最新 追記
2002|05|09|10|11|
2003|02|03|04|05|06|08|09|10|11|12|
2004|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2005|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2006|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2007|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2008|01|02|03|06|07|10|11|12|
2009|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2010|01|02|03|04|05|06|07|08|10|11|12|
2011|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2012|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2013|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2014|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2015|01|02|03|04|05|06|07|09|10|11|12|
2016|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2017|01|02|03|05|06|07|08|09|10|11|12|
2018|01|05|
2019|01|03|04|
2020|01|06|07|11|
2021|01|12|
2022|01|08|

lost luggages ねぶくろ 書簡
--sleeping bag・g-ism/ist--

18-06-2009 / Thursday [長年日記]

_ 創立記念日。

_ 毎朝炊きたてのごはんがおいしい。簡単浅漬けと梅干しとインスタント味噌汁を食べて、季節の果物を切って、ヨーグルトドリンクを飲んでいる。もうこれだけで十分。

_ なぜと思うことが研究には一番必要なのだと思って、いつもまずそう思うことを心がけてきた。奇抜な人の行動とか腹が立って仕方がない人と会っても、一秒くらいは、なぜそのようなことを言うのだろうかと、考えることにしてきた。でも相手が必ずしもそんなことを思ってくれるわけでもないわけでして。なぜと問われなくなったら、それは相手が自分に関心を持っていない指標であると思うようにしている。いろいろな意味での関心。しかし、自分の側でもなぜと人が問わずにはいられないようなものを持っていないといけないわけでもある。なぜと問われなくなったのはなぜなのかと、自分でもしっかりと問う余裕と謙虚さを持ちたいものだ。たぶんわたしには無理なのだけど。。

如月さんと一緒にDVD鑑賞。グリンダー・チャーダ監督の「ジョージアの日記/ゆううつでキラキラな毎日」。タイトルは書くのも恥ずかしい感じがするが、この映画もなかなか好きなタイプの映画。B級映画らしくもっと弾けてもよかったと思うのだけど。主人公がとても魅力的。


16-06-2009 / Tuesday [長年日記]

_ ま、出る杭はまた打たれました(笑)。よいのです。きっと事実なのだろうから。


14-06-2009 / Sunday [長年日記]

_ 某会があり、わたしはモデレーターを務めた。久しぶりのアカデミックな会。某先生の資料作成を手伝ったり、質疑応答を捌いたり、質疑応答の内容をその場でパワーポイントにまとめたりしたら、とてもほめられた。。でもわたしぐらいの大年増丁稚(女中か)ならば誰でもできることばかり。住む世界が少し異なると、どんなところでも新鮮にみえるのだろうか。先週からアカデミックづいていて(というか、そうでなかったのか、今まで。。)、久しぶりにいろいろと快調。一方ではげーげーと吐き続けているのだが。。

_ 下宿は、中庭を囲み、東西の辺と南の辺に部屋が並んでいる。北側は大家さんの母屋。東側の辺に並ぶ三部屋は独立した浴室が室外についている。私の部屋は南側にある一部屋。ここが一番日当たりがよいだろうと思っていたらあにはからず、東側の辺の部屋が一番に日照時間が長い。西側の3部屋は浴室はどうなっているのかなと思っていたら、わたしの浴室と共同なのだとか。。あれ。ほかの人の部屋は外国人料金なのだが、わたしの部屋は配偶者が某国人ということでなのか、ローカル料金にしてくれている。もう一組の美国人と某国人カップルはどうも正式な婚姻関係にないようで、外国人料金。だからなのか、わたしの部屋はベッドが現地仕様。つまり横になると人型にマットレスが沈むタイプ。。寝心地が悪い、というか寝返りが打てないから、朝起きると体ががちがちになっている。ほかの人の部屋の3割引料金とはいえ、なんだか腑に落ちなかったりする。しかし、大家さんが特別に冷蔵庫を使わせてくれるのは私だけなので、文句はいうまいぞ。

_ わたしが今の下宿に入ってきた今月初めのころ、中庭を取り囲むように並ぶ7つの部屋のうち、東側の1部屋に美国人が一人、入っているだけだった。この人は夜行性の人で、昼間、滅多なことでは顔を合わせない。わたしが入ってから3日後、やはり美国人の新聞記者が入ってきた。この人も地方出張ばかりで、ほとんど顔を合わせない。3日前、某国人と美国人の夫婦が入ってきた。2日前、日本人一人と西欧国人一人が同時に入ってきた。西欧国人の人はわたしの研究と重なる人らしく、とりあえずは語学の勉強にきたという。急に、人が一杯になった。ドリフターズの劇みたいな感じの、いろいろな取り合わせである。


