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  1. ね (06-13)
  2. ラギ (06-11)
  3. ね (06-05)
lost luggages ねぶくろ 書簡
--sleeping bag・g-ism/ist--

29-06-2012 / Friday [長年日記]

_ ひっさしぶりに用事があって朝早い電車に乗った。いつものように、学生アルバイトの若者たちが、律儀に声を出し、真っ白な手袋をはめた指先で確認をして、乗客がすし詰めになった扉をこれまた白いスニーカーのつま先で押さえているのをぱっと離してドアを閉める。徐々に速度を上げる電車に向かって安全確認の緊張を解かずに注視し、車掌と敬礼を交わしてやっとほっと一息をつく。次の電車が車での短い間に、先輩アルバイトが新入りアルバイトに、いかにしてドアを閉める際に、靴先が挟まれないようにするかについての助言を与える。そんな様子を微笑ましい思いでじっと眺めておりました。若いっていいなあという思いもあるし、好きなアルバイトができてよかったねという気持ちもあるし、また全員とても品行方正な育ちのよい青年に見えたりするので、電車に乗るのってやっぱり楽しいよねと思ったりした。

先日の日曜日、我が家の鉄子さんは、えんじ色の電車とモノレールを乗り継いで、はじめて伊丹に飛行機を見に行った。展望デッキにたどり着くと、ちょうどピカチュウ機の搭乗が始まったばかりで、ボーディングブリッジを搭乗客がどんどん進んでいるのが見えた。その間にも、新しいボーイング787が到着したり、ボンバルディア機が離陸したり、空港はたいへん忙しい。母親がすっかり心奪われて、にわかカメラ小僧となってぱちぱち写真を撮っている間、乗り物オタクの子どもはいつのまにやら展望デッキ全体に配置されている高級生活用品および家具屋の中に入り込んでおり、しかもちゃっかりキッズコーナーで売られている、なにもこんなところで買わんでもええやんか的なこどもグッズをしっかりと握りしめていた模様。こどもを捜索に行って、渋面を隠しながら、バカ高いうさこちゃんの防犯グッズを買うことになってしまった。子どもを抱えてピカチュウ機の離陸を見に、慌ててデッキへ舞い戻り、興奮して眺めていたのだけど、子どもはすっかり疲れ果ててしまっていた。ハーブ園みたいなところでお弁当を無理矢理食べて、またモノレールに乗って帰途についた。一番後ろの車両にのったところ、モノレールはワンマンカーなので、車掌がいない。子どもも残念がっていたけれど、わたしもちょっとつまらない思いをした。

まあいろいろありますが、乗り物に乗るのはいつでもとても楽しいです。


28-06-2012 / Thursday [長年日記]

_ 今は昔、今や◎×大学の重鎮某氏、△◆大学の最重要人物某女史、×÷Σ大学の主柱たる第二某氏など、そうそうたる先輩方の末席で、某御大のκβα茫々論というゼミの末席を汚していたことがありました。その先輩の某女史から連絡が世紀末以来初めてあり、畏れ多い思いをしながら開封してみると、某所にて博士論文を書いている某国人博士学位候補者の博論の外部審査員をして欲しいという依頼でありました。もちろん恐悦至極に存じますが、其れがしは斯様な器ではござりませんとお詫び申し上げたのでありました。しかしひじょうにお世話になった先輩でもあったので、念のため、わたしの専攻の先輩にも相談してみて、もっとも適切な方をご紹介申し上げました。久しぶりの小僧仕事で、緊張しましたが、某国研究のうち、某分野に関しては、先陣研究者があまりにも偉大すぎて、後継者が育たなかったんじゃないかなと言う説があったりもします。まー、わかんないんですが、そんなことを思いがけず電話で長々と某先輩と語り合ったりしてしまいました。某国へ移住した別の某先輩女史からちょうど近況を知らせるメールが来たばかりでもあったので、そのこともついでにお知らせして、旧交を温めたのでした。みんな滅多なことでは顔を合わせることはないのですが、なんだか面白いなあと思って、久しぶりに楽しい夕方でした。


20-06-2012 / Wednesday [長年日記]

_ 「オリエント急行の殺人」再読。これが一番好きかもしれない。なぜならば、人間のドラマの要素が一番ダイナミックに扱われているためだと思う。またどんなに省略しようと脚色しようと揺るがない小説の骨格が見事に構築されているため、ドラマ化(映画化)されたものと小説との齟齬が極めて小さい。そのため、映画を先に見た読者は、単なるドラマのシナリオを再読するだけでない躍動感をさらに追体験できる。クリスティが劇作家としても見事な手腕をみせていたことを思えば、当然といえば当然のことなのかもしれない。視覚的なことこの上ない小説。少し都合がよすぎたり、うそーというしかない筋書きや、もっと説明してよ!という小さな破綻というか、小さな無理は確かにある。でも読んで楽しいという読書の最大の魅力が、この小説の全体にちりばめられている。つまりは、次にどうなるかを知りたいばかりにページをめくる手が止まらないということである。わたしは映画版に出演していたローレン・バコールが大好きなので、この映画がテレビで放送される度に、万難を排して観ることにしている。またそろそろ観たくなった。


