_ かねがね、ジョナサン・ケイナーの西洋占星術は、いわゆる占いというよりも、カウンセリングやさんみたいな感じに思っていた。石井ゆかりに対しても、そんなふうに思っている。基本的に占いは信じないのだけれど、このふたりの占いは、なんというのでしょうか、返事を書くことはできない手紙が届いたみたいな感じで、ふむふむと頷いて毎回読んでいる。で、ジョナサン・ケイナーによる4月のおうし座の月間占いを読んで、一人爆笑しておりました。以下が、その全文。
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世の中には、無人島に建てられた豪邸で余生を送ることを目標にする人がいま す。そうかと思えば、ヒマラヤ山中の洞窟にこもって、心の静けさを得ることを 夢見る人もいます。しかし、人通りの激しい街の通りにいても、人気のない牧草 地にいる時と同じくらいの心の平和を得ることは可能なのです。それに、心配事 や腹立たしい記憶に注意を払っていたら、人里離れた田園地帯に行っても、心配 事や記憶はあなたについてくるはず。
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実は2月から3月にかけて、ちょっと某国で、日系企業での就職活動をしたりなんかしていたのだった。もちろん全滅全敗です。で、ジョナサンの占いを読んで、うひゃー、確かにそやわー、日本でも就職できひんのに、外国でできるわけないっちゅうねん!と、ひとりでバカ受けしてしまったというわけでした。確かにあの就職活動が終わって、まるでハーフマラソンを毎日走ったかのように疲弊して得た結論があったのである。わたしは多分、その問題とどう折り合いを付けるかを自分できちっと答えを出さないと、きっと何をやってもだめなんだろうなと思ったのだった。それをきっちりと改めてジョナサンに指摘されたような気がしたのだった。