_ あら、4月と5月は一度も書かなかったのか。。
とにかく慌ただしかった。夏に学生が留学するかどうかの選考がいくつかあった。最初の選考では無事に合格したのだけど、過去5年間に一週間以上日本に滞在した経験があるものは受験できないという記載があるのに、合格後に気づき、念のため確認したら、去年、渡航していたことが判明。すぐに在外公館に連絡して合格辞退の憂き目となった。もうひとつの選考では、随分と苦労した。その最大の理由は、剽窃が悪いこととされていない「文化」というのか、「風土」というのか。そういうところなので、まずはその説明から。妙に上手に書いていると思ったときは大抵、クロだった。そういう仕事関係でとても忙しかった。
それ以外では、良くも悪くも首都に住んでいることで、人間もいろいろ、イロイロということがやはりたくさんあった。もちろんこの場合の人間というのは同邦人ということなのだけど、ニホンジンってほんとうにややこしい。そういう中でやはり気心知れた凸凹時代の先輩がいてくれることはとてもとても、大きな救いであった。まあええわあ~と、笑っておしまい、である。いろいろな人がいるけれど、妙に親しげな人には要注意というのは、いつでもどこでも有効!そう思っているところがあるから、別に大きなロスはなにもないのだけど、まあ他人を観察するのは最大の醍醐味という人が多くて、自分のことではないけれど、あまり愉快ではないこともいくつかあった。首都って、そういう場所なのだと思う。
あとは、超絶おいしい珈琲豆を売るお店を発見して、もうそれ以外はとても飲めないという気持ちになってさえいる。ほんとうにおいしい。ビアレッティのコーヒーメーカーを買おうかどうかとさえ思案しているくらいである。もっともこの豆屋併設のカフェではペーパーフィルターでドリップをしていて、それでも十二分においしいのだから、入れ方の技量次第なのであろう。とにかくおいしい。あまりにおいしいので、わたしも某国へ戻ったら、コーヒー焙煎技術をどこかで修行して、サードウェーブコーヒー屋でもやろうかと思ったくらいである。わりと真剣に考えています!
あとは絶対的に慢性の活字不足で、もう読めるものは薬の説明書も読むくらいになっている。本がない。インターネットはなんだかもうまったく拒否反応で、新聞のニュースしか読んでいない。通信速度の問題もある。美味しいコーヒーとおもしろい本。なんとかして本をどこかで手に入れたい。