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lost luggages ねぶくろ 書簡
--sleeping bag・g-ism/ist--

09-07-2004 / Friday

_ 中欧の友人から、テオ・アンゲロプロスの映画祭のお知らせをいただく。時間とか空間を越えて。それこそ、アンゲロプロスの映画みたいだ。

映画館でみたいなと思っていたラインナップばかり。しかしなんと言っても、『永遠と一日』。

夏のギリシアもきっときれいなのだと思うけど、冬のギリシアの山岳地帯にもものすごく引かれる。

行ってみたい。映画祭とギリシアの両方。


09-07-2006 / Sunday

_ ついに扇風機を出してきた。今日はお天気もよく、洗濯物も無事に乾く。

_ iPodさんが亡くなられてしまい、また音無生活中。ステレオは、どうも室内にあるなにかと相性が悪いようで、音が鳴らない。ただたんに壊れているともいえるが、すべてのデバイスを使わないでスイッチを入れると、ふつうに鳴る。どうでもよいことですが、音楽を聴きながら自転車に乗ると、視野が狭窄になりますね。たぶん、背後や真水平方向からの音が聞こえなくなるからなのだろうな。こうなると、耳に障害を持っておられる方にとって、商店街なんかの音楽などは、とても迷惑なのかも、などと思う。気配を感じる速度も、遅くなるような気がする。昨日、学生さんが講義中に音楽を聴いていた。そういうのは別に構わない。あと、提出物を出す時だけ来て、名前と「いろいろなことがわかってよかったです」とだけ書いて去る学生さんがいる。こういうの、実はネガティブ・ポイントだということがわからないのかなあ。実はちょっと押し問答になったのだけど、あちらの言い分は、「来たんだから出席じゃん!」というもの。「来たといっても事実上、講義がおわってからなのだし、しかもこんな一文を書かれても、マイナス評価にしかならない」というと、泣き声で「おねがいしますー」という。実はわたし、出席点をつけていないということを知らないのだろう。あと、わたしの名前が入った雑誌のエッセーを配ったときには、「ある女がこういことを考えてこういうことをして、こういう結果になったらしい。世の中の女には、いろいろある」という提出物を出した人がいた。これは、要するに…ねえ。。世の中にはいろいろな学生がいる。

_ アフリカ。ナホトカまで船に乗り、シベリア鉄道でモスクワ。北海の沿岸部経由でパリを目指し、パリから飛行機のこともあれば、船でジブラルタル海峡を越えることもあったそうだ。必然、フランス語圏に到着。一方、当時、パンナムという飛行機が飛んでいたとのこと。羽田ー香港ーコロンボーセイシェルーアジスアベバ。東アフリカは英語圏。ザイールは公用語としてはフランス語だが、スワヒリ語圏が東部に広がっていたらしい。それで日本の霊長類研究が発展したような話らしい。米山先生がまだ5回(その当時にアフリカにすでに5回行っているって十分すごいと思うけど)しかアフリカに来ていないのに、もう伊谷先生は20回以上、アフリカに来られていたという話をききましたと、昨日の話題提供者の先生がお話されたのが印象に強く残っている。1958年、ザイールのあるホテルの宿帳には、今西錦司と梅棹忠夫のサインがあったのだという。自分以外の日本語署名が残されていない宿帳は、よく見る。しかし、わたしの名前など、せいぜい華語系の人に間違われるのが落ちだ。ま、そういうことはどうでもよいのだが、昨日のシンポで思ったことは、やっぱりひょっとして、教養部って大事じゃないかい?ということだったのかも知れないこと。今、教養部を復活させたら、最初の二年で退学する人が激増しそうでもあるが、3.4回生はひまではなくなり、就職活動のあり方も変わるだろうか‥というのは短絡的でしょうか。


09-07-2010 / Friday

_ 保育園へ子どもを迎えに行ったときのこと。いつもならば仏頂面をして、先生に抱っこされて、わたしを待っているのだが、昨日はなんとプレイマットの上に座って待っていた。上機嫌で、わたしにだけでなく、先生やまわりのお友達にも、にかにかと愛想よく笑っている。先生も、ミルクもたくさん飲んだし、お昼寝も午前と午後とで3時間もした、沐浴も楽しそうにしていたし、よだれもたくさんになってきましたねという。ほんとに大きくなってきたんだな。赤ちゃんのときから来ていたコンビの服やガーゼの服がどんどんと小さくなってきている。これで離乳食をしっかり食べてくれるようになったら、もう幼児になってしまうんだろうなあ。「アンの夢の家」の終盤、こういうくだりがある。来週からベビー服ではなく幼児服に衣替えをするジェム坊や(アンとギルバートの長男)のことを考えると、アンは胸が張り裂けそうな思いをする、というもの。赤ん坊が身近にいる暮らしをしたことがなかったから、小さい赤ちゃんがどんなにたいへんで、どんなにかわいいかを知らなかった。アンの気持ちがよくわかる。

カルガモさんもこの頃は、ちょっと幼児服っぽいものを着ることがある。小花模様のかわいい服を着ていても、ピンクでコーディネートした服装をしていても、「かわいい坊ちゃんですね」と言われるカルガモさん。思い切って、これからは男装させようかというと、母が本気で唸りました。頭髪も薄く、どうみても一休さんにしか見えないカルガモさん。これからも病気はできるだけしないで、元気に育って欲しいなと思う。

_ で、わたしはというと、締め切りをとうに過ぎた原稿をいまだ後生大事にしていたりします。全然書けなくて、ほんと、頭が割れそう。どうしよ。


09-07-2011 / Saturday

_ 片付けの続き。昼過ぎに切り上げて某所で開かれていた某会合を覗く。覗いただけですぐに引き揚げた。なんだかとにかくものすごく暑い。世の中、祇園祭一色。大急ぎで帰宅してごはん食べて、お風呂。ほとんど水みたいなシャワーを浴びるのだが、子どもにとってはそれでもまだ暑いみたいで、ほんとうは子どものオムツを洗うための大きなバケツ一杯に溜めた限りなく水に近いお湯にすっぽりと入って、子どもは涼んでいる。バスタイムの七つ道具—じょうろ、スコップ、アヒルの親子、水車、愛する透明丸形タッパー—を全部バケツに浮かべて、アラビアの王女のようにゆったりと構えている。お風呂から出たら、10分ほどで身支度を調えて、すぐに寝る。そして暑くて、また起きる。ほんとに暑い。日本の夏は、もう間違いなく亜熱帯だ。夫の話では某国は、今はとても涼しいとのこと。明け方は毛布を被って寝ているそうだ。


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