_ スクールバスの運転手が急病とのことで、夕方、子どもを迎えに行く。この頃は子どもをバイクに乗せるのにも少しだけ慣れてきた。外で食べて帰ろうかということになって、南のほうにあるカフェレストランへ行くことになった。植民地時代にはさぞかし大きな邸宅だったであろう家を改造して、中庭のある素敵なカフェになっている。中には音楽隊の演奏できる場所もある。あとは大きな区画としては3つの空間とオープンキッチン。ここはとても人気のカフェで、とてもおいしくてボリュームもあるのに、とても安い。わたしたちはしかし、初めて来た。いつも満席で並ばなければいけなかったり、ここでは並ばなくてもほかにいくらでも食べるお店はあるということもあって、今回初めて着席することができた。というのも、今にも降り出しそうな天気だったから、だれも来なかったのだろう。インドアの形式だけど、どの部屋には冷房がない設えなのである。外国人御用達のお店ではない理由は、メニューがローカルフーズ中心だからだ。だからここはテロの標的には成り得ないと信じている。。。本当は素敵なチークのテーブルのある空間に座りたかったのだが、子どもはラウンジ空間にこだわった。それふうの足は木製だけど、すわるところは布張りで、椅子に座ると膝頭が胸のあたりに迫り来るような低い座席である。コーヒーを飲んだりするだけならOKAYなんだけど、ごはん食べるのにこういうのは食べにくいよと子どもを諭すも、聞く耳持たず。わたしはフェットチーネ風焼きそば、こどもはラザーニャといういかにも似つかわしいようなそうでないようなメニューを選んだ。わたしの焼きそばは、なんとすき焼き味だった。意外にもおいしい。子どもは半分くらい、わたしのを食べた。ラザーニャは待てど暮らせどなかなか来ない。焼きそばを食べ終わって大分経ってから来た。わたしの知っているラザーニャとは随分違って、中にボロネーズ風のものだとかミートソース風のものは入っていない。そのかわり、なんだかよくわかないホワイトソース風の、どことなくホワイトシチュー風のなにかが入っていた。しかしおいしかった。当地のラザーニャはほとんどが作り置きで、大きな四角い皿で作ったのを切り分けて出てくる。今日食べたのは、グラタン皿に入っていて、長い時間、オーブンで調理されたものだった。とてもおいしかった。外国人の意見というより、ここの人が実際にラザーニャを食べて、何度も食べて、それならこういう味もありかなと思って完成させたようなところがあって、家庭料理的でとてもおいしかった。焼きそばもそうだった。野菜がたくさん、魚介類もたくさん、お肉も入っていて、完成度が高い。焼きそばにつきものの油っぽさもほとんど感じられず、こういうおいしいお店だったら、お客さんもたくさん来るよなあー、と思ったのでした。また行きたい。今度は、メニューの写真では恐ろしく大きくて、だから敬遠したのだけど、他のお客さんのほとんどが食べていたハンバーガーを食べてみたい。きっとおいしいのだと思う。