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lost luggages ねぶくろ 書簡
--sleeping bag・g-ism/ist--

16-04-2003 / Wednesday

_ ポスト・公聴会ブルーに苛まれているのは自分だけかと思っていたら、何人もの方から、「博論で満足する人なんていないよ。博論の後は、もう自由なんだから、好きな研究を好きなだけ、好きなように出来る自由があるのだから」と励ましをいただいた。それもそなのかな…、と思うにはまだまだ回復時間がかかりそうだけど、そなのかな。。。だったらよいのだけど。

白いスイートピーは、結構、すぐに弱ってしまった。しかも枯れると花びらの色が茶色く変色するのが、なんとなく、なんとなく…なかんじである。明日の帰りは、花を買いたいなあ。

_ お昼は桜堤でお弁当を広げた。芝の緑と花びらのピンクが、絨毯の模様を作っている。ベンチに腰掛けて、ゆっくりと食べた。鳩や雀が寄ってきて、ちゅんちゅん、御飯をちょうだい、となく。この頃の鳥たちは、虫だとかそういうものを食べたりしないのかなあ?うちのニワトリは、自分でミミズを掘り出してきて、うれしそうに飲み込んでいたものだが。時代が変わったということなのだろうか、それとも鳥たちの食生活を満足させる環境が変わったということなのだろうか。何度も雨をくぐり抜けても、まだ花がしっかりと咲き誇っている枝に顔を近づけてみる。いろいろな虫がたくさん。とくにあたたかい部屋ではなかったはずだのに、ゴキブリも出た。春なんだなー、などと感心する。


16-04-2004 / Friday

_ 新しいノートがやっと使えるようになった。必要なソフト類、インストールしたり、ダウンロードしたり。

_ あたらしく昇格した研究所のひとつに研究テーマを提出するように通達が来たのだけど、どう考えても私の研究とは結びつかなさそ。しかしなんでもきっかけ一つでなにかが変わるものなのかもしれないしと思い直して、ちょっとあれこれ考えてみる。

_ あと外付けDVDドライブが最初、全然認識されなくて、初めてカスタマーセンターに電話をしてみた。すると、とても感じのよいお兄さんで、あれこれ指示の出し方もとても的確で、するすると認識してもらえるようになった。かっこいいなー、とひたすら感心してしまった。

_ というわけで、今日の日記は新パソコンでテスト書き。


16-04-2006 / Sunday

_ その後のお弁当

突然、電話が鳴っても慌てず落ち着いて、電話に出られるようになった(といっても、買ったということをほとんど誰にも知らせていないので、かけてくれるのは某女史と弟だけだ)。/カメラで写真も撮ってみた。しかしどこに保存されるのか、仕組みがまだわからない。/結構、かっこいい携帯を買ったと思っていたのだが、同時期に買った人のものは、値段はおなじなのに、テレビが見られるし、英語のゲームとかも入っている。携帯でテレビを見たいなどとは思わないが、英語のゲームは結構、おもしろかったので、「うらやましい」などと思ってしまった。これでわたしも晴れて携帯人だ。ちぇ。

この、今までさんざん忌み嫌っていたものをあっさりと受け入れるというか、懐柔させられてしまった「わたし」という経験は、なんだか処女喪失の時と似ているような気がするにゃ(いや、もう適当に書いていますから!!!)。

_ まてどくらせど こぬひとを よいまちぐさの やるせなさ

_ 物理的な距離が問題にならないのは、それだけの精神的なつながりがあるわけだからで、両者がない人は、布団でもかぶって寝るしかない。しかし精神的つながりなんて、目に見えないわけだからね。だからこそ気配を察するしかない。気配が微塵も感じられない場合は、もう布団かぶって冬眠しろということだ。


16-04-2010 / Friday

_ 某日。保育園の見学。常勤の職についていないこと、夫が外国人であることなど、そのほかにももろもろがあって、子どもを預けることができない。保育園に相談に行って一時保育をお願いすると同時に、砂漠の砂を数えるような作業であるが、待機児童にしてもらうための作業を詰め始める。というか、現時点では公立あるいは民間の保育園・保育所に子どもを預けることは、120%、無理のようである。子どもを負ぶって大学に行って、会議に出て、ということになる。子どもがかわいそう。不甲斐ない親で申し訳ない。子どもは親を選べないということを思うと、切ない。夫のケガの状態もあまりよくないようで、わたしたちが帰国してからもずっと寝たきりである。厳密な意味の寝たきりということではなくて、いつ治るのかわからない肩を抱いてもんもんとしているというところだろうか。いつも明るい声で電話をかけてくれるのだが、それもまた聞くのが辛かったりする。話す方も辛いだろうに。それでも子は日々、育つ。お食い初めの椀を並べながら聞く吾子の笑い声が胸を打つ。


16-04-2012 / Monday

_ ハローワークの前の桜堤の花が満開だったのが先週のこと。今日はもう枝に残っている花のほうがすくなくて、一面が花びらの敷物になっていた。結婚した年の春に、一時帰国したときのこと。夫に桜を見せたくて、ほんの少しだけ桜の花を枝から摘み取って、手帳に柔らかく挟んで押し花にした。もう辞書も手元になかったので、少しでも柔らかい雰囲気が残るようにと、押し花の作り方に逆らった言い訳としたのだった。昨日、子どもと一緒に遊んだ公園で、木馬に乗った子どもの背中に、花びらがはらはらと落ちてきた。バネ仕掛けの木馬を、子どもはなんとか自分の重さだけで揺らそうとするのだが、力が足りなかった。二人乗りをした木馬は、まるで酔っ払いの馬のように前後に揺れて、子どもは喜んだのだが、少し不満そうでもあった。自分一人だけで揺らしたかったのだ。わたしはそっと木馬を降りて、隣の機関車の形をした木馬に乗った。一人乗りの木馬に重たい大人が乗ったので、木馬は勢いをつけて前後に大きく揺れる。子どもは不満そうな顔をして、ママ、こっち、こっちと、また後ろに乗るように指令を出す。子どもよりも楽しそうに遊ぶ母親に呆れたような、そんな顔をしていたので、子どもを促して、図書館へ急いだ。子どもとふたり、木製のベンチに腰掛けて、あれこれ絵本を読んで、ふたりとも楽しんで家路についた。


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