_ 中東のバリ、ベイルート。かつてそのように呼ばれていた街。レバノンをほぼすべて歩いたことがあるからこそ、思うことなのだけど、ようやく立ち直りかけてきた国に対して、イスラエルは何を思って攻撃をしかけているのか。イスラームもキリスト教徒も、ひじょうに友好的というわけではないかもしれないが、一定の安定を保って、暮らしていたように見えた。それなのに市民を巻き込むなんて。レバノン、シリア、ヨルダンが比較的安定してきたから、辛うじて均衡が取れていたものが、今、崩れだした。ラクダに乗っている暇ではないのに。この人が外国ではしゃぐ度に、国際情勢が動いていることが思い知らされるような気がする。
_ 珍しく、青垣屋で。ちょっとおいしいお酒を飲んでしまい、またしても途中からお座布団を敷き詰めて寝る。ちなみにここは大人のお店なので、こういう客は歓迎されない。。とかいいつつ、いつも寝ているような気がする。
_ 早起きして、いろいろ。駅まで自転車を取りに行き、そのまま近所のジャスコへ。ワコールとかトリンプとかが二割引となっている。こんなときにしか買えない高い物を買う。食品売り場で、夕食の材料を買って、サイクリングしながら帰宅。真っ先に水浴びをしてから洗濯。お昼ご飯の準備をしようと思ったら、眠くて眠くて。。なので寝る。そして起きたら夕方。夕立が降りそうで降らない。いっそ、めざめなかったほうがよかったような蒸し暑さだ。あと一こまだけ、女子大のほうの講義が残っている。
_ 久々に工学部の人とと話す。自然科学系の人の話はひじょうに明快でよい。しかもなぜにこんなにさわやかなんだ。
昔、某学部の建物の中で、某先生の部屋を初めて訪れるのにあたり、複雑怪奇な構造の建物の中で、迷子になったことがあった。それで、たまたま通りがかった部屋の中から出てきた若い男の人に、某先生の部屋はどうすればいけるのかを尋ねた。すると、「いや、ぼくは今日できっかり9年と8ヶ月ほどこの部屋にいますが、この部屋から直接、某先生の部屋に行ったことはありません。しかし、その部屋がどこにあるかはよく知っています。恐らく、この廊下をまっすぐ進み、別の棟に移動した最初の扉を入った左側にあるでしょう。ただし、それはわたしの記憶の中の地理的配置であって、現実に本当にそこにあるかどうかはわかりません。あなたはわたしの説明を信じるもよし、信じないもよし。ただし信じない場合は、永遠に某先生のお部屋へたどり着けない可能性もあるわけです。。」と言われた。演劇の台詞練習を聞かされているかと思うくらい、立て板に水な口調だった。おかげで某先生の部屋には行けたが、この廊下を通るのがちょっと怖くもなった。あの人、今もあの部屋にいそうな気がするにゃ。