_ 出発から到着まで、なんだかこまごまと書いていたのが、ふと、気がついたら、一瞬にして消えていました。。なので、あ〜、簡略して近況報告です。
無事に当地に到着したのはよかったのですが、長らく放っていた下宿は、大変悲惨な有様になっていました。子どもも大きくなったのでもう少し広いアパートに引っ越そうと思い、なんとかよいところを見つけたのですが、直前になって大家の家族が住むところがなくなったから〜という理由で突然入居。やむなく、一念発起して下宿をきれいにして住めるようにがんばって、当地でも断捨離をしていました。要らないものの筆頭に、帰国する人や訪ねてきた人からいただいたり、お裾分けしてもらったりで、いつの間にか増えてしまった賞味期限切れの食材あれこれ、というのがあります。そんなのを、もう絶対にどんなにしても食べたり使ったりできないものを優先的に処分。なやましいお酢だとか醤油とかは、もう少しだけおいておこうと思って、また箱詰めしましたが、次に開けるときがあるだろうか。。
子どもは到着した次の日から保育園に入れました。当地の教育熱の急騰状況は、以前から知ってはいたのですが、ほんとにすごいことになっています。大体、本屋の子ども向け図書コーナーが、どこでもほぼ3倍の広さになっている上、以前は学習補助教材系の本か海賊版の日本のマンガばかりだったのに、世界の絵本の某国語訳だとか日本の子どもならだれでも知っているような国際標準のグリム、アンデルセン、アリスや青い鳥、フランダースの犬まで、なんでもかんでも、美しい絵本となって並べられていました。某国の人がこんなきれいな絵本を作るはずがないと思って、よく奥付を読んでみると、やはり外国のものでした。でもこれが、とても売れているのだそうです。3Dアニメ風にデザインされた絵本はとてもきれいで、うちの子も喜んで眺めています。
またジュブナイルというのか、ドメスティックの高学年向け小説もものすごく多種多様に出版されている上に、やはり国際標準(って、わたしの価値観の範囲ではってことですが)の、赤毛のアンシリーズ、小公女やら小公子、若草物語なんかも訳されています。ローラ・インガルスのシリーズももちろん!モンゴメリなんて、「青い城」というとてもマニアックなものまで翻訳されていました。アンクル・トムの小屋とかも。吉本ばななとか村上春樹といった日本の文学は全然影も形もみえませんが、近いうちに出てくるんじゃないかと思います。
とにかく、ちょっと来ないうちに、ほんとにすごいことになっているな〜、そして貧乏なわたしたちはどこに行っても貧困層だなあ〜ということを再確認している毎日です。子どもは、日本語を遠く離れたところに来たというのに、なぜか突然、日本語の童謡を次から次へと歌い出しています。小さい子なりにカルチャーショックを受けているはずなのに、とても元気に気丈に、毎日がんばってくれています。保育園では徐々に本来のいたずらを発揮させているようで、当初の目新しさも薄れてきた今、日本語でいうならば「いじめ」に相当するようなことも、起きているようです。そういうところもなにもかも、きちんと保育園の内部で片付けようとしてくれるところも含めて、とても近代的な教育をしているところのような気がします。す、すごいな〜。大体、この国の未就学児たちを、ちゃんと着席で食事を取らせるように教えているところで、すでに大尊敬です。この国では、逃げるこどもを後ろからじじばばなどが、スプーンを持って追いかけて食べさせるというのが普通なので。
_ そんなこんなで生活に追われているけれど、クリティカルな問題には徐々に対処しつつある。あまり疲れすぎないようにがんばらねばと思っている。
_ 明日からしばらく某国へ行ってきます。いろいろと、クリティカルな局面を迎えている現実に対応するために。辛いことや我慢できないことがあったら、八木重吉の詩を思い出そうと思う。草の上に座るような余裕を持とうと思う。一番最初に海外旅行に出たときは、今となってみれば嘘みたいな話だが、小さなスポーツバッグひとつと、肩掛けショルダー(ずっとずっと、アフタヌーンティーの定番だったビニールのバッグで、結構、長くしつこく使い続けている人が今でもいると思う)の小さいのひとつだけだった。Tシャツ3枚に、Do!Familyのチノパンと綿パン、膝丈のキュロットみたいなのと計3本のズボン(うち、綿パンはパジャマ)、靴下3足、着替え3セットだけだった。化粧品は日焼け止め、ファンデーション、アイブロウペン、リップクリームだけ。なんであんなに荷物が少なかったのだろう。小さなノートには、ぎっしりといろいろなことを書き綴った。レシートも貼った。懐かしいなあ。今は二人になったからというのもあるけれど、小さい人の荷物ばかりで、わたしの荷物は実はほとんどなかったりする。それなのに、毎回トランクはぎっしりになるし、それ以外のサブバッグも、一体なぜこうなるのかわからないが、ぱんぱんにものが入っている。いつか、ほとんど荷物を持たない旅行に行きたいものだ。子どもが大きくなって、自分の荷物を持てるようになったら、もっと楽しい旅ができるだろうか。明日は大雨だという。飛行機が無事に飛びますように。
_ 朝、子どもと一緒にNHK教育をよく観る。「にほんごであそぼ」で、最近、よく歌われる歌がずっと頭の中で回っている。
