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lost luggages ねぶくろ 書簡
--sleeping bag・g-ism/ist--

17-06-2015 / Wednesday [長年日記]

_ もう卒園式も終わったし、お寿司を食べに行きたいと子どもがいう。いや、あんたは卒園していないし、それに踊ってすらないがな…というツッコミは当然なしで、景気づけに回るお寿司屋さんへ行った。当地には、わたしたちが住むようになってからも、数々のお寿司屋さんができては消え、できては消えしている。今、すでに老舗の風格となって君臨しているのは3系列。ひとつは ロシア以東のユーラシアの東側で展開しているというシンガポールが本店の回る寿司屋。某国にも山ほど展開している。今の店長はヨーロッパ店で長かったと聞く。もうひとつは地元に住む日本人が始めた小僧寿司的な持ち帰り寿司あるいは屋台寿司の系列。途中でやはり、在住華人資本が参入して、えらく大きく展開するようになったころから、ガイコクジンが好きなお寿司路線に転向した。それで途中で日本人が袂を分かったとか。華人資本のみになってからは、国内展開している大型スーパーで惣菜として売られるようにもなった。もうひとつはホテルのレストラン部門で、ここも資本は華人。すし職人は日本に研修生として長かったという人。この3系列、正確には2系列1店では、ダントツにホテルのレストランが安くておいしい。本当に安いのである。それなのに、とてもおいしい。だから日本人はみな、このホテルが大好きなのである。ホテル自体は1つ星以下の駅前旅館なのであるが、レストランは本当においしい。あとの2系列は店舗によってもちろん味もメニューも違って、おいしいのかそうでないのか判然としないのであるが、子どもはもちろん回るほうが楽しいから行きたがる。水槽のおおきなロブスターも楽しいし。

お客はみな、お寿司を一応注文するけれど、カリフォルニアロールよりももっと独創的なフュージョン巻きずし系をよく頼んでいる。飲み物はもちろんトロピカルな色合いのソフトドリンク系。話のネタにポップな巻きずしを少し食べたら、あとはカレーとかかつ丼を食べる人が多い。しかし、ひとりで来て、小さいお刺身のお皿を頼みつつ、一皿に二貫しか乗っていないタイプのふつうのお寿司をいくつか選び、最後に小さめの天ぷらそばなどを食べている女の人もよくいる。ひとりで来ているのはたいてい女の人だ。男の人はみな誰かと来ている。

子どもは好きなお寿司、残念ながらお値段が手ごろなフュージョン系ではなく、日本人好みの高いお寿司を一人前に食べた。十分楽しんだあと、いつものように隣のタピオカパール入りの飲み物やで休憩してから帰ってきた。お寿司といっても、お米も当地のものだし、海苔もおそらく日本のものではない。妙にしっかりとした口当たりの海苔だ。わさびもガイコクジン向けだからなのか、全然、鼻にツーンともこない。お醤油だって、全然、味がしない。それでも雰囲気だけは日本であるから、みな日本食だと思っているのだが、よく考えたら全然ちがうものばかり。でも手軽に日本の雰囲気が楽しめる場所としては、楽しい場所ではある。ちなみに日本人世帯で、未だにこの回る寿司屋に出入りしているのは、我が家だけのようだ。あとは全員、ホテルのほうをひいきにしている。


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