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lost luggages ねぶくろ 書簡
--sleeping bag・g-ism/ist--

03-08-2005 / Wednesday

_ 暑くて、眠い。

電話があって、某人と密談を兼ねてお昼。理学部の近くのお店がよいというので行くも、正確な場所が不明で、かなり端から端まで歩いた。結局、たどり着けず。生協はいやだというので、駅裏通りのファラフェル屋へ。undergrad率高し、と見えたのだけど、あにはからんや、ふつうの人が多かった。食べたいのがたくさんあったけど、迷った末、普通サイズのファラフェル、チャイ、キユウリとヨーグルトの冷製スープ。某人、2種類のファラフェルを食べた。おいしかった。のんびりできるよいお店。で、密談するはずだったのに、肝心な話をするのを忘れたので、あとからファックスで送った。なにをしてるのだか。

_ このところ5時起き。健康的に見えるけど、寝る時間が遅いので、全体的にしんどいような気がする。ご飯を食べて、シャワーを浴びて、着替えて家を出るまでに大体1時間半もかかるのが不思議で仕方がない。寝起きで体が動かないというよりは、ひとつひとつの動作が遅すぎるような気がする。朝ご飯のとき、NHKの5時台、6時台のニュースを見るのだけど、今の男性アナウンサーがとてもおもしろい。この人は近年中に紅白の司会をするだろうなあ。もうすでに経験したかもしれないけど。ハイテンションなのだけど、ものすごく頭のよい人なので、跳びすぎない。それを受ける女性アナウンサーがまだとっさのアドリブに対応できない人なので、ちょうどよいというのか。いかにもNHK的で、思わず、笑ったりするから、朝の準備が遅いのかもしんない。。

ところでシャワーという名詞に対して用いる動詞として、私は「浴びる」と書いたのだが、「被る」という人もいる。大ボスと某所に調査旅行に行ったとき、「ほんならみんな、シャワー被って、7時に玄関に集合!」というのを聞いて、「むむむ、シャワーって被るんですか。なんかシャンプーハットみたいですね。。」と言ってしまったことがあった。行水とかそんなイメージ。確かに大ボスは、行水=シャワーという図式で考えているのであった。私はもの心ついたときから、浴室にはシャワーがあったので、根本的にこの両者は異なるものとして位置づけられている。そして私にとっての行水とは、日向においたビニールプールでぱしゃぱしゃと水遊びをするの図、である。最後は石けんとかで適当に体を洗う。後年、『富士日記』の中で、武田百合子が泰淳氏を富士の山荘で日向においた生ぬるい水で行水させたことを書いているのを読んだ。暖まったコンクリート(か煉瓦)の上で、泰淳氏がぶるぶるっと身震いして水滴を払うのが北京原人のようだ云々と書いている。そこに私のイメージも連なる。いずれにせよ爾来、シャワーを浴びるというとき、心の中では「シャワーを被る」とも言ってみたりしているようなところがある。と同時に、カッパみたいなシャンプーハットを被った大ボスが、柄杓で水をすくって頭のお皿やら背中の甲羅に水をかけている河童的イメージが浮かんできて、どうしようもない。


03-08-2009 / Monday

_ あとなんだか疲れちゃった。ヒグラシの声が聞こえてくる。もう夕方なんだな。

_ 数百年ぶりに南の生協食堂へ。夏休みのはずだのに、生協は満席。座れなかったので、サンドイッチなどを買う。

_ 地道に活動。

_ 日曜日の朝、図書館へ向かう途中、いつものように神社を通り抜けた。お参りをしていこうかと思っていたのだが、お百度を踏んでいる人がいる。なので、また帰り道にと思って図書館へ。図書館で小一時間ほどかけて本を選び、外に出ると雨模様。小雨ではあるけれど、あっというまに空が暗くなっている。バスで帰ることにしたので、神社に寄ることはできなくなった。お百度の人は無事にもうおまいりを済ませただろうか。バスに乗っているうちに小雨は降り止み、わたしも適当なバス停で降りた。そこからまた歩いて大型スーパーに行き、少し買い物をして、フードコートで讃岐うどんを食べて帰ってきた日曜日の朝。


03-08-2010 / Tuesday

_ 小さな子どもが亡くなった事件が喉のところに引っかかったままで、やりきれない。この暑い中をどんな思いで母を探して声の限りに叫んでいたかと思うと、たまらなくなる。

昨日の深夜、子どもが突然、狂ったように泣き叫びながら、目を覚ました。どうも中耳炎はわたしが思っていたよりももう少し以前から罹っていたようで、保育園でもらってきた風邪は、それを悪化させるきっかけであったようで、耳鼻科のお医者さんが予想していたように、すっきりとは治っていない。いつから罹かっていたのだろうか。毎日一緒に暮らしていて、こどもを身ぎれいにして健康管理をしっかりとしているつもりでもこういうことがある。新米の母親だからそういうこともあるよと言ってくれる人もあれば、注意が足りないと責める人もいる。もし子どもの聴力に異常が見つかったりすれば、なおのこと、わたしもやり切れなくなる。夜泣きなどめったにしなくなっていた一休さんが、こちらがびっくりしてしまうような泣き声をあげただけで、わたしはまだおろおろとしてしまう。某国で療養中の夫に代わって、父親も兼ねて一休さんを育てているという責任もある。子どもはしっかりと抱っこして、母乳を飲ませたら、すぐに泣きやんだ。クーラーのタイマーが切れたから泣いてしまったのだろうか。耳が気持ち悪かったのだろうか。亡くなった小さい子のことを考えながら、一休さんをしっかりと抱いた。

某国だとひとりで子育てするという状況は、まずあり得ない。厳密には一人親世帯はあるのだけど、近所の目というものが、とてもしっかりとある。十分に食べていないような子どもがいれば、正式ではないけれど、「養子」のようにその子を預かるようなことがある。もちろん人身売買やら児童労働などが普通に存在するようなところだから、不幸な境遇にある子どもがまったくいないわけではないのだ。しかし近所づきあいがまだ濃厚に存在し、機能しているようなところだから、そしてなにより、子どもを本当に大事にする社会だから、大人は大人としての役割を果たしながら、子どもをしっかりと育てている。日本よりもさらに多く、十代で結婚し親になる人がいる。苦労しながら一所懸命に生きている。

この頃は、動物園生まれの動物の中には、子どもを生んでも育てることを放棄する場合がある。そういうときは、飼育員が面倒をみている。一人で育てられないときは、だれかほかの人の手を借りるということが、もっと気楽にできるような、またそういうシステムがきちんとかつ弾力的に整備されているような社会であれば、こういう事件はおこらなかっただろうか。逆に制度に縛られるような考え方をする人は絶対にどんな環境においても一定の割合で存在するかもしれない。臨機応変に、柔軟に何事にも対応できるような余裕を持つ社会というのは、理想郷にすぎないのだろうか。もっと幅広く、世の中の出来事を見渡せるような人を見出して、やわらかい対応ができればいいんだけど。


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