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lost luggages ねぶくろ 書簡
--sleeping bag・g-ism/ist--

23-10-2003 / Thursday

_ 大ボスのキャパシティをさすがに越えてしまったようで、同僚とふたりで分担。でもすぐに疲れてしまったので、夕ご飯を食べながらということで、近所のおそば屋さんへ。打ち合わせとかいいながら、どうでもよい話で笑い転げる…のは私ではなく、同僚であった。

無骨な人物であるのに、笑い出すと止まらないという相反する性質を持ち合わせている様子を間近で見る方がもっと面白い…ということは、仲間内での了解事項なので、悪口ではありません。最近のおとぼけ談をいくつか聞かせてくれたのだが、話の内容よりも、その話をする同僚の様子の方が、数段、面白かったです。結局、打ち合わせで決まったことは、「明日の朝までにやろう」ということのみ。すでにデッドラインの繰り延べは、大ボスから会計に伝わっているとのことで、こちらはまったく気が楽。私はイラストレーターで、余計な文字やらなんやらを消す係という、実に簡単な仕事を頼まれたと内心うれしかったのだが、よく考えてみれば、これは、すでにある文中にまた別の図表をはめ込むという工程も含まれるわけである。そのあたり、実は意外と時間がかかりそう。。。かもしれない。

_ 寒かったので、10月の初めに買った黒のジャケットを着る。途中で暑くなったりしたら困るので、一枚で着るシャツを中に来て、薄手のストールを鞄に入れていく。案の定、電車で乗り合わせる人々は、重装備の人が多かった。ダッフルコートの人もいたが、今から着てしまうと、後で困るのではないかと老婆心を馳せてしまった。足下が寒いので、研究室では冬用の動物スリッパ「キリン」を履く。これを履いているのといないのとでは、冗談みたいに差がありすぎる。お手洗いには履いていけないので、着脱簡便な、廊下を歩く専用の冬用スリッパが欲しいな…と、もう何年、思い続けてきたことか。相変わらず、腰が重い。

帰りは、寒い、寒いと口に出している人とたくさんすれ違った。今日から冬なのだな。明日が霜降とか。


23-10-2005 / Sunday

_ をを。。そうだった。ここ衣替えしようと思って気がついたのだけど、デスクトップに衣替え道具が全部入っていたんだよねー。ということは、歴史的遺物である昔の日記とかCGIとかももう発掘不可能ですね。。いやー、いいんだこれで、と思うよりない。そっかー、デスクトップが死んで以来の欠落感はこれだったのかー。どういうわけかweb関連のデータはマイドキュメントに入れてなかったもので、こういうことになったような気がする。マイドキュメントは自動同期していたからほぼ助かったけど、そうなんだ。。なんだか急に寂しくなってきた。

_ 部屋の掃除をしていて、案の定、本に読み浸ってしまった。『歳月のはしご』(アン・タイラー)が今日の誘惑だった。この小説、大好きだ。何度も何度も繰り返し、読んでいる。ぽーく・ばーべきゅー・さんどうぃっちというのがどんなのか、食べてみたい。

_ もう帰国した華人(OSC)の友だちが、「買うときは最高級のものを買うことが成功の秘訣」と常々、話していた。わたしには最高級のものは買えないので、中くらいのものばっかり買っているのだけど、このポリシーは、安物買いをしなくてよいというメリットもある。学位を取って帰国したあと、この友だちは今、事業で大成功して文字どおりの大金持ちになった。旦那も凸凹大で学位を取って帰国して、今は母校の助教授。子どももふたり生んで、今、ものすごくエネルギッシュに活動している。時間的余裕も取れるようになった。それでようやく研究者に復帰ということを考えているとのこと。華人のサクセス・ストーリーはあまりにも多様で、これが王道というのはないのだと思う。プロセスはどうあれ、最後は金玉満堂になればいいわけだから、ほんとうにみんなとにかくがんばる。わたしはそこまでなにかに力を注ぎ込んだことがあっただろうか。ときどきふと、この友だちの言葉を思い出す。某国からの帰路、わたしはいつもこの友だちを訪れて、エネルギーを浴びてから日本の土を踏む。なんなのだろうか。現実離れした生活から、現実にもどるためのステップなのかな。

_ 某大陸へ行くのにもう2週間を切っているのに、いまだホテルが決まらず。昨今はインターネットで予約するのが一番経済的らしい。空港までのお出迎えもお願いできるらしい。明日中に旅行伺いの最終版を提出しないといけないのだけど、やばいなあ。。とかいいつつ、もうひとつ、危機感は募っていない。