13-06-2009 / Saturday [長年日記]

_ 以前にも書いたことがあったような気がするが、「チューズ・ミー」という映画が好き。これは高校だか大学の頃だか忘れたけど、なにしろ風邪で学校を休んだ日の午後、KBSとかサンテレビとかUHF局のお昼の映画劇場みたいなので放送されていたものを観た。キース・キャラダインが出ている映画。70年代風というか80年代風というのか、そういう耳について離れないちょっとソウルな感じの女声コーラスのテーマ曲があって、映画というよりもほとんどドラマみたいな映画だった。とくにすばらしい映画ということではまったくない。普通の、ごく普通のB級映画。多分、アマゾンなんかでは間違っても売られていないと思う。

数日前にデビッド・キャラダインが亡くなったという新聞記事を読んだ。キース・キャラダインの縁者だと思っていたけど実兄とのこと。で、映画のことも思い出した次第。

どうでもよい映画とかどうでもよいCDとかに、時々、とんでもない傑作シーンがあったり傑作ナンバーがあったりする。そこだけ観たいがために、その曲を聴きたいがために、大枚はたいて散財することがあった。最近、さすがに大人になったけど、ときどきふと箍がゆるんでしまう。


05-06-2009 / Friday [長年日記]

_ ところで、荷造りでほとんどの日本語の本を梱包してしまったままで、手元にあるのはほんの数冊だけ。そのうちの一冊、『龍は眠る』(宮部みゆき)を読んでいて思ったこと。この本には超常能力を持つ高校生が準主人公として登場する。その人の所有物や体にふれるだけで、その人の考えていることが読み取れるという能力。彼の友人でもう一人のサイキックの青年の話としてこういうのがあった。とにかく相手のことを考えていることがわかってしまうのだから、仮に親密な間柄な人と親密な行為をおこなっている最中、相手がいまどう思っているかがわかるから、とてもではないが完遂させることができない。。その欲求だけでも自分は早死にするだろう、というくだりがある。

それで思ったのだけど、外国人の気持ちも日本語で読めるのだろうかということ。SF界の文脈では異なる言語間の透視というのはどういうふうに扱われているんだろうか。なんてことを考えて、眠れなかったです。

_ 新しい家は大家さんの母屋とおなじ敷地内にある貸間。信じられないくらいに清潔なバスルームがついていて、部屋は日本的な広さで言うと十畳くらい。でもやはり少々狭いというのは否めなく、自前の冷蔵庫を置くことはできない。なので大家さんの冷蔵庫を間借りさせてもらっている。味噌とか醤油、梅干し、わさびなどを入れさせてもらっているのだが、大家さんは興味津々。というのもこの一家は健康オタク一家なのである。

大家さんは見た目60歳前半、同居の長男は40歳くらい、そう思っていたのだ。するとなんと、大家さんは1929年生まれ。長男はもう55歳で年金生活者。ふたりとも歯は全部自前だし、肌もつやつや、髪は黒々。信じられない若さを保っている。そんな彼らからみると、わたしは20代、夫に至っては大学卒業したばかりに見えるのだそうで、視力に関しては、年齢相応の老化を止めることはできなかったようである。

で、一通り、味噌の使い方、わさびや醤油について説明。日本茶についても説明。そのうち日本料理を作ることを約束させられる。でもお味噌汁って、外国人には不人気なのですよね。なんといっても辛いから。なのでいつも薄く薄く作っている。夫が好きなのは、カレーライス。これは日本料理ではないのだが、すでに現地化された外国料理ではある。高野豆腐は好きなようだ。来週からまた遠くへ出張の予定。移動移動の連続で、ベドウィンみたいだ。そのうち自前のラクダでも飼うことになりそう。


最新 追記
2002|05|09|10|11|
2003|02|03|04|05|06|08|09|10|11|12|
2004|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2005|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2006|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2007|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2008|01|02|03|06|07|10|11|12|
2009|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2010|01|02|03|04|05|06|07|08|10|11|12|
2011|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2012|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2013|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2014|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2015|01|02|03|04|05|06|07|09|10|11|12|
2016|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2017|01|02|03|05|06|07|08|09|10|11|12|
2018|01|05|
2019|01|03|04|
2020|01|06|07|11|
2021|01|12|
2022|01|08|