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lost luggages ねぶくろ 書簡
--sleeping bag・g-ism/ist--

24-03-2015 / Tuesday [長年日記]

_ 日記の見た目が美しくなりました(笑)。モチベーションも上がることを期待しています。

ところで年末に買ったばかりのスーパーカブの調子がおかしい。こちらでは2か月に一回、無料のオイル交換と定期点検が奨励されており、実際、そのサービスブックももらっている。忙しかったのと、いろいろ出張があったりしたので、実際はあまり乗車していなかったということもあって、初回点検は3月上旬におこなった。といっても、時間が全然取れなかったので、卒業生に頼んで行ってきてもらったのだった。これが悪かったのか、ものすごくエンジンの調子が悪い。シフトを上げていくときに、ときどきエンジンが停止したりする。音も悪い。車体も重い。エンジンが止まるというのは恐ろしいことで、それなりのスピードが出ている場合は、事故につながる。いつも30キロくらいで走るようにしていることもあって、今日、エンジンが止まったときはすぐに体勢を立て直すことができた。大きな事故が起きる前に、今週中に再点検に出す予定。しかしこれもまた学生に頼まなければ自分では行けそうにない。

_ たくさんのお客さんからいろいろと本をたくさんいただいた。中でも一番おもしろかったのは、『下町ロケット』。『沈まぬ太陽』もよかった。『廃墟に乞う』は、『あなたに不利な証拠として』を、どことなく彷彿とさせる本で、とても気に入った。でもまだ『母の遺産』を読まずに取ってあるので、早晩、この本がトップに躍り出ることであろう。その他、いろいろと本をいただいた中で、研究関係の一冊が個人的には涙が出るほどにありがたく、また素晴らしい本だった。正確にはまだ半分しか読んでいないのだけど、ずっとずっと、研究だけは続けていきたいと改めて思った。こつこつと、誰に見せるでもなく、どこで発表するでもないけれど、いつか小さな海から外に出ることがあればそのとききっと持って行けるように、しっかり手放さずにいられたらよいのだけど。

_ 2週続けて、学科会議が中止になっている。やれ打ち上げだ(一体、なんのためのものなのかはついぞわからなかった)、やれ果物狩りだと、奇妙な理由がその都度、説明されている。明日の果物狩りが実行されることになったのは、先週末、英文学科がその果物狩りに行って楽しかったらしいという話が刺激になった模様である。なぜみんなそんなに暇なのかは、とんとわからない。


14-03-2015 / Saturday [長年日記]

_ 先月末からずっと、科研関連の調査で予算を使い切るという恩師、友人、知人などが途切れなく当地を訪れている。いろいろと久しぶりに話ができてわたしにとってはとてもよいリフレッシュのひとときとなった。今まで行ったことがなかった素敵ホテルのダイニングだとか西洋人御用達のビストロとかに行く機会があったり、あるいは当地ではどうしたって手に入れられないような、あったとしても関税がかけられて日本の数倍の価格が付けられているような食材をたくさんいただいたりした。とりわけうれしかったのは、たくさん本をいただいたこと。なかでも「沈まぬ太陽」(山崎豊子)は、ほとんど徹夜でアフリカ篇の二巻を読んだ。。で、続きが読みたくて読みたくて、居ても立っても居られなくなってしまっている。。続きがどうなるのかを知りたくて、人は本を読むのであるというのは、「ガープの世界」に書かれていたことで、一番大好きなセリフだ。久しぶりに、じりじりと、アマゾンの画面を見ては、日本だったら中古で1円なんだな。。こっちだと、新本で定価の2倍はくだらないものなあ、、とため息をついている。今度いつ帰国できるかは、文字通り、神のみぞ知るところであるが、真っ先に行きたいのは、ブックオフだなあ。。それからもうお金がなくなって明日帰国という日に、普通の本屋へ行こう。ブドウは酸っぱいと言い聞かせるにはそれが一番である。

