_ 虫の声の向こうに、夏祭りの太鼓の音やお囃子が聞こえてくる。遠くなったり、近くなったり。夜店をちょっと覗いてみたいなあ。イカ焼きとかたこ焼きの香ばしい匂いも懐かしいけど、ゲームとかして遊んでみたい気がする。あれはなんという名前のゲームだっけ。5×5くらいに穴があいていて、そこに大きなパチンコ玉みたいなのをバネ仕掛けでぶーんと弾いて並べるやつ。藤沢周平の『春秋山伏記』を思い出す。あれは秋祭りだったのだけど。この連作短編集は、某国に長く住んでいたとき、毎晩かならず、読んでいた。飽きることなく毎晩繰り返し読んでいたのは、それ以外に日本語の本がなかったからだからだが、それ以上に、なつかしい日本(ほんとはそんな風景をみたことなどないにもかかわらず)があるような気がしたからだと思う。旅先でまた読んでみたいな。
_ きゅうりの浅漬けを仕込んで、その間に洗濯物。それが済んだらアイロン掛け、午後からは死ぬ気でがんばる…予定。もう崖っぷち。
_ その合間に、「テレプシコーラ 第6巻」を読んだ。実は、ここのところずっと「ダ・ヴィンチ」を立ち読みしているのでほとんど内容は既読なのだけど、このマンガはとてもおもしろいのでついつい引き込まれてしまう。六花(ゆき)ちゃんがかわいいところは当然として、私はやっぱり千花ちゃんが気の毒でならない。千花ちゃんは中学生とは思えないほどの力量を持ったバレリーナなのだが、「くるみ割り人形」を踊っているときに、紙吹雪に足を取られて靱帯を損傷してしまった。緊急手術を受けたところ、その執刀医が「バレーボールの選手」と勝手に勘違いしてしまい、どうやら医療過誤となった模様なのである。。。
さて、私もがんばろうー。