_ 子どもの保育園の卒園式。子どもはまだ年中組なので、来月から年長組になる。年長組の男の子たちは、みなとても個性的なメンツで、わたしも子どもの送り迎えをしていたころ、よく話をしたものだった。それにこちらでは、学年が上がる時にも賞状のようなものをくれるので、保護者も全員呼ばれる。
昨日は、有名な書店を構える出版社のホールで卒園式があった。初めに、幼稚園の子どもたち全員(60名くらい)で魚のダンス。子どもは部隊の中央に立っていた。文字どおり、突っ立っていただけ。1月の学芸会のときと同様、まったく微動だにしなかった。家ではさんざん練習していたのになあと思いつつ、突っ立っている様子を撮影。でも、子どもの気持ちはわかる。わたしもダンスと名の付くものが大嫌いだったから。今、日本の中学校ではヒップホップダンスが取り入れられているそうだが、わたしが今中学生だったら、絶対、登校拒否をしたと思う。なぜ?と聞かれたら、一言、そんな恥ずかしいことはできない、という答えに尽きるだろう。じゃあ何が恥ずかしいのかとか聞かれてもわからないのだが、要はそういうことである。家で一人で踊るのとは全然違うわけである。。。というように、保護者たるわたしがこのように踊り好きではないのだから、その子どもも同様であることには不思議ではない。でもそういう頑なさは、生きづらいもんだよ…と子どもに話してもなかなかわからないわけだから、深い理解を示していますよという態度を示すだけである。それになんといっても子どもは盆踊りだけは大好きなのである。踊りにも好みがあっていいわけだから…。
それから各クラスがお遊戯を披露。子どもは舞台ではまったく動かないということが知られているから、電車のお遊戯では先頭車に配役されていた。後ろの車両の役のみんなが子どもを操縦してくれて、なんとか動いているように見えた。卒園式が終わると、一か月間、休みがある。その間、子どもの学校ではいろいろなサマープログラムがある。子どもははじめ、水泳教室に行く予定にしていたのだが、昨日になって、踊りのクラスに行きたいと言い出した。もちろん、そういうことであれば、全然わたしは応援したいわけでだから、申し込みしていたクラスをキャンセルして、踊りに変更した。子どもは本当は踊りが好きなのだ。いつかたくさん人がいても、楽しく踊れるようになればいいね。がんばれ。