関税といえば、外国人は郵便物には関税はかけられないとか。しかも国立大学で働いている人は、そういうのは一切免除されるのだそうだ。そのことを知ったのは、もちろんつい先日のこと。今まで無駄に払ってきた税金は、もちろん当然、返還されるすべもないこと。ぐつぐつと煮えたぎる感情を宥めるためにも、ああ、続きが読みたいものである。


22-02-2015 / Sunday [長年日記]

_ 十数年前のこの日に自動者免許を取得したよな・・・などと思いだしながら書いていたら、子どもが冷たいお茶が飲みたいという。冷蔵庫から麦茶みたいなものを出していると、ものすごい音がしてパソコンが床に落ちた。パソコンは無事だったのだが、USBタイプのモデムがポキリと折れていた。翌日、モールのITコーナーに、Wi-Fiルーターを買いに行ったのだが、どこも売れ切れ。モデムすら売り切れ状態である。一体全体、なにがあったのだろう。とにかく、インターネットがずーっとできないでいた。

やっと3日前に新しいWi-Fiルーターを購入。前のは、CDMAとかいうタイプのもので、今度はGSMというものらしい。携帯電話の会社が違うのだが、新しいのがつながりにくことといったらない。やっとつながったと思っても、タスクバーの表示では、つながっていないことになっている。ところがWi-Fiの画面ではつながっている。ホームページで見ても、どんどんと重量が減っている。とにかく全然使えないうえに、異常に遅い。この日記も書いたと思ったら、もはやつながっていないために更新できない可能性があるので、とりあえず、このあたりで一旦、更新してみることにします。おしまい。


28-01-2015 / Wednesday [長年日記]

_ 先週末、子どものが幼稚園の学芸会があった。子どもの幼稚園は、日本の言葉で言うと「こども園」みたいなところである。朝8時から大体11時までが幼稚園の部。これが終われば帰宅する子どももいる。共働き世帯などの子どもは、お昼ごはんを食べるために、保育園部に移動する。昼食後、歯磨きをしてお昼寝。お昼寝から起きると水浴びをさせてくれる。ここでパジャマに着替える子どももいる。なんで?という感じがするが、夕方の行水が住めば、あとは家に帰ってご飯を食べて寝るだけだからというのが理由らしい。夕方の行水が住むと、軽食が出る。これが結構ボリュームがあるので、うちの子どもはときどき夕食が食べられないこともある。保育園の部の子はさらに、昼寝をしないで、お稽古事部に行く子もいる。たとえば、お絵描き、こどもパソコン、そろばん、読み書き、バレエ、テコンドーなどである。お稽古が終われば、軽食を食べるためにまた保育園の部に戻る。

そういう学校なので、いろいろな子がたくさんいる。子どもは、やっと夏頃からふたつのことばを使い分けてて話すようになってきた。家で一人遊びをするときは、ふたつのことばを使い分けて、人形遊びをしたりもする。学芸会の練習は、去年の11月頃から始まったので、この2ヶ月近くは、ずっと子どもは家でも踊りを練習していたのだった。

いろいろな友だちを誘って、学芸会に繰り出した。わたしは本当に久しぶりに、リコーのデジカメではない、ニコンの一眼レフを持参したというのに、いざ舞台に出てきた子どもは、まるで石の孫悟空のように、舞台上でふくれっ面に仁王立ちのまま、微動だにしなかった。ど、どういうことなんだ。。と思いつつも、心のどこかでこういう状態を予想していた部分もあった。とにかく学芸会の段取りが悪くて、子どもは出番まで4時間あまりも待っていたのだった。もちろん他の子どもも条件は同じなのだけど、うちの子どもはどうにもがまんができなかったのだと思う。そんな子どもは、他にもいた。きっといつもは楽しく踊るのだろうに。。