わたしのまちがいだった/わたしのまちがいだった/こうして草にすわればそれがわかる
八木重吉の詩だそうだ。
わたしも、わたしもそういいたい。明日、草に座りに行こう。
_ 氏子神社の秋祭りへ。母方の祖母の命日でもあることから、本当に長い間、この祭礼に足を運ぶことがなかった。今日は子どもを連れて出かける。御稚児行列は見逃してしまったけれど、その後の儀礼には間に合う。巫女さんが、笹の葉の束を使って、釜に沸かしたお湯を集まった人々に振りかけていくのである。お湯を振りかけてもらえば、向こう一年、無病息災に暮らせるという。子どもも静かに巫女さんの一挙手一投足に目を凝らしていた。儀礼が終わってから、図書館へ本を返却にいき、また金木犀の香りをたぐり寄せるようにして、家路についた。金木犀の花を少しだけ手のひらにとって、子どもの鼻先に近づけると、子どもはぷうーっと息を吹いて、全部飛ばせてしまった!元気でよろしおすな〜、と笑いながら今度は猫じゃらしを摘んで、子どもに持たせた。久々の日本の10月を楽しんでいる。
_ いつの間にか、わたしもマック使いになって早6年ほどになる。最初の数年はWindowsと並行して使っていたのだけど、今では自分のパソコンはMacintoshだけになっている。スティーブ・ジョブズさんは、わたしが知っている何人かのプログラマの人たちの雰囲気に親しいものがあって、もちろん知り合いでもなんでもないのだけど、勝手に親近感を覚えていた。病気ということももちろん知っていたから、心配もしていた。しかしこんなに早くとは思っていなかったから、やはりショックである。まだ若いのにとても残念。もっといろいろな新しいことをやってみたかったに違いないと思う。これでアップルから先見性(ってことばがものすごく頻繁に使われているのが、今回の訃報ニュースで印象に残っている)が失われることがあったりしてはならないと思うのだけど、ジョブズさんだったら、彼だったらどんなことを考えただろうかということを、アップルの人も、ユーザーも、これからは常にずっと考えていくことになるのかなあ。ご冥福をお祈りするとともに、今までありがとうございました、どこで使っても全然ウィルスの心配しなくてよかったので、本当にストレスがなくて助かりましたと御礼を伝えたいです。
_ 足を悪くしていたので、行けなかった子どもの1歳6ヶ月検診を明日に控えて、記入しないといけない用紙を埋めていたら、子どもはなんと成長が早いんだと、驚いてしまった。うちの子どもは、6ヶ月くらいで、もうひとりで座って、ハイハイもしていて、8ヶ月頃にはつかまり立ちをして歩かんばかりになっていた。ひとりで歩くようになったのは11ヶ月の頃。初めて、「おかたん!」と叫んで、走ってきたのがちょうど一歳の誕生日だった。そんなことを思い出しながら、せっせと記入していたら、子どもが普通に何気なく近寄ってきて、いきなり用紙を取り上げてびりっと破いたのだった。満面の笑みを浮かべて、ニカッと笑った。質問項目に、「いたずらが激しいですか」というのがあったので、二重丸をつけたわけである。いや、ほんとにいたずらが激しいんです。毎回、きちんと叱ってはいるけれど、子どもはにかにかと笑うだけなので、もっと本格的に叱るべきかどうかを、明日は聞こうと思っている。ちなみに、夫の某国民は、絶対に子どもを叱らないし、叩いたりもしない。その度量の大きさというか子どもに対する寛容の度合いには敬服するばかりなのだが、日本で暮らしているとなかなかそういうことも難しい。保育園の先生も、いけないことはいけないとはっきり叱るべきだと仰るので、そうだそうだと思いつつも、叱り方というのは意外にも難しいところがあるなと痛感している。食事の進め方なんかもそうで、子どもは基本的にひとりでスプーンを握って、ひとりで食べたい人である。自分の食べ方で、一旦、両手でぐちゃぐちゃにしてから、改めてスプーンやフォークで、自分のペースでゆっくりと時間をかけて、きちんと完食する。そうするとわかっていても、こちらに余裕がなかったり、カレーだとかトマトを使っているようなものを、そうされると、つい「もうそこまで!」とお皿を下げたりしてしまうことがある。実際、食べ物で遊ぶようなことはだめだと教えるためにはお皿をすぐに下げるのは正しいのである。しかし、子どものやり方を尊重するとか考え出すと、大人の忍耐とか、上手にそんな食べ方はだめだときちんと伝えることを考えないといけない。そのためにも、子どもと一緒に自分もテーブルについて、自分の食事をちゃんと取ることが大事だろうと思っているのです。なので、6時頃に夕食を食べて、7時にはお風呂に入って、8時前に寝るようになりました。なので、時々、変な時間に目が覚めてしまって、夜中に眠れず起きていたりします。。もうすぐ1時。今日は、ジョブズさんのことをあれこれ考えたりニュースを読んだりして、余計に目が冴えてきた。
_ ラギ [そちらでの近況がわかってよかったです。とりあえずお二人ともお元気そうなのでよかった。またちょこちょこ教えてくださいね..]
_ ね [元気にしています〜。保育園と幼稚園は、ほんとにおもしろいですよ。こういうところに子どもを預ける親が増えてくれば、公立..]