_ 風邪気味だったのに、ずっと外出続きで、一時はふらふらだったのだけど、昨日は早めにお風呂に入って休んだら、今日は随分調子がよくなっていた。よかった。

_ 冬になると、サツマイモとリンゴのコンポートをよく作る。こないだは、断食中のお客さんが、日の入りとともに食べるお菓子として準備。いつもはシンプルに、グラニュー糖と赤ワイン、レモンであっさりと味付けをつる。こないだは、そこにカルダモン、クローブ、スターアニス、シナモンスティックを入れてみた。いつもはシナモンパウダーでごまかしている。赤ワインではなくて、白ワインを使った方が、上品に仕上がるみたいなので、今度はそうしてみよう。


23-10-2006 / Monday

_ 高島屋のローラ・アシュレーが閉店になっていた。。これはすごいショック。

_ 帰国後、今浦島になっている状態のところで、いろいろとインプットしてもらう。ま、あいかわらず、ひどいところに帰ってきてしまったな感。月曜の会議の後、某所で缶詰にされることとなった。この時期に缶詰ということは、それはもう某書類を書かされるという業務のためにどこにも行かせてもらえないということを意味する。わたしって、なんなのかなあ。便利屋を思い切って名乗ってみようか。家にまでじゃんじゃん電話かけてきて、学校中、○×が今朝、帰国して出勤しているはずだけどどこにいるんだ!と、探されたりしたら、こちらがどんな思いをするかとか、考えてくれないのだものなあ。わかってくれるのは、相変わらず、某さんだけで、彼のフォローがなかったら、どうなっていたかと思う。浦島太郎は竜宮城でよい思いをして帰ってきたのだけど、わたしはまだ竜宮城には足を踏み入れていないものだから、ただ、自分が巻き込まれているものに逆らわずいるだけ。いつか竜宮城に呼ばれるかなと思いつつ。


23-10-2009 / Friday

_ 今回の滞在中、血圧も血液もまったく正常で、低血圧気味なほどだったのだけど、とにかく足が浮腫んでしかたがなかった。登山靴もスニーカーも持ってきていたのだけど、クロックスをよく履いていた。これは軽いしそこそこ歩きやすいのだけど、とにかく足裏が痛くて痛くて仕方がなかった。先日、山岳地帯に行ったときも登山靴もスニーカーももって行かず、クロックスだけ履いていった。新しい本拠地に戻ってから、そろそろ帰国準備ということもあったし、シンポジウムに出ないといけないということもあったので、偽リーボックの黒いスニーカーに足を突っ込んでみた。最初はとにかく痛くて痛くて仕方がなかったけれど、きちんと紐で締めるからか、クロックスよりも遥かに足にフィットして歩きやすいし、何より帰宅して靴を脱いだ後も足が痛くない。運動量も高かったからから、足のむくみも軽減された。夕べは結局、プールには行かず、家でマタニティ・ヨガをしてみたら、とても体の調子がよくなった。寝返りを打ったり起き上がったりという動作がどんどんとしんどくなってきていたから、その負担が軽くなったのは助かった。

ところでこちらでは岩田帯のようなものは一切ないし、マタニティ肌着関係も、ほとんどない。非常に限られた場所で、中国製のものが売られていることがあるが、まるで拘禁道具?みたいなものばかりで、あれは確かにおなかは締めはするものの、きついよなー、という感じがする。人によっては、ほんとにお腹が漫画みたいに前に突き出ているような人を見ることもある。乳幼児の死亡率や産婦の死亡率は、日本と比較にならないくらいに高い場所で、それなりに各国の援助プログラムも入っているようだが、全体的にあまり改善されていないように見える。なんでなんでしょうね。健康とか病気とは依然としてカミの手にゆだねられるべき範疇の問題として認識されていることも、原因なのかなとは思う。宗教病院に行くと、「薬や医師、手術に頼ってもだめです。あなたの祈りが届かなければ」などという標語が張られている。その割にはこちらの人はほんとに薬好きで、売薬を山ほど所有していたりする。健康でいること、病気にかかること、それぞれの因果関係をほとんど考えることなく、サプリメントや薬に手を出しているようだ。だから糖尿病の人が、「健康にいいから緑茶を飲んでいる」とはいいつつ、どっさりと砂糖をぶち込んでいたりするのである。

東洋医学とかオルタナティブ医療という分野がこの国でもひじょうに拡大してきている。西洋医学に鍼灸を取り入れている大学病院ももちろんある。医療の選択範囲が増えはするものの、根本的な食生活やら自分の健康について自分で考えるという発想に関しては、まだまだこれからも開拓の余地が大いにあるなあと思われてならない。


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