_ 朝、子どもと一緒にNHK教育をよく観る。「にほんごであそぼ」で、最近、よく歌われる歌がずっと頭の中で回っている。
わたしのまちがいだった/わたしのまちがいだった/こうして草にすわればそれがわかる
八木重吉の詩だそうだ。
わたしも、わたしもそういいたい。明日、草に座りに行こう。
_ 氏子神社の秋祭りへ。母方の祖母の命日でもあることから、本当に長い間、この祭礼に足を運ぶことがなかった。今日は子どもを連れて出かける。御稚児行列は見逃してしまったけれど、その後の儀礼には間に合う。巫女さんが、笹の葉の束を使って、釜に沸かしたお湯を集まった人々に振りかけていくのである。お湯を振りかけてもらえば、向こう一年、無病息災に暮らせるという。子どもも静かに巫女さんの一挙手一投足に目を凝らしていた。儀礼が終わってから、図書館へ本を返却にいき、また金木犀の香りをたぐり寄せるようにして、家路についた。金木犀の花を少しだけ手のひらにとって、子どもの鼻先に近づけると、子どもはぷうーっと息を吹いて、全部飛ばせてしまった!元気でよろしおすな〜、と笑いながら今度は猫じゃらしを摘んで、子どもに持たせた。久々の日本の10月を楽しんでいる。
_ いつの間にか、わたしもマック使いになって早6年ほどになる。最初の数年はWindowsと並行して使っていたのだけど、今では自分のパソコンはMacintoshだけになっている。スティーブ・ジョブズさんは、わたしが知っている何人かのプログラマの人たちの雰囲気に親しいものがあって、もちろん知り合いでもなんでもないのだけど、勝手に親近感を覚えていた。病気ということももちろん知っていたから、心配もしていた。しかしこんなに早くとは思っていなかったから、やはりショックである。まだ若いのにとても残念。もっといろいろな新しいことをやってみたかったに違いないと思う。これでアップルから先見性(ってことばがものすごく頻繁に使われているのが、今回の訃報ニュースで印象に残っている)が失われることがあったりしてはならないと思うのだけど、ジョブズさんだったら、彼だったらどんなことを考えただろうかということを、アップルの人も、ユーザーも、これからは常にずっと考えていくことになるのかなあ。ご冥福をお祈りするとともに、今までありがとうございました、どこで使っても全然ウィルスの心配しなくてよかったので、本当にストレスがなくて助かりましたと御礼を伝えたいです。
_ 足を悪くしていたので、行けなかった子どもの1歳6ヶ月検診を明日に控えて、記入しないといけない用紙を埋めていたら、子どもはなんと成長が早いんだと、驚いてしまった。うちの子どもは、6ヶ月くらいで、もうひとりで座って、ハイハイもしていて、8ヶ月頃にはつかまり立ちをして歩かんばかりになっていた。ひとりで歩くようになったのは11ヶ月の頃。初めて、「おかたん!」と叫んで、走ってきたのがちょうど一歳の誕生日だった。そんなことを思い出しながら、せっせと記入していたら、子どもが普通に何気なく近寄ってきて、いきなり用紙を取り上げてびりっと破いたのだった。満面の笑みを浮かべて、ニカッと笑った。質問項目に、「いたずらが激しいですか」というのがあったので、二重丸をつけたわけである。いや、ほんとにいたずらが激しいんです。毎回、きちんと叱ってはいるけれど、子どもはにかにかと笑うだけなので、もっと本格的に叱るべきかどうかを、明日は聞こうと思っている。ちなみに、夫の某国民は、絶対に子どもを叱らないし、叩いたりもしない。その度量の大きさというか子どもに対する寛容の度合いには敬服するばかりなのだが、日本で暮らしているとなかなかそういうことも難しい。保育園の先生も、いけないことはいけないとはっきり叱るべきだと仰るので、そうだそうだと思いつつも、叱り方というのは意外にも難しいところがあるなと痛感している。食事の進め方なんかもそうで、子どもは基本的にひとりでスプーンを握って、ひとりで食べたい人である。自分の食べ方で、一旦、両手でぐちゃぐちゃにしてから、改めてスプーンやフォークで、自分のペースでゆっくりと時間をかけて、きちんと完食する。そうするとわかっていても、こちらに余裕がなかったり、カレーだとかトマトを使っているようなものを、そうされると、つい「もうそこまで!」とお皿を下げたりしてしまうことがある。実際、食べ物で遊ぶようなことはだめだと教えるためにはお皿をすぐに下げるのは正しいのである。しかし、子どものやり方を尊重するとか考え出すと、大人の忍耐とか、上手にそんな食べ方はだめだときちんと伝えることを考えないといけない。そのためにも、子どもと一緒に自分もテーブルについて、自分の食事をちゃんと取ることが大事だろうと思っているのです。なので、6時頃に夕食を食べて、7時にはお風呂に入って、8時前に寝るようになりました。なので、時々、変な時間に目が覚めてしまって、夜中に眠れず起きていたりします。。もうすぐ1時。今日は、ジョブズさんのことをあれこれ考えたりニュースを読んだりして、余計に目が冴えてきた。
_ 今朝、子どもがはじめておまるで用を足すことができた!おまるを手に入れた当初は、とても喜んで、毎日、長時間、座り続けていたのだが、ついぞ用を足すことができず、今日やっとこさで、悲願を達成することができた。といっても、中耳炎の抗生物質を飲んでいるため、ちょっとおなかがゆるくなっていたから、ほとんど偶発的といってもいいような感じではあったのだが、そんなことは関係なしに、子どもはとてもうれしかったらしく、誇らしげな態度で、一緒になっていつまでもぱちぱちと拍手をしていた。拍手といえば、保育園に迎えに行くと、かならず子どもは自分で拍手しながら、満面の笑みを顔に浮かべて、わたしをめがけて走ってくる。それがなんだかとってもかわいらしくて、わたしも拍手しそうになったりする。
_ 病院。肉離れは完治。あとはその原因となった膝がよくなれば大丈夫とのこと。膝はこれからもしばらくサポーターとトレンカみたいなものを穿いて、よくなるのを待つとのこと。ちょっとほっとする。
_ ラギ [初めてのおまる、おめでとうございます!拍手しながら走ってくるシーン想像したら、ほんと、拍手しそうになります(笑)。]
_ ね [ラギさん、ありがとうございます。 自分で拍手しながら走ってくるの図はいつ見ても、なんかちょっと笑えます。鄧小平とか、..]