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lost luggages ねぶくろ 書簡
--sleeping bag・g-ism/ist--

21-08-2012 / Tuesday [長年日記]

_ 「シンデレラ」と「白雪姫」に夢中な子ども。どちらもYouTubeで、どこかロマンス語諸派の言葉に吹き替えられているフルバージョンのビデオを観ている。それでも話が単純明快だから、多分、わかっているんだろうなあ。

しかし、わたしは今になって初めて、ディズニーのマンガ映画を観ているのだが、悪役やコミックリリーフがいかにもマンガ的な(というのかアニメーション的なというのか)姿形と役割を与えられているのに対して、主役(白雪姫とかシンデレラ)とそのパートナー役は、えらく写実的あるいはひじょうにアメリカ映画的な姿形と体の動きを与えられているのがわかった。他に「ピノキオ」も観たのだが、この場合はゼペットじいさんの「星に願い」を叶えてくれる妖精?魔法使い?が、ものすごくくにゃくにゃした、ハリウッド映画全盛期の女優の動きを模した人物となっている。そういう作画上の演出?というのか効果もあってか、吹き替えの言葉がなんであっても、登場人物をみただけで、ええもんかわるもんかが、はっきりとわかるのだ。もっとも、2歳児にもおなじように見えているのかどうかはわからないところもあって、わるもんについては、ほぼ理解している様子である。ところが、コミックリリーフな感じの役回りの人(シンデレラのプリンス・チャーミングのお父さんとか、宰相?の付き人みたいな人)や主人公の応援者たるさまざまな動物たちやこびとたちについては、もうひとつよくわからないことが多いようだ。こびとさんたちについては、わるもんだとは認識していないみたいなのだけど、やはり異形のものに対する自然な恐れを感じているらしく、初めて映画を観たときは、宝石の採掘現場で仕事をしながら「ハイホー」を歌う様子をみて大泣きしたのだった。

子どもはBBC のピーターうさぎのDVDを全部持っているので、動物が登場するマンガは観たことがある。それでもディズニーの動物たちを少し怖がる様子を見せるのは、やっぱり、過度にデフォルメされた姿形とか動作のせいなのだろうか。

どうでもいいことだと思います(笑)。でも、怖いけど観たいという子どもに付き合って、時間があらば、ディズニーばっかり観ていると、その勧善懲悪っぷりがちょっと鼻についたりもしたりなんかしました。以上、夏休みの感想文、終わります。


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