_ 「十字架を背負う」という表現は、隠喩なのかな…とずっと思っていた。で、またドイツの話なのだけど、旅行中、ほとんど毎日、どこかの美術館や教会や大聖堂で、宗教絵画やステンドグラスを見たわけだが、キリストは本当に十字架を背中に背負っていた。
昨日、「パッション」の予告編を見たとき、やはりジーザス・クライストは十字架を背負って丘に登るシーンがあった。百聞は一見にしかずというけれど、西洋の文学を理解しようと思ったら、やはり聖書を知らねば話にならないのだろうなと、また思った。
ギリシャ神話とローマ神話、シェイクスピア、アリス、マザーグース、旧約聖書、新約聖書、論語、クルアーン。基本の読書をじっくり進めなくちゃ。
_ 『真珠の耳飾りの少女』トレイシー・シュバリエ/『私が見たと蠅は言う』エリザベス・フェラーズ。白水社は精興社の印刷なので、「文字」そのものを読む楽しみがある。