_ ひとりって、やっぱりさみしいです。さみしいけど、もう後戻りできないしな。
_ 借りっぱなしの「スナッチ」ようやく観る。いい映画。お色気姉ちゃんが出て来なくたって、映画は成立するというものだ。思うに、口の悪い人/悪口をちゃんといえる人が作る映画や小説のほうが断然おもしろい。どこで止めればよいかわかっているから、「馬鹿なロシア人」とかユダヤ人ネタとか、ヨーロッパの大国に住む有色人種の自虐ネタとか、全部、笑える範囲でさらっと笑っておいて、さあ映画の本筋ちゃんと押さえてね、と進むわけである。しかも出てくるイギリス人の英語も、社会的階級丸わかりのさまざまなものを取り入れているはず。あまりに面白かったので、すぐにまた見直した。
来週からの事業、始めるにあたって息巻いている某人にいいたいのは、せめてひとりで雨の日は、ひとりでお弁当を食べたり、本を読んだり、机にいろいろ文献を広げたり、辞書を置いたりできる部屋がまず欲しいということかな。今、だって、机も椅子もなくて、図書館住まいなんだもん。これで会議のたびによびだされて、荷物をまとめて、ご飯のたびに荷物まとめて、ちょっと一息のお茶のたびに荷物まとめてというのは、ソルジェニーツェンの小説の主人公みたいである。