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lost luggages ねぶくろ 書簡
--sleeping bag・g-ism/ist--

20-06-2011 / Monday [長年日記]

_ この日記、相変わらず、一旦更新すると、二度と修正できないままになっているので、ときどきとんでもない綴り方の時があって、ひとりであ゛〜と叫ぶことが多くなった。でも仕方がないので、ドンマイ。

_ 山の家の片付けへ。バスの時刻表が変更されているということを知らずにいて、えらい長い時間、ぼーっと待つ羽目になった。久々の山の上で一汗搔いたが、下界よりも涼しいのであっという間に時間が過ぎた。真っ直ぐ帰宅して家にたどり着いたら、自分では気づかなかったけれど、疲労困憊していたもようで、食べ損ねたお弁当を片付けたら、もう一瞬たりとも起きていられなくなった。それでも子どもをお風呂に入れないといけないので、一緒に泡で遊んだり、数え歌を歌ったりしているうちに、いつもの頭は覚醒しているのに体はもう燃料切れ状態になり貧血。絶好調の子どもをなだめすかせて着替えさせ、自分はお風呂上がりにカルピスもどきを一杯飲んでしばらく起きていたけれど、知らない間に寝てしまっていた。子どもはその間、一体、どうしていたのだろうか。。気がついたら、子どももわたしの隣で寝ていた。中途半端な時間に目が覚めてしまって、まずいことになった。。そうそう、今日の夕食、子どもは一体何を食べたのだろうか。ちょっと謎だけど、ジャガイモを食べていたような記憶がある(もちろん生ではありませんー)。

_ 思考停止状態が長く続いている。子どものことを考えたら早く動き出さないといけないはずなのだけど、まだ動き出せない。そういう甘いところが自分の一番だめなところ。子どもは一体、何歳くらいから、自分の親のことを記憶に刻むようになるのだろう。わたしの場合、明らかに弟が生まれる前後から、自分の記憶というものが始まっている。いつか書いたことがあるけれど、母が入院していたと思われる病院の廊下のベンチから落ちて、鼻血が出たこと、わたしが抱っこできるくらいに首も座ってちょっと大きくなった弟を膝に抱えた写真を撮ったこと(写真を見ることで、その記憶が再生産されたということでもあるのだろうとは思う)、いつもいつも弟一番の家族になって弟に意地悪をしたら、腕が脱臼してしまい、以後しばらく、脱臼癖がついてしまって、母にひどく叱られたこと、、。だから大体、三歳前後から、自分の人間としての記憶が始まったような気がしている。今なら子どもと離れるようなことになっても、子どもはわたしのことを覚えていないんじゃないか、そういう考えが頭に浮かんでは消えていく。そして、すぐに子どもの耳のことを考えて、一瞬たりともあれこれと考えたことを打ち消している。子どもは、わたしが子どもの頃に買ってもらった古いぬいぐるみと、大学院生の頃に買ったちょっと新しい古いぬいぐるみを喜んで、一緒に寝ている。ぬいぐるみと子どもの顔の大きさがほぼ同じで、三人キョウダイみたいにみえるのが、おかしくって。明日はもうちょっとがんばろう。


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