_ BBCでリー・クアンユー初代シンガポール首相の国葬中継を見る。シンガポールは大好きな場所だ。3日もいたら退屈してしまうとはいえ、アジアの混沌と西洋の洗練がほどよい塩梅で混在しているところは、人工的なところが鼻につくという人も多いけれど、わたしはとてもリラックスできる。今はICOCAみたいなカードで、MRTもバスも簡単に乗り降りできるようになったし、ほとんどの駅前には、簡単に安く食べられるフードコートが必ずある。上を見たらきりはないけれど、下の品揃えや充実具合は本当に素晴らしい。社会学系の先輩や同級生が、実際のところはどうなのかという、生活者の視点から調査をしていたりしたので、本当はシンガポールで生きるということがどんなものなのかは、少しだけ知っている。自分も、お金がある時から無くなってしまった今と、その時々の懐事情で、泊まるホテルのエリアもクラスダウンしてきた。だから、見えている部分以外のところの現実を多少、知っている。でも、こういう国が「建設」されたということの不思議さとか素晴らしさは、やはり驚嘆に値することではないかとも思う。またシンガポールへ行きたいなと思いつつ、うどんを打った朝だった。