最新 追記
2002|05|09|10|11|
2003|02|03|04|05|06|08|09|10|11|12|
2004|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2005|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2006|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2007|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2008|01|02|03|06|07|10|11|12|
2009|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2010|01|02|03|04|05|06|07|08|10|11|12|
2011|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2012|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2013|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2014|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2015|01|02|03|04|05|06|07|09|10|11|12|
2016|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2017|01|02|03|05|06|07|08|09|10|11|12|
2018|01|05|
2019|01|03|04|
2020|01|06|07|11|
2021|01|12|
2022|01|08|

  1. UtindDitStund (03-08)
  2. ね (10-30)
  3. ぜぶら (10-30)
lost luggages ねぶくろ 書簡
--sleeping bag・g-ism/ist--

22-10-2006 / Sunday [長年日記]

_ 絶対、あそことあそこはつながっているよなー、とか思うものな。でもまだ尻尾が掴めないもの。

スパイスをたくさん使ってカレー。クローブをほんの少しだけ入れると、おいしい。カレーにクローブを入れるというのは、昔、某所の大御殿に居候していたときに、教えてもらった。

来年度の非常勤、男子大学から継続打診の問い合わせ、女子大学からは音沙汰なし。女子大にはもう行きたくない。返事は当面、保留。どんなふうに4月以降を暮らしていくのか、まだわからんからなあ。

_ ひじょうに重要な会議は月曜日に変更されていた。

_ Chittagongの先生から、わたしにD論の指導をして欲しい、セミナーにも出席したいという問い合わせが、CV付きで送られてきていた。が、まったくこの方のことを知らないし、25歳で助教授というのはなんとなく悔しいし(苦)、捨ててしまっていいかなと思うのだけど、宛名が完璧にわたしのものになっている。過去にお会いした記憶ゼロ。宛名は別に間違っていない。嘘メールとかそんなのでもないような気がするのだけど、どうしたものか。というか、わたしに指導する資格がないことくらい、ちょっと調べりゃわかるわけでもある。ということは無視してよろしいというになろう。最近、この手の不思議メールが多い。あと日本に留学したい人が、なぜかプロポーザルのチェックをして欲しいと、次々にファイルを送ってくる。無料で添削サービスをしてくれる人とかいう情報が回っているのだろうか。

_ 最近、急速に学問的に話をする機会が多くなって、唯一、わたしが積極的に携帯電話の番号を教えてしまった某さん、やー、ほんとに頭がいいなあ。ただ一方的に聡明というのではなく、わたしがほんとは一体何を考えているのかということを、どんどんと引き出してくれる人だ。ご夫婦ともに聡明。研究者夫婦って、こんな感じにつねにお互いを刺激しあって、知的な生活を楽しんでおられるのだろうか。だとしたら、今まで研究者とだけは結婚すまいと思っていたが、軌道修正してみてもよいのかもしれない。もっとも、なんだか楽しそうだなあなどと軽佻浮薄に思ってしまうわたしには、そのような日々が訪れることがないことは、確かであろう。

_ 桐野夏生「グロテスク」。こういう小説、もう読むのがしんどくなってきた。一番嫌いなのは、ユリコの姉。この人、なんて名前なのだ。「ユリコの姉」だけでいいのか。そういえば、出張の最後のほう、ドライバーさんとおしゃべりしていたときに、夫は妻のことをなんと呼ぶのかという話になったことがあった。子どもができるまでは、それこそ「妹」だの「ベイビー」だのに類した表現で呼ぶとのこと。「おみつ」とか「おせん」とか、直接に名前を呼びかけることはあまりないのだそうだ。妻は夫を「兄上」とか「おにいちゃん」と呼ぶ。やはり名前を呼びかけることはない。子どもが生まれると、子どもの名前+お母ちゃん、とかお父ちゃん、などと呼ばれる。これは日本でもとてもよくあることなので、別に驚かないわけであるが、名前は記号じゃのう、と深く納得するわけであった。ところがこういった背景に暮らす人にとって、わたしのように社会のどこにも属していない人をどのように呼ぶかは、実は問題のようでもあった。名字で呼ぶべきか、名前で呼ぶべきか。ドクターをつけるべきなのか、まだ大学にポジションはないのだから、ミスでええやろか、いや結婚していないけど、結婚していて当然の年齢なのだから、ミセスくらいに呼んであげてもよいだろうか、いやいやまてよ、それもかわいそうだから、おねえさん、あたりにしておいてやろうか。。という煩悶が見て取れるので、「名前だけでOK」ということにしているのだが、それもまた落ち着かないよう。社会的にどこに属する人なのかがわからないから、わたしのことを第三者に紹介ないしはうわさ話をする際に、困るのだそうである。そんな話を渋滞の中で、延々としていた。「ユリコの姉」という存在に対するわたしの不快感というのは、自分も居場所のない無名の人であることと関係しているのかもしれないにゃ。


