_ 土曜の朝、起きたら、首を寝違えていた。肩もあがらない。一人だったらバイクで行くのだけど、子どももつれて今日は出かける日だった。なので、タクシーで行ったのが運の尽き、絵に描いたような、はずれくじの一日の始まりだった。
文化祭のようなものがあったので、これに行ったのだけど、バイクで行くつもりだったから、途中でATMで現金を下ろすはずがそれができず、心細い財布の中身。それでも食べ物屋台で子どもにいろいろ食べさせて、自分も少し食べて、お店の屋台を見ていたら、なかなかよく出来ている「トトロ」のシャドウボックスみたいなのを見つけた。これ欲しいなあ~と思ってもう少しで値段を聞きそうになったんだけど、帰りのタクシー代のこともあるしと思って、なんとか気持ちを抑えた。国内筆頭の理系大学の女学生の作品で、本当にとても丁寧に作ってあった。十分にお祭りもみたので、さあ帰ろうというときになって、子どもがぐずりだした。なんとかなだめて、街道でタクシーを拾って、ご機嫌取りでモール。実は今日は、子どもと一緒にスライムを作る予定にしていたのである。スライムの材料で、わたしが間違えて買っていたものがあったので、それを買うためにわざわざモールに行くなんて、バイクがあれば、そのへんの文房具屋でちゅーっと買えたのになあ、と心の中でひとりもやもや思いながら、子どものご機嫌取りです。さっき、食べたばっかりやんか!と文句を言いそうになるのを抑えて、子どもが好きな塩味の揚げパンを買って、しばしフードコートで休憩。それから果物とか野菜とかを買って、帰宅。家に帰って、すぐに子どもをスライム作り。一所懸命に材料をかき混ぜている最中に、「はっ、今日は寝違えをしたんだった!」と急に思い出した途端、ずんと首や肩が痛くなり、泣きそうになった。と、まあ、そんな一日でした。夜、出来上がったスライムを触りながら、「夏目漱石の妻」最終回。面白いドラマでした。いいドラマ。