13-06-2012 / Wednesday [長年日記]

_ NHKの大河ドラマをなんとか観たいと思っているのです。視聴率アップの貢献したいとかそういうこともあるし、松山氏が好きだとかそういう理由ももちろんあります。ところが、今、我が家ではテレビはすっかりと封印されているのです。うちの子どもが初めて「清盛」を観たとき、なんだか怖い顔をしたはげ坊主の人がアップになったのです、運悪く。。爾来、子どもはテレビすべてを怖がるようになり、とくに時代劇ドラマの登場人物はすべて「オオカミ」だと思い込んでいます。なぜオオカミなのでしょう?もう全力で知りたいです。子どもは少し前まで「どろぼう/とうぞく」が一番怖いと思っていました。それが今はオオカミです。お風呂で水遊びに一所懸命になって、湯船になかなか入ろうとしないとき、「オオカミさんが来るよ」というと、怯えた顔で湯船に飛び込み、わたしにしがみついて離れようとしません。なのでお湯から上がることができず、「オオカミさんはもう行ったで−」というのですが、子どもはまさかおかーちゃんがウソをつくとは思っていないので、「まだいる」と信じ込んで泣くこともできないくらいにびびりまくっています(申し訳ないですが、おかしくて仕方がなかったりします、ごめん、子どもよ)。食事中、わざとスプーンを落としたりするので、「オオカミさんが見てるかもしれへんよ」というと、ビデオを停止させたときのようにぴたりと動きが止まってしまいます。一番困るのは、テレビ全体を怖がるようになったことで、またいつ「オオカミ」が出てくるかわからないと思ってか、おかあさんといっしょも見なくなってしまいました。絵本の「3匹の子豚」では、最後にオオカミは煙突から落ちて、暖炉にかかっていたスープの大鍋に落ちてしまいます。子どもはそれで安心するのでしょう。この2ヶ月近く、夜は「3匹の子豚」しか読まなくなりました。ちょっと心配になって、耳の先生でもある児童心理学の先生に相談しようかと思いました。その前に、保育園の先生にも聞いておこうと思い、今朝、相談しようとすると、子どもの友だちがわたしのところにやってきて、なぜかこそっと内緒話を耳打ちしてくれようとします。なになに?と聞けば、、、。なんと保育園のトイレコーナー(おまるがたくさんあるところ)に、オオカミが住んでいるとのこと!保育園全体がオオカミを怖がっているんかいな!オオカミは何かの暗喩なんでしょうか。トイレの花子さん的な何か?そういうわけで、「ぐりとぐら」で、ふたりが作ったカステラを、オオカミさんもまた一緒ににこにこと食べているところを一所懸命読むのですが、子どもはこれはオオカミの皮を被ったオオカミだと思っているがごとく、全然、信用していません。オオカミだって、そんなに悪いヒトじゃないんだぜと思うんですが、こういうのも、あるとき突然、考え方が変わることもあるかと思って、ふたりでオオカミに怯えている毎日です。


11-06-2012 / Monday [長年日記]

_ 月曜日の朝から息切れしている。子どもを保育園に送る際の、半ば予定行事なのであるが、子どもがとにかく大泣きに泣いて暴れる。世の人は、この状態を「暴暴」などと呼んだりするそうだ。うちの子どもの場合、もうとにかくそういうことばを通り越して、保育園を揺るがすほどの事態になっていたりするのです(笑)。とにかく、家を出てから保育園に着くまで、辺り一面に響き渡る大声で泣き、通勤通学の人びとの中には、これが誘拐だったらあとで見て見ぬふりしてしまったという自責の念を覚えずにすむようにと思ってか、声をかけてくれる人もいるくらいなのだ。朝の貴重な時間を割かしてしまって申し訳ない。保育園に着いても、扉が開けられない。扉を開けるために片手をノブにかけると、片手で子どもを抱くことになる。その間隙を突いて、子どもは素早く脱走するのである。扉の前の攻防戦で、まず給食室の先生が出てきてくれて、その間に登園したお友達のおばあさんが園長先生に知らせてくれた。小さい組のときの先生が、爆発的な大声を遠くで聞きつけて、あ、これは、もしかして、、と玄関に出てきて下さった。そのときにはもう園長先生が来て抱っこしてくださっていたのだが、ふとした隙をついて、先生の腕を離れて、玄関に猪突猛進していた。靴下のまま、わたしもダッシュして、タッチの差で正門の扉を閉めて、なんとか捕獲体制を取る。園長先生がおいかけて来てくださって、やっと完全捕獲。あ〜。小さい組のときの先生が、「月曜日の朝はみんなそうですよ。でもわたしは某暴ちゃんのあの泣き声が懐かしかったです♪」と言ってくれた。。朝からハーフマラソンしたようなエネルギーを使った。。元気なことはよいことだけど、ちょっと度を超してるんじゃなかろうかと、心配したり。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ ラギ [えーと、うちもすごかったです(苦笑)。号泣しすぎで保育園の玄関におう吐なんて前科もたっぷりあります。それに余裕なく対..]

_  [わわわ、、、そ、そうなんですか、泣きすぎで吐いてしまうこともあるとは!おかあさん、びっくりしたでしょうねえ。。 でも..]


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