21-10-2006 / Saturday [長年日記]

_ 河童国で予定通りに先輩と合流。おいしいものをごちそうしていただく。夜からさらに打ち合わせという先輩と別れて、紀伊国屋へ。ほんとうはもっと先輩と話していたかった。またしても「はよ結婚しいやー」と言われる。会う度に、そして別れる度に、挨拶の前にかならず言われる。来週、河童国へ帰省するという中欧某大学の講師を紹介してやるから、かならず来るようにといわれる。。40歳で、たぶん、いまだかつてガールフレンドがいた形跡はないが、よい人だから必ず出席するようにと言われる。40歳。そういえば、今回の出張中、何かとわたしのことを気にかけてくれて、ほとんど初めて、心底、いろいろと話をした某氏も40歳だった(しらんかった。てっきり、同い年かと思っていた。失礼なことにずっとため口だったものなあ。。人を見た目ではんだんしてはいけない)。奥さんも40歳だった。この河童国の先輩も40歳。40歳の人に助けてもらう一年だったのかな。

紀伊国屋で2時間。疲れたのでフードコートでチャーシューパオとミルクティー。自炊用にいくつか中華系のハーブやカレー用のスパイス調達。ひとつずつパックされているにぎり寿司を買うかどうかさんざん迷って、なぜか化粧品売り場に行って、いつもの香水。そのままホテルに向かう。帰国した翌日にひじょうに重要な打ち合わせがあるので、その連絡を確認するため、インターネット喫茶へ。イギリスから山ほど問い合わせが来ていて、すぐに回答しないといけなかったので、お返事。そのため、重要な打ち合わせの連絡を読むのを忘れたままログアウトしてしまった。ホテルの部屋に戻ってBBCを観ようと思ったら、ブレーカー?が落ちた。一人用の湯沸かしのスイッチを入れからだったらしい。部屋は真っ暗、エアコン停止、遮光カーテンをもうおろしていたので、ややパニックになりつつも、マグライトをさっと取り出してさてとひねったら、電池切れであった。。手探りで電話にたどり着き、とりあえずなにか押してみて、電気が落ちたからすぐに来てくれー、というと、なんと全館、落ちていたらしい。わたしのせい‥じゃないだろうな。。

小一時間またないといけないとのこと。しゃあないなあと、小汚いままベッドカバーに寝転がって、帰国のシミュレーション。飛行機の中ですることとか段取りを考えていると寝てしまった。起きたら部屋は明るくなっていて、テレビもついている。もう夜中の2時。とりあえず、顔を洗って歯を磨いて、一旦寝る。4時半に起きて、シャワー。6時にcheckoutして、いつもの薄いパンがおいしいインド系の朝ご飯屋に行くと、ここのインド系の人はムスリムなのだった。ゆえに、断食期間中は、日没後しか営業していないのだとか。あと数時間早く起きていたら、食べられたのになー、と残念。紅茶だけ飲んでタクシーで空港へ。今度はエコノミー。

