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lost luggages ねぶくろ 書簡
--sleeping bag・g-ism/ist--

23-10-2009 / Friday [長年日記]

_ 今回の滞在中、血圧も血液もまったく正常で、低血圧気味なほどだったのだけど、とにかく足が浮腫んでしかたがなかった。登山靴もスニーカーも持ってきていたのだけど、クロックスをよく履いていた。これは軽いしそこそこ歩きやすいのだけど、とにかく足裏が痛くて痛くて仕方がなかった。先日、山岳地帯に行ったときも登山靴もスニーカーももって行かず、クロックスだけ履いていった。新しい本拠地に戻ってから、そろそろ帰国準備ということもあったし、シンポジウムに出ないといけないということもあったので、偽リーボックの黒いスニーカーに足を突っ込んでみた。最初はとにかく痛くて痛くて仕方がなかったけれど、きちんと紐で締めるからか、クロックスよりも遥かに足にフィットして歩きやすいし、何より帰宅して靴を脱いだ後も足が痛くない。運動量も高かったからから、足のむくみも軽減された。夕べは結局、プールには行かず、家でマタニティ・ヨガをしてみたら、とても体の調子がよくなった。寝返りを打ったり起き上がったりという動作がどんどんとしんどくなってきていたから、その負担が軽くなったのは助かった。

ところでこちらでは岩田帯のようなものは一切ないし、マタニティ肌着関係も、ほとんどない。非常に限られた場所で、中国製のものが売られていることがあるが、まるで拘禁道具?みたいなものばかりで、あれは確かにおなかは締めはするものの、きついよなー、という感じがする。人によっては、ほんとにお腹が漫画みたいに前に突き出ているような人を見ることもある。乳幼児の死亡率や産婦の死亡率は、日本と比較にならないくらいに高い場所で、それなりに各国の援助プログラムも入っているようだが、全体的にあまり改善されていないように見える。なんでなんでしょうね。健康とか病気とは依然としてカミの手にゆだねられるべき範疇の問題として認識されていることも、原因なのかなとは思う。宗教病院に行くと、「薬や医師、手術に頼ってもだめです。あなたの祈りが届かなければ」などという標語が張られている。その割にはこちらの人はほんとに薬好きで、売薬を山ほど所有していたりする。健康でいること、病気にかかること、それぞれの因果関係をほとんど考えることなく、サプリメントや薬に手を出しているようだ。だから糖尿病の人が、「健康にいいから緑茶を飲んでいる」とはいいつつ、どっさりと砂糖をぶち込んでいたりするのである。

東洋医学とかオルタナティブ医療という分野がこの国でもひじょうに拡大してきている。西洋医学に鍼灸を取り入れている大学病院ももちろんある。医療の選択範囲が増えはするものの、根本的な食生活やら自分の健康について自分で考えるという発想に関しては、まだまだこれからも開拓の余地が大いにあるなあと思われてならない。


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