学芸会が終わって、会場のロビーで軽食をみんなで食べるとき、わたしは子どもになにも尋ねなかった。一言、きれいな衣装を着せてもらってよかったねえ、とだけ言った。子どもには子どもだけが納得できる、なにか理由があったのだろう。それはもしかすると、とても言葉にはできないものなのかもしれない。わたしはただ、担任に、誰かに何かを言われたとかいじめられたとかそういうことがあったのかなかったのかだけ、確認した。担任は、自分の知る限りではそういうことはなにもなかったはずという。四六時中、うちの子どもを見ていたわけではないだろうから、それもどの程度本当のことかはわからない。でも、とにかく、子どもがあまりそのことを気にしないようにとだけ、そう思って、子どもを膝に載せて、車で帰ってきた。

いい学校なんだけど、世界の幼児教育の最先端からすれば、江戸時代みたいなところのある学校である。子どもの集中力が、どれほど短いものであるかは、全然わかっていない。すべての子どもが武士の子どもであるかのように、ひたすら長い時間の行事への参加を求めるところがある。曲なんて、このデジタル化時代なんだから、長さなんかいくらでも調整できるはずなのに、一曲まるまる踊らせたりするものだから、いくら踊り好きの子どもであっても、4分とか5分とかいうのは長すぎるのだ。見る方だって、しんどい。

そんなことをあれこれ考えながら、今日に至るまで、子どもの様子をじっと観察してきた。今のところ、なにかあったのかなかったのか、あまりはっきりとわからない。はっきりとわからないのは、やはりなにかあったからなのか。ひとつわかっていることは、子どもが嫌がらずに楽しそうに幼稚園に行くことである。なにか特別なことがあったわけではないのだろう。今度は、わたしが過度に考え過ぎないようにせねばと思っている。


23-01-2015 / Friday [長年日記]

_ 前期試験が終わったので、今週いっぱい、少しだけのんびりとしている。午前中、大学に行って、お昼前には帰路につく。帰りにお昼を食べるため、日替わりでいろいろな屋台へ。今週は水曜日と木曜日は、連続して中央市場へ行った。普通の市場は、午前3時頃から午前10時ごろまで開いている。しかし、中央市場は未明から午後4時まで。大学から市場に直行しても、まだ市場のにぎわいがたっぷりと残っている。野菜や果物はいつもスーパーで買うことが多いのだが、市場で買うと、ずっと大きくて、ずっとおいしそうなものが、半分以下の値段で買える。

お昼は、市場の中の屋台で食べた。炭火で調理する焼きそばとか汁そばを食べる。これも飲み物と合わせて100円程度。市中の半分の価格である。しかも、おいしい。

この市場は中央市場を兼ねた観光市場でもある。だから安い服やら工芸品もたくさんある。ちょっと素敵なシャネルカラーのジャケットが、洋服コーナーのメイン通路の裏の屋台に出ていた。いくら?と聞くと、千円だという。縫製も仕立ても文句なしの出来栄え。しかし、この生地が、どこかひじょうに日常的な、いや、毎日どこかで見たことがあるような裏地である。。あ、これってもしかしたら、遮光カーテンかいな?!ときくと、そうだという。おおかた、売れない遮光カーテンを再利用して衣類に仕立て直したのだろうな。。しかし、そういうわけで、意図せざるUVカットジャケット?とか勝手に解釈して、買いました。UVカットではもちろんないわけでだけど、気にせずじゃんじゃんと水洗いできるだろうし。こういう不思議なものがときどきあるのが市場のおもしろいところである。それと、コメコウジも買った。自力で塩麹を作る予定である。ぬか床は、発酵が進みすぎてしまうので、どうもうまくいかない。コメコウジは、こちらの人も普通に使うので、極度に発酵が進み過ぎるということもないかなと、勝手に想像している。衣類を整理する手編みのかごバッグも幾つか買った。おもちゃやでは、子どものブライスもどき人形に着せるような服が一着30円ほど。ちょっと素敵なものを2枚買った。

『本格小説』は、久しぶりに一気読みをして、実に心地よい読書酔いの頭痛を味わう羽目になった。しかし、こういう心底何もかも忘れてただ本のページをひたすらめくる時間の贅沢なことといったらない。まだそのドライブ感が忘れられず、ぼうっとしている。


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