一列一人で座れたので、安心して仕事道具出す。隣列の人、いかにも凸凹大学の研究者風の人だった。そういうのって、なぜかすぐにわかるものなあ。書類を3枚ほど作ってから、寝る。爆睡。帰宅してからも、すぐに寝るつもりが、もうなんだか頭が冴えてだめだ。あと、メール、個人的なメールは、最近、ほとんどゼロ。仕事関連のメーリングリストばかりが来ている。友だちが減ったような気がする。もともといたのかどうかもわかんないけどね。。ということで、よい天気なので、洗濯機を回し中だ。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

_ ぜぶら [ そんで帰国されたのでしょうか?  でしたら、おかえりなさい。  いや、あまりにも大変そうなので、メールを出すのもな..]


20-10-2006 / Friday [長年日記]

_ 帰国準備。図書の発送。今回は、人にお願いして送っていただくことができるので、気楽。船便と航空便とに分けるだけでOK。おみやげの類を買いに行き、なぜか総刺繍のブラウスなど買ってしまっていた。。おみやげ、もう考えるのが面倒になり、全員、おなじ物にする。某氏と一緒に最後の晩餐。総刺繍を早速、着ていく。このようなものは、日本で着装すると「あ、なんかヒッピー?」と思われるような気がするので、たぶん、着ないだろう。でもとても気に入っている。

河童国でストップオーバーするので、ホテルの手配など。スーツケースも開けなくてよいように、洗面道具と着替えだけ手荷物に取り分ける。機材も入っているので岩みたいに重くなった。


19-10-2006 / Thursday [長年日記]

_ 伝票の整理とか。わたしは毎晩、その日の会計報告をノートに書いてからしか、眠りにつけない。いくら使ったか、その都度メモしておかないと、物価が安いからといって、散財してしまう傾向があるから。日本円に比して安い、、とかいう発想は持たないようにしないと、際限なくこまごまとしたものを買ってしまうから。誘惑に弱いので、形だけでも反省しておこうと思ってのことであるが、意味があるのかどうか、微妙でもある。反省するという行為に満足してしまっているのかな、とこの頃、反省している。武田泰淳いうところの「反省の似合わない女なのだから、反省などするな」と、ときどき、自分で呟いてみる。

_ 某氏と某先生と語り合う。某公募について、「きみ、そういえばこれに応募するよね?」と、某同僚さんから婉曲な問い合わせがある。出すわけないがな、と回答したところ、安心しましたという返事。。なんだかもうなあ、という気持ちになる。

_ なんかいろいろ複雑な背景の中、いろいろ話を進めていかなくてはならなくて、ちょっとたいへんになりつつある今日この頃です。


18-10-2006 / Wednesday [長年日記]

_ 携帯電話のデータが突然、なぜかリセットされる。大事に取っていたSMSなどが全部きれいになくなった。アドレスは無事に残されていたけれど、いろいろな環境がすべてリセットされていて。さらには自分の力ではもうどうにもできようがなくて、ヘンなソニー・エリクソンの文字が並ぶ画面でがまんしています。。いろいろな携帯が売られているけれど、やはりソニー・エリクソンの携帯が一番、かわいいような気がします。というか、工業デザイン性がものすごく高い。

_ ところで、なぜ電話番号を変更したのにという問い合わせがあったのですが、外国人の所在など、ローカルネットワークを駆使すれば、いとも簡単にわかってしまうようであった。というか、ホテルの人が教えたらしい。プラバシイとかそんなのは全然。


最新 追記
2002|05|09|10|11|
2003|02|03|04|05|06|08|09|10|11|12|
2004|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2005|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2006|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2007|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2008|01|02|03|06|07|10|11|12|
2009|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2010|01|02|03|04|05|06|07|08|10|11|12|
2011|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2012|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2013|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2014|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2015|01|02|03|04|05|06|07|09|10|11|12|
2016|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2017|01|02|03|05|06|07|08|09|10|11|12|
2018|01|05|
2019|01|03|04|
2020|01|06|07|11|
2021|01|12|
2022|01|08|