば7ヶ月、日本的には大体8ヶ月で生まれたことになる。未熟児である。しばらくは地域の中心的公立総合病院のNICU で保育器に入っていたとのことだが、入院期間に比例して、子どもが成長するという傾向が見られないために、義理の母親(夫の母)の決断により、在宅での民間治療に切り替えることとなった。よくある話ではある。子どもは生まれたときにで、1キロあるかないかだったのが、奇跡的に現在2キロになるまで成長したのだと、夫が報告してくれた。しかし、その夫もやはり、この甥っ子が無事に成長するかどうかについては、確たる考えを持っているわけではない。
アジアやアフリカに、先端医療設備が整備されることそのものは、悪いことではないと思う。ただ、社会保険制度が整備されていないところで、中長期的な救命治療を受けることで、どれだけの負担が個人にのしかかるのかと考えると、民間医療という選択肢があることで救われる人もいるのだろうと思う。救われるのは家族かもしれないし、治療を受けている当事者であるかもしれない。
甥っ子が元気に成長してくれればと思う一方で、何らかの身体的発達に障害を受けているかもしれないことを考えると、どんなことをしてあげられるだろうかと考えてしまう。