_ 月に一度のお弁当の日ということで、たいへんでした。子どもは、アルマイトのうさこちゃんとふがこさんのイラストが付いたお弁当箱が大好きである。今日はお弁当の日だと前日からわかっていた模様で、朝からうるさく飛び跳ねる。お弁当のおかずを作って味見をさせると、朝ご飯はお弁当箱で食べたいという。仕方なく、すべてのおかずをお弁当箱に詰めて、子どもが食べ終わるのを待つ。子どもは、世界地図になっているレジャーシート(100円ショップにはなかなかステキなものがあったりします)を広げて、その上でお弁当を広げて食べている。デザートの果物まで!これじゃあお昼にお弁当を広げたら、朝ご飯とおなじ中身でつまらんぜよ、、と思ったので、急遽、追加のメニューを適当に作り、大急ぎでお弁当をまた詰め直して保育園に行く用意。お弁当用のうさこちゃんのカバンを肩にかけて、子どもは胸を躍らせているのだろう、また長靴を履いて、足取り軽く、保育園へ向かった。
_ 図書館で借りた本:ジョディ・ピコー「わたしのなかのあなた」。カズオ・イシグロの「わたしを離さないで」が扱っていた主題の裏と表というのか、アメリカとイギリスという違いなのか。基本的に、読み応えのある内容だと思う。しかし多くの人と同じように、わたしもまた、法廷のシーンで終わっていてくれたらよかったのにと思った。が、そのあとの出来事があってこその、本書の主題につながるのかなとも。つまり、だれも人の運命を変えようとして変えられるものではないということ。しかし、自分の運命は変えようと思えば変えられる。ただしそこに、自分でも他人でもない「誰か」が運命を動かしてしまうことがなければの話。「誰か」というのは「なにか」かもしれない。生きているようで、生かされているようで。生かされているようで、生きているようで。